もっと軽く走りたい? ママチャリを軽量化する方法とそのデメリット
ママチャリをこいでいると、すごくつかれることがあります。
それはなぜかと考えると、重さのせいではないだろうかということにいきつきます。
もしこの重さから解放されたら、もっとママチャリを快適に漕ぐことが出来るはず!
そこでここでは、ママチャリを軽量化する方法と、そうして軽量化することで生じるデメリットも紹介します。
前かごを外すと軽量化される
ママチャリを軽量化するときにまずできることと言えば、前かごを外すことでしょう。
前かごは、意外と重さがあります。
また、前かごがあることによって、そこにいろいろと入れてしまうようになるでしょう。
そこにいろいろと入れてしまうと、それによっても自転車自体が重たくなってしまいます。
そうして、漕ぎづらいママチャリを作ってしまうのです。
だからそうなることを防ぐためにも、前かごは外してしまうと良いでしょう。
前かごは簡単に外せる
前かごを外すのは決して難しい事ではありません。
というよりも、ママチャリのパーツはだいたいどこを外すのも決して難しい話ではありません。
だから基本的な装備さえあれば外していくことが出来るでしょう。
基本的な装備とはたとえば、ドライバーやレンチなどです。
そういうものであれば、だいたいどこの家庭にもあるのではないでしょうか?
そして、そういうものを使うと対して力を込めることなくパーツは外していくことができます。
つまり、誰でも簡単にママチャリを軽量化することが出来るという事です。
その第一歩として、まずは前かごを外してみてください。
リアキャリアも外す
次に要らない部分と言えるのは、リアキャリアです。
リアキャリアと言われても何のことか分からないという方もいるかもしれませんが、リアキャリアというのは、いわゆる後ろの荷台のようなところです。
たとえばそこに何かカバンを乗せたり、あるいは子供を乗せたりと言うことをしている人も多い、あそこの部分になります。
たしかにあの部分を外したからといって、すごく軽量化になるということはないかもしれません。
でもそこを外さない理由も特にはないという方も多いのではないでしょうか?
特別ついている意味がないところを外してしまうというのは、軽量化においてすごく大切なことです。
そうしたことの積み重ねが、最終的には大きな軽量化に繋がりますから。
なので、リアキャリアも外していくと良いでしょう。
リアキャリアがあると最終的な見栄えも悪くなる
この次に説明しますが、ママチャリを軽量化するためには、もう一つ外していける部分があります。
そうしたところを外していく際に、このリアキャリアがあることがすごく邪魔になってくるということも、リアキャリアを外すべきだという理由の一つだと言えます。
また、リアキャリアがついていることによって、最終的な完成図の見栄えもすごく悪くなります。
リアキャリアだけがすごく浮いているようになってしまうのです。
バランス的にもすごく悪くなりますし、そもそもあまりついている意味もないのですから、軽量化するならリアキャリアはしっかりと外していくことがおすすめです。
泥除けも外す
そうしてリアキャリアを外したら、次にはそのリアキャリアの下についていた泥除けも外してしまいましょう。
泥除けは、ママチャリのパーツとしてはすごく大きな部分であると言えるでしょう。
そうした大きな部分を外してしまうと、一気に見栄えが軽くなります。
もちろん見栄えだけでなく、実際の重さも軽くなると言えるでしょう。
この部分は、前かごやリアキャリアに比べると外すのにも苦労するかもしれませんが、外せないということはないので、是非試しに外してみてください。
見た目がマウンテンバイクみたいになる
その泥除けの部分を外すと、ママチャリを軽量化するために外せるところは全て外した状態になると言えるでしょう。
そうして全て外した状態になると、見た目はマウンテンバイクのようになります。
もちろん完全なマウンテンバイクと比べると、前かごを固定する部分の違いなどがありますが、それでもパッと見はスタイリッシュに仕上がることもあります。
そうした見た目の仕上がり具合が心を軽くさせてくれて、それでより軽く漕げるようになるという事もあるでしょう。
だから、こうして軽量化することは多くの人におすすめできます。
軽量化することには弊害もある
ただ、軽量化することによっていくつかの弊害が生じてくることは確かです。
もちろん軽量化することによって、より軽く漕げるようになるというメリットはあるでしょう。
ママチャリを軽量化しているわけですから、もともと軽量化されているようなマウンテンバイクなどよりもかなり安く仕上げることができます。
軽い自転車というのはえてして高いですから、そうした金銭的なメリットというのはすごく大きいと言えるでしょう。
そんなママチャリの軽量化のメリットに対してのデメリットとは、どのようなものになるのでしょうか?
