ゆっくりのんびりがおすすめ!ミニベロにのってポタリングに出かけよう
サイクリングならぬ「ポタリング」という言葉を聞いたことがありますか?
これは英語の「ポター(potter)」から来た言葉で、のんびりする、とかぶらつく、といった意味です。
ただぶらつくわけではありません。
「自転車で」という条件が付きます。
現在人気というこのポタリング、出かけるならなんといっておすすめはミニベロ。
サイクリングとは違うポタリングを楽しんでみませんか。
ポタリングとはどんなもの?
前述したようにポタリングは英語の「ぶらつく」という言葉から来ているわけですが、海外の人に「ポタリングしたんです」と言ってもおそらく通じないでしょう。
この「ポタリング」は和製英語。
コンセントやハンドルなど、英語だと思って使うと全く通じないという日本語によくあるパターンを踏襲しています。
そんなポタリング、実際どんなことをするのかと言いますと、のんびりぶらぶら自転車でのお散歩。
目的はなんでもアリで、名所めぐりやお花見など、楽しく自転車で走れればいいのです。
ゆるい楽しさが満載のポタリング、どんなところが人気なのでしょうか。
普段のトレーニングなどは不要!
ポタリングはロードバイクにまたがって颯爽と駆け巡る、というようなものとは全く違います。
自転車に乗れさえすればいいのです。
その自転車も、お好きなもので大丈夫。
ママチャリでもクロスバイクでもなんでもOKです。
ただ、ビンディングペダルをつけたような本気モードの自転車は、少し主旨から外れるかもしれませんね。
フル装備は不要!
ロードサイクリングだと、ウエアやシューズ、ヘルメットなど装備には結構手間とお金がかかりますよね。
ポタリングでは、それは不要です。
よほどの僻地や自然の中へ行くのなら別ですが、ゆるく走る目的のポタリングは気負わず普段着のままで大丈夫なのです。
むしろいつもよりおしゃれをして、旅気分を味わってください。
グルメも観光もお花見も、自転車で回ればポタリング!
食べ歩きや観光地巡りは楽しいですよね。
車を使わず、自転車で行えば、それはもうポタリングなのです。
自転車で回れば風景もゆっくり楽しめますし、次の目的地までの間に思いがけない発見があるかもしれません。
のんびりと自転車を走らせれば、ポタリングは始まっているのです。
初心者におすすめのポタリングは?
楽しむことが目的のポタリング。
時間も距離もお好みで計画できますが、いくつか注意点があります。
まず初心者におすすめなのは軽く2~3時間のポタリングです。
距離ですと20キロくらいまででしょうか。
これ以上ですと初心者にはかなり厳しい行程となってしまいます。
体力に自信のある方は別として、ゆったりした気分で巡れるコースや時間を配分しましょう。
また、あたりまえですが道路交通法違反は厳禁です。
普段自転車に乗らない人がポタリングを始めると、知らないうちに道交法を違反していたということもあります。
イヤホンを聞きながら走ること、傘さし、二人乗りもいけません。
お酒を飲んでも飲酒運転になりますから、絶対にやめましょう。
道によっては自転車の交通不可のところもあります。
ルートやルールの確認をきちんと行いましょう。
どんなコースがおすすめ?
気楽な自転車版お散歩、ポタリング。
自転車なら徒歩より遠くへ早く行けますし、行動範囲も広がります。
なにより風を感じて走れば、心も体もリフレッシュできますよね。
愛好家達はどのように楽しんでいるのでしょうか。
お花見・紅葉狩りポタリング
日本の四季は美しく、春や秋の美しさは格別です。
そんな季節には桜や紅葉を求めて、ポタリングに出発です。
桜並木を自転車で走り抜けたり、道路そばの紅葉で自転車を停めてみたり…。
自然の美しさを肌で感じることが出来るので、リフレッシュにはもってこいと言えます。
グルメポタリング
やはり人気なのが、自転車に乗った食べ歩き。
美味しい店をいくつかピックアップしてルートを組み、食べ歩いてみましょう。
それぞれの店の距離を開ければ摂取したカロリーも少しは消費されていくかもしれません。
車では行きにくい場所や歩くにはちょっと遠いお店など、目的地候補はたくさんありそうですね。
折り畳み式のミニベロを使えば置く場所にも困りません。
荷台のあるものなら持ち帰りも大丈夫。
人気スポットを巡ってみましょう。
ナイトツアーポタリング
夜景を求めて回るのも人気のポタリングの一つです。
夜景は山や丘の上とは限りません。
高いビルやタワーなど、色々ありますね。
冬にはクリスマスイルミネーションを回るのもおすすめ。
ポタリングには手軽なミニベロがおすすめ
ポタリングは時間も距離もフリーな楽しい自転車散歩です。
この自転車を使うべき!
という決まりはありませんが、やはり便利なのはミニベロ。
車のトランクに入れて運べますし、狭い道でも小回りがききます。
例えば遠くの観光地まで車で出かけて、そこからはミニベロでポタリングを開始。
このような楽しみ方が、お手軽にできるのです。
小さくたためばお店によっては中に置くこともできますから、防犯上も安心ですね。
走行性能に不安があると思われる方もおられるかもしれませんが、20キロ以内の気軽な散歩ならミニベロでも全く問題ありません。
というか、ミニベロでも50キロや100キロ走る方は実は珍しくありません。
走り心地やスピードは別問題になりますが、ミニベロだから走行が不安ということはないのです。
おすすめのミニベロはどんなタイプ?
ミニベロといっても種類は豊富で性能も様々。
本気で走りたいという方には走行性能がしっかりしたものがいいでしょうし、そんなに走らないよという方はデザインや重量を気にされた方がいいでしょう。
しかしここでおすすめしたい機能はコンパクトさです。
ミニベロは軽くて携帯性が高いのが大きなメリット。
ポタリング中に電車やバスを使うこともあるでしょう。
お店に入ってご飯を食べる時も、足元に自転車が置けたら安心ですよね。
そんなシチュエーションにおすすめのミニベロを見てみたいと思います。
Brompton Black M6L Standard 2017
イギリスの老舗自転車メーカー、ブロンプトン(BROMPTON)のミニベロです。
折り畳みといったらこのブロンプトンの自転車をあげる方が多いのではないでしょうか。
馴れれば一瞬で折りたためますし、その小ささは60×60×30と言いますから、スーツケースにも入ってしまう大きさです。
これは折り畳みできるタイプのミニベロの中でも特にコンパクトと言えます。
こちらのモデルは6速ギヤタイプ坂道でも普通に登れます。
さらにローギヤが軽いのでスピードが出やすく、ストップアンドゴーの多い街中でもなめらかな滑り出しです。
FIAT (フィアット)AL-FDB140
イタリアの車メーカー、フィアットのミニベロです。
14インチで重さは8.5キロ。
さらに折りたたむと62×55×40センチになります。
大き目のバッグに入れてしまえばそのまま乗れてしまいます。
見た目も可愛らしく、ちょっとしたお出かけにはぴったり。
摩擦摩耗の少ないスリックタイヤを使用しています。
まとめ
車や徒歩ではなく自転車でのんびり回るのも楽しそうですね。
折り畳みのミニベロを使えば電車もバスも自由に乗れて、行動範囲も広がります。
そんなミニベロのポタリングですが、忘れてはいけないのが出発前の点検です。
ゆるくのんびりとしたポタリングだからといっても、自転車が故障してはすべてが台無しになってしまいます。
出発前にはタイヤやギヤ、ブレーキを確認し、万全の状態でポタリングを楽しんで下さいね。