グラフィックボードのファンはホコリが堆積しやすい
目次
グラフィックボードのファンとは
デスクトップパソコンを使用して、ネット動画の視聴やネットゲームをプレイされる方にとって、グラフィックボードは非常に重要な部品だと思います。
そして、このグラフィックボードは、GPUを搭載しているため、高負荷時には高温となります。
そのため、グラフィックボードには冷却用にファンが取り付けられている製品が多々あります。
この冷却用ファンに動作不具合が生じた場合、グラフィックボード自体が高温となり、ハンダの溶融や電子部品の破損に直結します。
この重要な冷却ファンにおいて、メンテナンスが不足している場合があります。
実際にどのようなことがあるか説明したいと思います。
グラフィックボードのファンにはホコリが堆積しやすい
それは、冷却ファンにホコリが堆積していることです。
そもそも、冷却ファンは周囲の空気をグラフィックボードのGPUに当てています。
しかし、ファンにホコリが堆積することでファンの回転に負荷がかかり、回転能力の低下や羽自体にホコリが付着するため送風量の現象が発生します。
そもそも、グラフィックボードが取り付けされる場所は、非常にホコリが堆積しやすい場所になっています。
特に電源ユニットはホコリ集めてしまい、真下にあるグラフィックボードにそのホコリが落下します。
グラフィックボードのファンのホコリは重大な損傷につながる恐れあり
まだ、冷却ファンへのホコリ堆積だけであれば問題ありませんが、GPUと基盤の間にホコリが入り込んだり、冷却ファンの回転に負荷がかかりモーターが破損した場合などは、大問題になります。
GPU自体はパソコンのCPUのように簡単に交換出来ませんし、冷却ファンも単体で購入が出来ません。
購入できる可能性があるのは、インターネットオークションです。
しかし、自分の使用しているグラフィックボードのジャンク品が出品されている可能性も低く、自分と同様に冷却ファンが故障したものの可能性もあります。
基本的にグラフィックボードの冷却ファンが故障した場合は、それ以降の対応策がありませんので新品または中古品を購入することになります。
10万円や20万円といったグラフィックボードをお使いの方にとっては、非常にショックな出来事だと思います。
グラフィックボードのファンのホコリを取り除くには
グラフィックボードの冷却ファンへのホコリの付着・堆積は、事前に対応することでその後のリスクを低減することが出来ます。
対応方法は、非常に簡単なことで定期的に冷却ファンを清掃する事です。
清掃方法は、ウエットティッシュや綿棒などでホコリを取り除き、最後にエアーダスターを吹き付けて終了です。
意外に簡単な方法で、グラフィックボードの延命をすることが出来ます。
冷却ファンにホコリが堆積すると、冷却能力が失われる
筆者自身の経験ですが、グラフィックボードがホコリまみれになり、修理不能になったことがあります。
また、CPUの冷却ファンおよび冷却フィンにホコリが堆積してしまい、CPUが冷却不能となり破損させたことがあります。
その2つを経験した際、やはりパソコンケース内に大量のホコリが堆積しており、各冷却ファンは機能不全いなっていました。
その経験から、定期的にパソコンケースを開放し、内部のホコリを除去したり、ホコリの浸入口にメッシュを取り付けるなど様々な対策を実施しています。
友人などのパソコンが故障した際もケースを開放したところ、大量のホコリがマザーボードやグラフィックボードを覆い尽くしていました。
冷却ファンにとってホコリは最大の敵だと考えます。
また、グラフィックボードのように冷却ファンの交換が出来ないものについては、徹底した管理が重要だと思います。
まとめ
もし、パソコンを購入以降、一度もメンテナンスをされていない方がいらっしゃいましたら、一度ケースのカバーを開けてみることが必要です。
夥しい量のホコリが各基盤を覆い尽くしていると考えます。
それでは皆さん、冷却ファンのメンテナンスにはご注意をお願いします。