どうすれば良い? ビンディングシューズを履いて足が痛い時の対処方法
ビンディングシューズを使ってサイクリングをしていると、足が痛くなってしまうという方も中にはいることでしょう。
最初にうちは慣れていないのが原因かと思うものですが、毎回痛くなれば、それはやはり不慣れが原因ではないということになります。
では、どうすれば良いのでしょう?
ここではそんな、ビンディングシューズを履いて足が痛い時の対処方法について紹介します。
ビンディングシューズを少し緩くする
ビンディングシューズを履いて自転車の乗る時に足が痛くなるのは、ビンディングシューズを締めすぎているからだという可能性があります。
ビンディングシューズを履くときには、そのビンディングシューズと足の間には遊びをなるべくなくし、しっかりと締めた方が良いと聞いたことがある方も多いでしょう。
確かにしっかりと締めた方が靴擦れの危険などが無くなりますし、足の力もしっかりと伝えることが出来るようになるでしょう。
しかし、しっかりと締めつけるということは、それだけ足を圧迫するということになります。
だから、そのせいで足が痛くなることもあるのです。
なので、もしビンディングシューズを履いていて足が痛くなってしまうのであれば、これからは多少今よりも緩めて乗るようにすると良いでしょう。
足はむくんだりするということも考える
足は、ずっと同じ状態であるわけではありません。
ちょっと疲労が溜まったり、あるいはちょっと水分を摂り過ぎたりしたら簡単にむくんでしまうものだと言えます。
そうして足がむくんでしまっているのに今までと同じようにきつくしめていたら、当然ながら足は痛くなってしまうでしょう。
だから、むくみに対してもしっかりと気を付けて締め付けていく必要があるのです。
疲れが溜まるとむくむ
また足は、疲れが溜まるとむくむということもあります。
だから、ビンディングシューズを履いた状態で長くサイクリングをしていると、最後の方には乗る前よりもはるかに足がむくんでしまっているということもあるでしょう。
そういうことがあるので、乗っている途中の足がむくむことも考えていかないとなりません。
もちろんだからといって遊びがあり過ぎると逆に足が痛くなることもあるので、すごくゆるくすればよいというわけではありませんが、少なくとも今よりはゆるくしていった方がよいことは間違いないでしょう。
サイクリング用の靴下を履く
ビンディングシューズを履いていて足が痛くなってしまうという方は、もしかしたらサイクリング用の靴下ではなく、一般的な量販店で売っているような、一般的なスニーカー用の靴下などを使っているのではないでしょうか?
確かにそうした靴下を使っていても、ビンディングシューズは履くことは出来ます。
でも、やはりそういう靴下とサイクリング用の靴下では、全然違います。
サイクリング専用には縫い目がない
サイクリング専用の靴下には、縫い目がないのです。
縫い目がないということは当然、その縫い目によって足が圧迫されることがないということになります。
サイクリング専用の靴下ではない靴下には、ほぼほぼ100パーセント縫い目があるでしょう。
縫い目があるということは、その上からビンディングシューズをしめていくと、その縫い目によって足が圧迫されることになってしまうのです。
そうして足が圧迫されていったら、そのせいで血流が悪くなることもあるでしょう。
血流が悪くなってしまったら、当然次第に痛みを感じるようになります。
そういうことがあるので、普通の靴下を履いてビンディングシューズを履いていると、足が痛くなってしまうことがあるのです。
もし心当たりがあるのであれば、この機会にサイクリング専用の靴下に変えてみると良いでしょう。
そして、その圧迫感から解放されていきましょう。
蒸れづらいという利点もある
サイクリング専用の靴下には、蒸れづらいという利点もあります。
汗をかいてしまい靴下が蒸れてしまうと、それによって靴下と足の摩擦は大きくなります。
となると当然痛みを感じる事も増えてくるでしょう。
それだけではなく、ずっと足が蒸れていたら、それによって足がふやけてきて、だんだんむくんでくることもあるでしょう。
そうしてさらに痛みを感じやすくなってしまうのです。
そうなることを防いでくれるサイクリング専用の靴下は、非常に頼りになる存在だと言えるでしょう。
サドルの位置を少し下げることも有効
ビンディングシューズを履いていて足に痛みを感じると、その原因はビンディングシューズにあるのではないかと思うのが普通です。
でも、場合によってはその原因は全然違うところにあったりします。
たとえばその原因が、サドルの高さだったりすることがあるのです。
サドルの高さが高すぎたりすると、ペダルをこぐ際に力を入れづらくなります。
そうして力が入れづらくなると、当然やや無理な状態で足に力を入れることになるでしょう。
そんなやや無理な状態で足に力を入れるというのが、ずっと続いたらまず足が痛くなります。
それは確かに10キロとかそれくらいいくくらいで、足が痛くなるということはないかもしれません。
もちろんその場合でも、そのダメージが蓄積されていれば痛くなることはありますが、ただ普通に10キロ走るくらいであれば、多少無理な体勢で漕いでいても痛くなることはないはずです。
しかし、ビンディングシューズを履いて走る時に、10キロくらいしか走らないということはまずないのではないでしょうか?
だいたいの場合で30キロとか40キロとか走ることになるでしょう。
それだけの距離走ることになれば当然足にかかる負担も積み重なっていくので、足が痛くなることもあります。
なので、サドルの位置にもしっかりと気を使わないとならないのです。
正しいサドルの位置とは
では、そもそも正しいサドルの位置とはどこになるのでしょうか?
ビンディングシューズを履いて走っていても足が痛くならないような正しいサドルの位置とは、ペダルが一番下に来た時に、膝に余裕がある位置になります。
そこで膝に余裕がないということは、その分の不利を補うために足の他のところに力を入れてカバーしないとならないということになります。
だから、膝にある程度余裕がある位置が正解になるのです。
インソールを変えてみる
ビンディングシューズを履いていて足が痛くなってしまう時には、インソールに原因がある時もあるでしょう。
だから、インソールを変えてみるというのもおすすめです。
足にしっかりフィットするインソールだったり、或いはやややわらかめのインソールだったり、逆に極薄でやや硬めのインソールもあります。
だから、そうした色々なインソールを試してみて、どれならばあまり痛みを感じないか、自分の足に合うものをさがしてみると良いでしょう。
靴の外のかたちが重要ならば、靴の中だって重要に決まっています。
なのでインソールを変えるということはすごく効果的で、大切なことなのです。
色々試すと費用は掛かるでしょうが、足が痛いまま乗り続けるよりははるかにましなはずです。
まとめ
ビンディングシューズを履いて足が痛い時には、是非こうした対処方法を試してみてください。
どれもちょっとしたことではありますが、こういうちょっとした事が原因で足が痛くなってしまうのが人間なのです。
足が痛いまま走り続けると、それをかばおうとしてまた別のところが痛くなることもありますから、是非早めに対処していって下さい。