不要になったママチャリはどうやって処分する?
ママチャリは、多くの日本人にとってお手軽な移動手段となっています。
通勤や通学、買い物までこなせ、価格も非常に安いといった魅力があります。
しかし、引越や使わなくなったといった理由から処分することもあります。
特に遠方へ引っ越す可能性の高い学生にとって、卒業時に処分することに困ることは確かにあります。
その結果、処分に困った自転車が駅や空き地などに放置されるなどといった問題が生じます。
1.不要になった自転車は処分費用が高い?
さて、学生や単身赴任者が引っ越す際にママチャリが不要になると、真っ先に思い浮かぶのが廃品処理です。
しかし、自転車を廃品処分すると意外に高く、自動車や軽トラックがあれば自分で不燃粗大ごみとして処分するほうがおすすめです。
そもそも、ママチャリの重量は非常に重く、30kg近くあります。
そのため、不燃粗大ごみとして処分した場合、数百円程度の処分費用が発生します。
また、廃棄物処理業者に依頼する場合、引取・運搬費用と処分費用が掛かり、数千円単位にまで達することがあります。
よく、ママチャリの処分方法として、『運搬費用3,000円+処分費用』と掲示されていることが多く、12,000円前後で購入した物に高額な処分費用が掛かります。
その結果、放置自転車と化してしまうことに繋がります。
2.自転車屋さんが無料で引き取ることも!
実は、町の自転車屋さんには無料で引取を行う店もあります。
基本的に自転車は、修理すれば使えるものが多く、部品取りも行うことが出来ます。
その結果、パンクしている自転車でも無料引取により、無駄な処分費用を掛けずに処分することが出来ます。
また、自転車屋にとっては数が多い場合、専門の引取業者へ委託することもあり、最終的には海外へ輸出されることとなります。
もし、自転車をどうしても手放す必要があり、リサイクルショップへ売れないような状態であれば、自転車屋さんに相談することがおすすめです。
基本的に自転車は、壊れていようが有価物としての価値が付くため、廃棄物処理費用を支払うことは大変勿体無い行為となります。
3.メーカー品ならそこそこの買取価格も付く?
ママチャリでも有名メーカー品で、目立った損傷が無いものはリサイクルショップで買取が行われます。
ブリジストンや丸石自転車、ミヤタ自転車といったメーカーはママチャリでも有名メーカーであり、値段が付きます。
そもそも、メーカー品の場合は定価の10%程の買取額が付くこともあり、断然リサイクルショップで販売する方がおすすめです。
無名メーカー品の場合、大手リサイクルショップでの買取査定が付かないこともありますが、個人経営のリサイクルショップの場合、数百円の価格でも引き取ってくれます。
特に、サラリーマンや大学生が多い地域では、ママチャリの需要が多く、リサイクル品を購入する人も少なくはありません。
4.市町村で無料回収する場合もある!
ママチャリは、ある程度の価値を持ったものです。
その為、市町村によっては無料回収を行っている場合があり、程度の良いものはリサイクルして再利用したりします。
良く放置自転車などが問題となっておりますが、専門業者が引取海外へ輸出しています。
また、最近ではしっかりと修理した自転車を無料のレンタルサイクルとして利用したりなど、様々な方法が行われています。
ママチャリの場合、多くの方が手軽に乗れるため、無料のレンタルサイクルは観光産業が活発な地域では大きく活躍します。
まとめ
ママチャリは、非常に便利ではあるものの、処分に困ることは確かにあります。
しかし、修理が可能であり再利用することができる乗り物です。
その為、放置や廃棄処分といった方法よりも必要とする人へ寄付したり、無料回収を活用することをおすすめします。
今のママチャリは、適切なメンテナンスをすれば長い期間利用することが出来ます。
例え、ホイールが変形しても不要な自転車から部品取りも可能です。
さらに、金属部品は有価物として買取されるため、適切な方法により不要になったママチャリの処分が重要視されています。