ランニングタイツは寿命を考えて適切に選ぶ
昨今、機能性のサポートタイツとして注目を浴びているランニングタイツですが、実のところ寿命はそれほど長くなく、目的によっては闇雲に高価な物を使用する必要はないようです。
今回は、ランニングタイツの寿命の考え方やそれに伴う選び方についてご説明しますので、自身の目的やトレーニングメニューを鑑み、適切なランニングタイツを選びましょう。
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高価な物が損になる事も
ランニングタイツを選ぶ際、まず最初に悩むのは「値段」になると思います。
出来れば安く、コストを抑えたいと思うのが一般的な考えですが、一部の方は「高ければその分良い物である」と考えてしまうケースがあり、それによりつい高価なランニングタイツに手を出してしまいます。
その考えは厳密には間違っていないのですが、場合によってはそれが損になる事があり、それには「ランニングタイツの寿命」という要素が強く関わるのです。
よって、まずはランニングタイツの寿命をよく理解する事が、自分に合った物を選ぶ判断を身に付ける第一歩となります。
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ランニングタイツの寿命
では、ランニングタイツの寿命はどの程度のものになるのかが疑問となるでしょう。
結論を言うと、使用頻度にもよるので一概には○年!と答えられませんが、週の半分使用すると考えて概ね2年程度となります。
なお、ランニングタイツそのものの高い安いで多少違いはありますが、実のところそれほど差はないようです。
これが長いと思うかどうかは個人によりけりですが、よくよく考えると週の半分で2年と言う事は、「毎日使用すると約1年以下」という計算になります。
しかもそれは、何らかの事故によりランニングタイツが損傷していないという前提の上でです。
何をもって寿命とするか
前項で「毎日使用すると1年」の寿命であると記述しましたが、「着ようと思えばまだまだ着れる」と考える方もきっと居る事でしょう。
では、ランニングタイツの寿命とは何をもって寿命と判断するのでしょう?
これは個人の判断にも左右されますが、ランニングタイツの機能である着圧の脆弱化、テーピングライン以外の薄い生地の磨耗、単純な「生地のよれ」などが該当するでしょう。
その中でも、テーピングラインはランニングタイツの機能を維持する要であり、そこが損傷してしまえばその時点で寿命となる事だけは間違いありません。
自分の目的を知る
このように、毎日「損傷なく」使用してもおおよそ1年、損傷してしまえば直ちに寿命というランニングタイツは、安易に高価な物を購入してしまうと後に後悔する羽目となってしまいます。
競技参加者で僅かでもタイムを縮めたい方や、膝間接に持病を抱えている身体的な面で不安のある方であれば、ある程度機能性の高い高価なランニングタイツを使用しても問題なくペイ出来るでしょう。
しかし、ダイエットを目的とした軽いジョギングや、短期での心肺トレーニングを目的とするなら、それほど高価なランニングタイツを使用する必要はないのです。
購入の前に、まずは自分が何を目的としてランニングタイツを使用するのか、今一度熟考する必要があります。
寿命は引き延ばせる?
参考となりますが、せっかくランニングタイツを購入したのですから、出来るだけ長く使いたいものです。
目的に沿った物を購入出来ても、ぞんざいに扱いすぐに破損してしまえば元も子もありません。
その為には、損傷を避ける為に石や砂利が跳ねる場所で走らない、洗濯機ではなく出来るだけ手洗いをする、生地に爪を立てない、着脱時に爪やささくれを引っかけないようにするなどが、方法として挙げられます。
まとめ
ランニングタイツの寿命が、思うより短いものであるとご理解いただけたと思います。
「安かろう悪かろう」と言う言葉は購入する者次第なところもあり、決して安い物が悪い物と直結する訳ではないのです。
ファッションから入らず、まずは目的から定めて考えていくのが、あなたにとって最良のランニングタイツを手に入れる手段の一つとなります。