初心者でも失敗しない上手なグラボ選びのポイントって何?

グラフィックボード(グラボ)

ASUS Nvidia GTX1070TI搭載ビデオカード TURBO-GTX1070TI-8G

グラボには様々な種類のものがあるため、どれを選べば良いのか迷ってしまうと思います。

特にグラボを初めて交換する人にとっては、一体どれにすれば良いのかが分からず、なかなか購入に踏み切れない人もいるかと思います。

今回は初心者にも分かりやすいように、グラボを選ぶ上でのポイントを分かりやすく解説します。

今回紹介するポイントさえ押さえておけば、上手なグラボ選びが出来ると思いますので、是非役立ててみて下さい。



おすすめグラフィックボード製品ランキングはこちら





グラボを選ぶ前に確認しておくこと

グラボを選ぶ前に、まずいくつか確認しておくことがあります。

それらの確認事項を箇条書きにまとめます。

  • 自分のPCケースに、物理的にグラボが入るスペースがあるかどうかを確認する
  • 自分のPCにグラボを差し込む為の、PCI-Express3.0×16スロットがあるかどうかを確認する
  • グラボが補助電源を必要とする場合は、自分のPCの電源ユニットに補助電源があるかどうかを確認する

以上のことをまず最初に確認してみましょう。

これらの確認事項について、もう少し詳しく解説していきます。

自分のPCケースに収まる大きさのグラボを選ぶ

グラボ初心者の方でよくある失敗がこれに当たります。

グラボには性能やメーカーの種類などによって、様々な大きさのグラボが存在します。

性能が高いグラボほど、サイズが大きくて長い場合がほとんどです。

例えば、一般的なメーカー製のデスクトップパソコンなどは、省スペース型のPCケースの場合がほとんどです。

そういった省スペース型のPCケースには、性能が高くて大きな設置スペースを必要とするグラボは入りきらない場合があります。

逆に、自作パソコンなどでよく使われるようなフルタワーPCケースやミドルタワーPCケースの場合は、PCケースそのものが大きいので、大体のグラボが収まります。

今自分が持っているPCケースがどれぐらいの大きさなのかをメジャーなどで測ってみるのもおすすめです。

ただ、先ほど解説したように、自分のパソコンが省スペース型の場合は、GTX1080などのような性能の高いグラボは入りきらないかと思います。

この点を解消する方法は後で解説します。

パソコン内部にあるマザーボードのPCI-Express3.0×16スロットの有無を確認する

最近の新しいパソコンの場合は特に心配のいらないことなのですが、一昔前の古いパソコンの場合だとPCI-Express3.0×16のスロットが無い場合があります。

このスロットが無いとグラボを差し込むこと自体が出来ないので注意が必要です。

PCケースを開けてマザーボードを見てみると、横長に切り込みが入ったレーンがあるかと思います。

また、小さい文字で「PCI-Express3.0×16」と書かれてあれば大丈夫です。

ゲーミング向けのマザーボードの場合だと、PCI-Express3.0×16のスロットが2本以上あることもあります。

多い場合では4本あることもあります。

自分のパソコンの電源ユニットを必ず確認する

デスクトップパソコンには本体等を動かすための電源ユニットと呼ばれるものが必ず付いています。

その電源ユニットにも様々な種類があります。

大体はワット数などで種類が異なり、400Wのものもあれば700Wなどのものもあります。

500W以上のワット数の大きい電源ユニットの場合だと、大抵の場合では補助電源と呼ばれるケーブルが電源ユニットに付属しています。

性能が高くて電力を多く必要とするグラボでは、この補助電源が必要となる場合がほとんどです。

省スペース型のパソコンの場合だと、グラボを差し込むという事が前提に作られていない場合があるので、ワット数の低い電源ユニットが付いている場合が多いです。

そういった場合だと、補助電源のケーブルが伸びていない場合があるので注意が必要です。

先ほど解説したグラボの大きさの問題でもあったように、この点については解決策を後で解説します。

以上がグラボを選ぶ前に必ず確認しておきたいことです。

とりあえずこの3つのポイントを押さえておけば、グラボを選ぶ上で大きな失敗には繋がりません。



おすすめグラフィックボード製品ランキングはこちら





自分の使用用途に合わせて上手にグラボを選ぶ

例えば自分の遊びたいゲームが、一昔前の様な比較的動作が軽くて負荷が少ないゲームならば、それほど性能の高いグラボは必要ありません。