ママチャリとしての利点がなくなるのがデメリット
まず一点デメリットとして言えるのは、軽量化するとママチャリとしての利点がなくなるという事です。
ママチャリを軽量化するときには、前かごを外すということは説明してきました。
前かごがあるというのは、ママチャリとしての最大のメリットだと言えるでしょう。
それは、ママチャリに乗るのはどういう人なのかという事を考えると分かるはずです。
ママチャリに乗るのは、だいたいの場合で荷物を持っている人になります。
たとえば通勤のために最寄の駅までママチャリで行くという場合や、あるいは近くのスーパーに行くときに乗られることが多いのがママチャリです。
そういう方たちは大概荷物を持っています。
そんな荷物をいれるための前かごがついているから乗りやすい。
だからこそ、そういう方たちはママチャリを選んで乗っていたはずです。
そのママチャリから前かごがなくなるのですから、ママチャリとしてのメリットはなくなると言えるでしょう。
その分楽に焦げるようにはなりますが、このあたりは、よく考えないとなりません。
対抗策はリュックを持つ事
でも、このデメリットに対しての対抗策がないというわけではありません。
その対抗策としてまず言えるのが、リュックを持つようにするという事です。
リュックであれば、カバンを持っていても手がふさがることがありません。
ということはつまり、その荷物を入れるところがあろうがなかろうがあまり関係なくなるのです。
リュックに入れてしまえば良いだけになりますから。
前かごに入れる必要がなくなるのであれば、前かごを外してしまい、ママチャリとしてのメリットがなくなってもあまり問題はなくなると言えるでしょう。
だから、リュックを持つのがまずおすすめです。
ただ、リュックを持つ事にも弱点はあります。
それは、あまり重たいものを入れてしまうと肩がこるという事です。
ママチャリの前かごに重たいものをいれても、多少ペダルが重たくなるくらいでしょう。
でも、リュックに重たいものを入れていると、すごく肩がこるようになります。
ましてやそれが長時間ともなると、まず間違いなく肩がすごくこると言えるでしょう。
だから、長時間ママチャリにのったり、重たい荷物をよく持ち運ぶという方には、この対抗策はあまりおすすめできません。
バランスよくハンドルにかけるのもあり
荷物を入れる前かごがなくなることへの対抗策として、荷物をバランスよくハンドルにかけるという方法もあります。
片方のハンドルに荷物をかけるとその重みですごくバランスが崩れてしまいますが、左右均等な重さになるくらいに荷物をかけるのであれば、ハンドルに荷物をかけてもそこまで運転しづらくはならないでしょう。
もちろん前かごがあるころにくらべると運転しづらくなるというのは確実です。
でも、その分だけ軽くはなっていますし、トントンともいえます。
だから、こういう対処法もアリです。
ただこの方法でも、荷物があまりに重たいと、両方同じくらいの重さだったとしてもすごく運転しづらくなるので、あまり重たい荷物はおすすめしません。
また、大きい荷物をハンドルにかけると、ペダルが漕ぎづらくなることがあるので、その場合もこの方法はおすすめしません。
泥がはねる危険性がある
ママチャリを軽量化することのデメリットとして、当然泥が跳ねる危険性が出てくるという事も言えます。
ママチャリの泥除けというのは、意外と大きな効果を発揮しているもので、あれがないと、水たまりの上をうっかり走ったりした時に、後輪が水たまりの泥をはねあげてしまう可能性がでてくるのです。
そうして泥をはねあげてしまうと、その日に履いているズボンなどが汚れてしまうということはまず間違いなくなります。
だから、あまり良いズボンなどははけなくなるでしょう。
人を汚してしまう可能性もある
また、そうして泥が跳ねてしまうということは、当然ながら人を汚してしまう可能性も出てくるということになります。
自分が汚れるだけならばまだしも、人を汚してしまうというのはすごくよくありません。
モラル的に良くないというのはもちろんのこと、人を汚してしまうと、そのクリーニング代なども支払わないとならなくなるでしょう。
だから、すごく損をすることとなってしまいます。
そのあたりのリスクが増すのは、間違いなくデメリットでしょう。
泥を常に意識して走る
では、こうした泥がはねることにはどのように対処していけば良いのでしょうか?
泥除けがなくなると、泥がはねることを防ぐことは出来ないのでしょうか?
もちろんそんなことはなく、これにも対抗策はあります。
その対抗策はすごく単純で、泥除けがなくて泥が跳ねそうなのですから、軽量化したママチャリで走る時には、常に泥を意識して走るようにすればよいというだけの話なのです。
常に泥を意識して走れば、そうした泥が跳ねそうなところは走らなくなります。
泥が跳ねそうなところに近づかなければ、泥除けが無くて泥が跳ねやすくても全く問題なくなります。
そもそもの跳ねる泥がないのですから。
ただこうした意識の問題は、慣れるまでが大変です。
常に意識することに慣れてしまえば、無意識のうちに泥があるところには近づかないか、最悪近づかないとならない状況になっても徐行して走ることができるようになるでしょう。
でも、慣れるまでは、ついつい泥除けがついているママチャリに乗っているような気持ちになって泥の上を走ったりしてしまうものなのです。
そして慣れるまでは意識することにも疲れてしまうでしょう。
それを乗り越えないとなりません。
後ろに何かを置いたりもできなくなる
もう一つ軽量化することのデメリットを上げるなら、それは当然、うしろに何かを置いたりすることも出来なくなるという事です。
リアキャリアが外れるのですから、当然後ろには何も置けなくなります。
ましてや泥除けも外れているのですから、より何も置けないと言えるでしょう。
ということはつまり、後ろに置かざるをえないようなものはまず確実に運べなくなるということになります。
大きなものは運べなくなる
では、後ろに置かざるを得ないようなものとはどのようなものになるのでしょうか?
後ろに置かざるを得ないようなものとはたとえば、大きいものです。
たとえばバレーボール部の学生さんがもっているような、バレーボールが6個くらいはいった大きいカバンや、あるいは大きなボストンバッグなどになります。
そういうものを運ぶことが出来るのがママチャリの利点ではあったのですが、それも出来なくなります。
前かごがなくなることでも、同じようなデメリットがありました。
つまりママチャリは、前かごとリアキャリアによって、その運搬性の高さを高めていたと言えるでしょう。
大きな荷物に関しては、特別対抗策もないと言えるので、自分がおおきな荷物を運ぶかどうかで、軽量化するかしないかを決めていくと良いでしょう。
まとめ
ママチャリを軽量化すると、間違いなくこぐのは楽になります。
でもこうしたデメリットもあるので、よく考えて決めていった方が良いでしょう。
軽量化するにしても軽量化しないにしても、こうして一度自分はママチャリをどう使いたいのかということを良く考えていくと、これから先新しく自転車を買う時にも良い買い物ができるようになるはずです。
だから、考えることはまず無駄にはなりません。