ママチャリのブレーキワイヤー調整と交換はどうするの?

ママチャリ・シティサイクル

ブレーキワイヤー調整

ママチャリは、日常生活に簡単に取り入れる事のできる移動手段です。

通勤や通学、買い物まで利用用途は幅広く、多くの年齢層の方が利用しています。

そして、日常生活に取り入れるため、走行中の安全を確保するためにブレーキのメンテナンスが必要となります。

特にブレーキの効きが悪い、または全然止まらないと感じた際は直ぐに対応が必要となります。

自転車は、自分自身だけでなく通行者など多くの人に危険を与えることもあります。



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1.ブレーキの効きが悪くなったらアジャスターを調整しよう!

新品のママチャリを購入し、暫らくするとブレーキの効きが少しづつ悪くなっていきます。

その理由は、ブレーキワイヤー自体が伸びることでワイヤーのテンションが落ちていることが原因です。

そもそも、ブレーキワイヤーは細い鋼線を撚り合わせたものを使用しているため、引っ張ったり緩めたりすると少しずつ伸びます。

そのため、ママチャリを含め多くの自転車にはこの初期伸びと呼ばれる現象に対応するため、アジャスターが付いています。

アジャスターは、ブレーキレバー本体や、ブレーキワイヤーが通過するフレーム部分、そしてブレーキ本体などに付いています。

つまり、ワイヤーの通線距離を伸ばすことでテンションを上げるものです。

この微調整については、ブレーキレバーの引きに対し、ブレーキの反応が悪くなったら適宜行うことがおすすめです。



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2.ブレーキワイヤーが解れていたら、直ぐに交換しよう!

さて、ブレーキワイヤーが伸びる意外にブレーキの効きが悪くなることがあります。

それは、複数本撚り合わせられている鋼線の数本が切れて、解れていることです。

この場合、残った鋼線だけでブレーキの動作を行っているため、ワイヤーがどんどん伸びていきます。

その結果、ブレーキがどんどん効かなくなっていき、ワイヤー自体がある日突然切れてしまうことがあります。

特にママチャリの場合、リヤブレーキで制動性を確保していることが多いため、リヤブレーキのワイヤーが切れてしまった際には止まれなくなることやフロントブレーキの急制動により顔面から転倒する可能性があります。

そのため、ブレーキワイヤーに解れを発見した場合は、直ぐに交換することが重要です。

3.ブレーキワイヤーの再利用は厳禁!

ブレーキワイヤーの伸びや解れによるブレーキ性能の低下を改善するため、ブレーキ本体側の固定ボルトを緩めてテンションをかけ直すことがあります。

しかし、この方法は、一時的な応急処置方法としては有効ではあるものの、長期間の利用は厳禁です。

そもそも、ダメージを受けているまたは伸び切っているブレーキワイヤーどの部分で破断するか分からない状態にあります。

つまり、予想もしない時にワイヤーが切れ、自動車との接触や人と接触して大惨事になる可能性があります。

そのため、一度使用したブレーキワイヤーはアジャスター以外でのテンション調整は絶対におすすめしません。

4.イオンバイクなどのワンコインメンテナンスを利用するのがおすすめ!

さて、ママチャリの様に日常的に使用し、メンテナンスもあまりされていない自転車は車検を受けていない自動車と同然とも言えます。

つまり、適切な整備がされていないことで、性能を十分に発揮出来ないだけでなく、周囲に事故の危険性をもたらす凶器となってしまいます。

そこで、多少費用は発生しますが『年に1回』または『半年に1回』でも適切な整備を受けることが重要です。

近年では、大手自転車量販店が幅広く店舗を展開しており、500円で点検や整備を受けることが出来ます。

500円を高いと思う方は、一度事故を起こした際の影響を考えてみてください。

そう考えると、高いものではないことが認識できます。

また、ワンコインメンテナンスでママチャリ自体の寿命も伸び、結果的に家計にも優しいこととなります。

まとめ

よく、ママチャリの中でまともな整備がされず、『キーキー』といったブレーキ音を響かせていることやしっかりと停車出来ないといったことを見掛けます。

その中には高価なママチャリも多く、適切な整備をすれば長い期間乗れるものが多くあります。

しかしながら、駅前や空き地などに放置されたりといった場合が多く、ブレーキワイヤーが切れていることやブレーキシューが完全に摩耗していたりします。

『ブレーキが効かなくなたから使えない』といったことは誤った考えであり、大切にメンテナンスさえすれば10年以上使えることもあります。

先ずは、ブレーキだけでも確認するようになれば、自転車という乗り物の危険性や大切さが分かるものと考えます。