逆に最近発売されたような綺麗なグラフィックで負荷のかかるゲームの場合では、ある程度性能の高いグラボでないと快適に遊べません。

PCゲームの場合は、ゲーム内のグラフィック設定を細かく調整することが可能です。

そのため、自分が遊びたいPCゲームがあるのであれば、そのゲームの最低動作環境に記載されているグラボを用意すればとりあえずは大丈夫と言えるのです。

グラボ選びで大事なのは、自分がグラボを使ってどんなことをしたいのかをはっきりと明確にすることです。

では具体的に、主な使用用途を例に挙げて、グラボ選びのポイントを解説します。

一昔前の負荷の軽いゲームをする場合

負荷の軽いゲームでは性能の高いグラボは必要ありません。

そういった場合におすすめなグラボは、補助電源を必要としない「ロープロファイル型グラボ」です。

こういったタイプのグラボは補助電源を必要とせず、サイズもとてもコンパクトです。

そのため、省スペース型のパソコンにも比較的簡単に取り付けられるのがメリットです。

ロープロファイル型のグラボでおすすめなのは、NVIDIA製のGTX750tiやGTX1050tiなどです。

GTX750tiとGTX1050tiを比較すると、性能はGTX1050tiの方が高いです。

GTX750tiのグラボは一昔前のグラボなので、最近発売されたような負荷がかかるゲームなどには不向きではあります。

しかし、少し前に発売されたようなゲームや軽めのオンラインゲームなどをするのには十分な性能を持っているグラボです。

GTX1050tiはまだまだ現役で使えるグラボで、最近発売されたような負荷のかかるゲームでもグラフィック設定を下げたりすれば十分活躍できるグラボです。

この両者のグラボは、価格が比較的に安いのでコストパフォーマンスに優れたグラボと言えます。

最新ゲームを綺麗なグラフィックで遊びたい場合

ASUS Nvidia GTX1070TI搭載ビデオカード TURBO-GTX1070TI-8G

こういった場合のグラボを選ぶとなると、サイズが大きくて補助電源が必要となると思います。

2019年の時点でNVIDIA製のグラボでハイスペックなモデルとなると、RTX2080tiなどがあります。

ただ、RTX2080tiは現時点ではとても価格が高くて簡単に購入するのは難しいと思います。

そこでおすすめなグラボがNVIDIA製のGTX1070tiです。

GTX1070tiはGTX1070の上位モデルで、さらにその上をいくGTX1080に近い性能を持つ、コストパフォーマンスに優れたグラボです。

様々なゲームを遊ぶことが出来るうえ、製品によっても異なりますが、補助電源が8ピンで済むのが魅力的です。

500W位の電源ユニットなら、8ピンの補助電源が付いていることが多いので、GTX1070tiは非常に導入しやすいグラボと言えます。

グラボ選びにおいては他人のレビュー記事などが意外と役立つ

ネットショップのレビュー記事やブログ記事などには、実際にそのグラボを使用した感想などが書かれています。

また、「このパソコンで使用して動いた」、「このグラボを使ってこのゲームが快適に遊べた」などと、とても役立つ情報が掲載されています。

そのグラボの良い点や悪い点などを知ることが出来るので、グラボを選ぶ上での一つの物差しとして役立ててみて下さい。

コンパクトサイズのロープロファイル型グラボがおすすめ

初めの方で解説しましたが、性能の高いグラボはサイズが大きくて場所を取ります。

例えば、今使っているパソコンが省スペース型のパソコンで、あまり大きなサイズのグラボを取り付けられない人にはロープロファイル型のグラボがおすすめです。

先ほどGTX750tiやGTX1050tiを紹介しましたが、これらのグラボは価格も安くサイズが小さいので取り付けがしやすいです。

あまり値段をかけなくても、意外としっかりと遊べるゲーミングPCが作れてしまうのがとても魅力的です。

まとめ

グラボ選びはポイントさえ押さえれば意外と簡単に選べるものです。

初心者の場合、色々と複雑に感じてしまい、なかなか購入に踏み込めずに迷うこともあるかと思います。

まずは難しく考えずに、「自分がグラボを使ってどんなことをしたいのか」、「どんなゲームを遊びたいのか」をはっきりと明確にすることから始めましょう。

参考URL・参考文献・根拠など

https://chimolog.co/bto-gpu-install-guide/
https://www.pc-master.jp/jisaku/graphicsboard-k.html
https://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1061882137.html