アリ? ナシ? ビンディングシューズを中古で買うことのメリットとデメリット
ビンディングシューズには、興味があるけど、値段が高いからなかなか手が出せないという方もたくさんいるでしょう。
もちろん安いものはある程度安いですが、それでもできればもっと安く買いたいと思うものです。
そう思った時に選択肢に上がるのが中古でしょう。
でもビンディングシューズを中古で買うことにはメリットもあればデメリットもあるのです。
中古で買えば安く買える
まず一番のメリットは間違いなく、中古でビンディングシューズを買えば安く買えるということでしょう。
中古で靴を売るという時には、売る方もあまり高い値段で売れることは期待していないことが多いです。
それは、スポーツに使う靴でも、スニーカーなどの一般的な靴でも同じことです。
なぜなら、一度誰かが履いたものになるからです。
いうなればそれは肌着のようなものです。
夏場に誰かが着てたくさん汗をかいたような肌着が売られていても、やはり躊躇してしまうものです。
だから、あまり高い値段で売れないものなのです。
足というのは、人の身体の中でも特に汗をかくようなところだと言えます。
そうしてたくさん汗をかくわけなのですから、当然肌着のように、靴の中にもたくさんの汗がついているでしょう。
誰もがソレを意識してしまうから、中古の靴はそこまで高い値段にならないことが多いのです。
なので、ビンディングシューズを買おうとしたら、かなり安く買えることもあります。
洗ってあるものもある
基本的に中古でビンディングシューズを買おうとしても、それが特にあらわれていないことも多いです。
しかし、マレにきちんと洗ってから売っているところもあります。
もしきちんと洗ってもらえていたら、別にその中で汗をたくさんかいていようがいまいが関係なくなります。
だから、問題無く購入することが出来るでしょう。
もちろんそれでも気になるというのであれば、中古でビンディングシューズを購入することは向いていないと言えますが、そうしてきちんと洗濯さえしてくれていたら、気にならないという方は多いのではないでしょうか?
そういう方は中古で、洗濯されているものをさがしてみるのがおすすめです。
皮が柔らかくなっていることがある
中古でビンディングシューズを買うことのメリットは、価格が安いくらいだと思っている方も多いかもしれません。
ですが実は、それだけではないのです。
中古でビンディングシューズを買うことのメリットは、その皮の質感にもあります。
中古品ということは、それだけしばらく使われていたということになります。
しばらく使われていたということは、皮もある程度やわらかくなっているということです。
なので、新品の靴のように足が痛くなってしまうとか、そういうことがなくなるのです。
つまり、買ったらすぐに足になじむ可能性が高いということになります。
自分で皮を柔らかくさせていくのが楽しいという方もたくさんいるとは思いますが、その作業に別に興味がないという方も同じようにたくさんいるでしょう。
だから、もしそれに興味がなく、最初から柔らかい方が良いというのであれば、そういう人は中古でビンディングシューズを買うのがおすすめです。
皮が伸びているのがデメリットになることも
皮がやわらかいというのはメリットではあるのですが、時にそれがデメリットにもなることがあります。
なぜなら、皮がやわらかいということはつまり、皮が伸びているということになるからです。
皮が伸びているということは、いざそれが届いて、履いてみたら、思っていたサイズ感よりもやや大きく感じる可能性があるということになります。
もちろん多少大きい位であればインソールを入れたりすれば対処することは出来ます。
しかし、中にはそうして対処できないくらいに伸びてしまっているものもあるでしょう。
サイズが合わないと靴の実力も発揮できない
そうして思っていたサイズとは違い、そのビンディングシューズが大きすぎるというような状況になったら、そのビンディングシューズの実力は発揮出来なくなります。
大きすぎると中で足に遊びが生まれてしまったりして、足の力がしっかりとペダルに伝わらなくなるでしょう。
そんな風に力が伝わらないのであれば、あえてビンディングシューズを購入した意味なんてなくなってしまうでしょう。
だから、皮が伸びてしまっているというのは大きな問題と言えます。
皮が伸びていないものを選ぶには
でも、中古でビンディングシューズを買う時に、皮が伸びているものを選ばないようにするコツもあります。
それが、なるべく新しいとビンディングシューズを選ぶということです。
それが発売されてからあまり日がたっていないビンディングシューズを選んでいけば、そこまで酷使はされていないはずです。
ということは、皮もまだそこまで伸びていない可能性が高いです。
多少やわらかくなっているくらいでしょう。
だからちょうど良いものを選ぶことが出来るようになるのです。
もちろんそれだけで必ずしも皮が伸びていないものを選ぶことが出来るわけではありませんが、可能性としては伸びていないものを選べるようになるはずです。
発売からまだ日が浅い分、どうしても値段はやや高めにはなりますが、それでも最新モデルを新品で買うよりははるかに安く買えることは間違いないですから、是非そうしてみてください。
病気などがうつる可能性がある
中古でビンディングシューズを買うデメリットとして、もう一点、病気がうつってしまう可能性もあるということが挙げられます。
というのも、中古でビンディングシューズを買うということは、だいたいの場合で前に誰かがはいていたということになります。
でもその、前に履いていた誰かが必ずしも健康体とは限りません。
たとえば、前にそれを使っていた人が、水虫だったという可能性もあるわけです。
では、前にそれを使っていた人が水虫だったらどうなるでしょうか?
次にソレを使う自分にもそれがうつってしまう可能性が出てくるでしょう。
水虫というのは、感染力がすごく強いことでお馴染みです。
たとえば、水虫の人が歩いたところを歩くだけでも感染してしまうようなものなのです。
ということは、同じ靴を使用していたら、うつってしまうこともあるでしょう。
そういうデメリットも頭に入れておかないとならないでしょう。
治療費で新品を買うのとトントンになることも
確かにその確率は決して高いとは言えません。
しかし、実は現代では5人に1人が水虫だと言われています。
そんな状況なのですから、絶対にそれがおこらないとは言えないのです。
もし万が一そうして水虫がうつってしまったら、それを治療するためにいろいろと手を尽くさないとならなくなるでしょう。
薬を買ったり病院に行ったり。
そうしていろいろ手を尽くそうとすると、結果的にその治療費が高くなり、治療費プラスその中古のビンディングシューズの購入代が、新品のビンディングシューズを買うのと同じくらいになる可能性もあります。
もしそうなったら、損をした以外の何ものでもなくなってしまうでしょう。
まとめ
ビンディングシューズを中古で買うことには、金銭的なメリットや、履きやすさ的なメリットはあります。
しかし、その一方で病気をうつされるリスクや、皮が伸びすぎてしまっている可能性があるというリスクもあるのです。
なので、中古でビンディングシューズを買う時には、割と慎重に買っていかないとならないことは間違いないでしょう。