街乗りにはシクロクロスがおすすめな理由
街乗りで自転車を購入しようと思ったら、多くの方がロードバイクの購入を考えるでしょう。
でも、実はロードバイクよりもシクロクロスの方が街乗りには適していたりもします。
そう言われても、何故そうなのかが分からないと、いまいち信用もできないでしょう。
そこでここでは、そんな、街乗りにはシクロクロスがおすすめな理由を紹介していきます。
シクロクロスはブレーキの効きが良い
街乗りにシクロクロスがおすすめな理由としてまず挙げられるのは、シクロクロスはブレーキの効きが良いという点です。
ブレーキの効きが良いというのは、街乗りの自転車においてはすごく大切なことです。
街では、突然ブレーキをかけないとならない事態もたくさん訪れます。
たとえば自分の不注意で赤信号に突っ込みそうになることもありますし、突然曲がり角から人が飛び出してくることもあります。
特に日本の道は、見通しの悪い曲がり角もすごくたくさんあります。
そんな曲がり角をブレーキのききづらい自転車で走っていたら、誰かをひいてしまうかもしれません。
もしそうして誰かをひいてしまったら、その際に被害をこうむるのは自分です。
日本ではだいたいの場合で交通弱者の方が配慮されます。
だから、歩行者をひいてしまったら、100パーセント向こうが悪いという証明でもできない限り、金銭的な被害を受けるのはこちら側なのです。
ましてやシクロクロスなどの自転車は、一般的なママチャリと比べるとスピードも出るので、よりこちらの立場は悪くなるでしょう。
なので、出来ればそうした事故は起こさないに越したことはないのです。
そんな事故を起こさないようにするためには、やはり効きの良いブレーキが必要になります。
なぜシクロクロスはブレーキが効くのか
でも、なぜシクロクロスはロードバイクと比べてブレーキが効きやすいと言えるのでしょうか?
それは、ディスクブレーキという効果の高いブレーキがついているからです。
ディスクブレーキとはどんなものなのかと言うと、わかりやすく言うと、バイクのブレーキです。
一般的な自動二輪車についているブレーキを想像していれば、それがどんなものかわかりやすいでしょう。
自動二輪は、シクロクロスなどと比べてかなりのスピードが出るものですから、その分ブレーキのレベルも高くないとなりません。
そんな自動二輪と同じブレーキがついているから、シクロクロスのブレーキは効きやすいと言えるのです。
雨の日でも走りやすい
シクロクロスの良いところは、雨の日でも走りやすいところにもあります。
まず先述のようにブレーキが効きやすいので、雨の日でも問題なくブレーキをかけることができます。
一般的な自転車はやはり雨の日にはブレーキの効きが悪くなるものです。
だから雨の日に乗るのは遠慮してしまいがちになりますが、シクロクロスの場合はそれをしなくてもよくなるのです。
もちろん雨の日に走りやすい理由はそれだけではありません。
シクロクロスは路面の状態が悪くても走りやすいから、雨の日でも走りやすいと言えるのです。
もともとオフロード用のバイクだから
シクロクロスというのは、もともとオフロード用のバイクになります。
オフロードというのは、未舗装の状態の悪い路面のことになります。
そんな未舗装の状態の悪い路面は、どう考えても雨の路面よりも走りづらいです。
でも、シクロクロスならそういうところも問題なく走れます。
そのことから逆算して考えると、たとえ街が雨であっても、シクロクロスには全く問題がないということになります。
日本は雨の日が多い
シクロクロスの雨に強いというのは、日本で街乗りする上ではすごく大きなメリットとなります。
なぜなら、日本という国はすごく雨が多い国だからです。
梅雨という雨ばかりの時期もあるくらいに、日本は雨が多いです。
世界的に見てもトップクラスで雨が降ることが多い地域だと思ってよいでしょう。
そんな雨が多い地域なのに、雨に弱い自転車に乗っていたらどうなるでしょうか?
まず間違いなくその自転車にはあまり出番は来なくなるでしょう。
街乗りの自転車というのは、意外と高価なものです。
そんな高価な街乗りの自転車をかったのに、乗る機会が天候によって奪われてしまうというのはすごく勿体ない話です。
でも、シクロクロスならそうなることはないでしょう。
段差にも強い
シクロクロスは、段差などにも強いです。
何度も言うようですが、シクロクロスはもともとオフロード用のバイクなので、未舗装の道でも問題なく走ることができます。
日本の道は、確かにほとんどが舗装されています。
でも、舗装されているからといって段差がないわけではありません。
むしろ日本の道は段差だらけだと言えるでしょう。
そういうちょっとした段差でも、自転車はダメージをうけます。
だから、その段差の影響でフレームがいかれてしまう事もあるのです。
しかしシクロクロスであればそうなることはないでしょう。
未舗装の道に強いということは言い換えれば、衝撃に強いという事になります。
さらに言えば、日本の道の段差よりも、やはり未舗装の道の方が衝撃も大きいはずです。
だから、もともとそれ用に作られているシクロクロスは、日本の道の段差くらいなんてことはないのです。
安心して乗り回すことが出来るでしょう。
あまりスピードが出ないので乗りやすい
シクロクロスのメリットとして、あまりスピードが出ないので乗りやすいという点も挙げられます。
スピードが出ないというのは、デメリットなのではないかと思う方もいるかもしれません。
たしかに、自転車を買うなら早いものが欲しいと思うものです。
でも、日本の道を走る際には早ければ良いというものでもありません。
なぜなら、そんなにスピードを出して走れるほど、道がまっすくではないし、車も多いのでスピードを出すと危険だからです。
だから逆にスピードが出ない方が安心して走れると言えるでしょう。
何の為に自転車に乗るのかは人それぞれではありますが、どんな人であっても、安心して乗れた方が良いには決まっています。
なので、シクロクロスのスピードがあまり出ないという特徴は、逆にメリットでもあるのです。
乗りやすいのはスピードがでないからだけではない
でも、乗りやすいのはスピードが出ないからだけではありません。
シクロクロスが乗りやすいのは、スピードが出ないからだけではなく、タイヤがやや太いからという事もあります。
タイヤが太いというのは、そのまま走行の安定性に繋がると言えます。
たとえば自転車と原付バイクだったら、原付の方が走行は安定しています。
また、タイヤが太いという事は、それだけタイヤも頑丈だということになります。
自転車の故障で最もおおいのは、間違いなくパンクです。
それはシクロクロスでもロードバイクでも同じです。
でも、シクロクロスのようにタイヤが太ければ、そうしてパンクをしてしまう可能性が低くなるのです。
つまりそれは、故障する可能性自体が低くなると言えるでしょう。
故障するとコストもかかりますし、故障リスクが低いというのも、自転車選びにおいては大切なことでしょう。
まとめ
シクロクロスが街乗りにおすすめな理由は、走りやすさや日本の道や天候に適しているからだと言えます。
どうせ自転車を買うなら、走りやすくて安全で快適なものを買うのが一番に決まっています。
日本の道で一番安全で快適に走れる自転車が、シクロクロスなのです。
これから自転車を買うのであれば、是非シクロクロスを選択肢に入れてみてください。