ランニングシューズはランニングやウォーキングには必須、どう選んでどう使う?

走るために、そのために開発された靴が、ランニングシューズです。

履き心地もよく、体重を井幕受け止めてくれるだけのクッション性もあり、長距離長時間走っても大丈夫なように丈夫に作られています。

使い勝手がいいので、普段履きにしている人もいるでしょう。

専門のランニングシューズはちょっと値段が高いのが難点ですが、でも履き心地は最高です。





ランニングのために作られた靴だから

ランニング用に作られた靴ですので、普通の靴やスニーカーよりも下半身の特に関節部に負担をかけないように設計されています。

クッション性がいいというのも、そのためです。

何と言っても走るという行動、これはかなり身体に負担のかかるものです。

元が四本脚の人間が二足歩行しているだけでも負担なのに、走るとなったらこれはもうかなりのものです。

しかも長距離の場合、フルマラソンの42.195キロを代表とする、とんでもない距離を一気に走るのですから、身体だって大変です。

特に体重がかかる足首や足の裏、走るために休むこと無く動き続ける股関節や膝関節、負担は決して小さなものではありません。

ランナーも登山家もダンサーも、特に下半身を酷使する人たちには、下半身に関節部のトラブルは日常茶飯事なのです。

勿論トレーニングや筋肉を作ることで、出来る限りその負担を減らそうとしているのですが、やはり手助けは必要です。

ランニングシューズも、そういった補助をしてくれる靴なのです。





クッション性が高ければ

子供の走る足音の大きさは、大人と比べるととてつもなく響きます。

足の裏を地面に叩きつけているのでは、と思うほどの音がしますね。

あれは子供の場合、腹筋や背筋が出来上がっていないことが大きな原因なのです。

一昔前までは、走るという行動には脚力だけが必要と考えられていました。

しかし今ではスポーツ医療の発展により、走るためには腹筋特にインナーマッスルである腸腰筋や大腰筋が必須だと、訓練法も変化しています。

大人のベテランランナーの走りが、足音が小さいのはこの、インナーマッスルを作ってあるせいです。

勿論それでも、最終的に体重は足首や足の裏にかかってきます。

走るというのは要がジャンプと同じ動きです。

上手く着地すれば負担は少ないのですが、墜落するととんでもない負荷がかかることになります。

そして上手く着地できているとしても、飛行機などの車輪と同じで、着地する度にその部分は劣化をしてしまいます。

人間の足にかかる負担を、このランニングシューズのクッションが、かなり吸収してくれるのですね。

ランニングやウォーキングの時には専門のシューズを履きたい

特に初心者の場合、全身の筋肉がまだ走るという行動用に出来上がっていません。

ほとんどの初心者の場合は、正直走ることの辛さに無理はできないのが普通です。

実はこれが正解なのです。

無理しなければ、筋肉が出来上がってくるまでそれほど長距離は走れませんし、怪我も少なくて済むのです。

しかしなまじ根性のある初心者の場合、ここで無理をして関節を痛めるということも、無いではありません。

この初心者の怪我を防ぐためにも、ランニングシューズはお役立ちだというわけです。

まだ初心者だからウエアもそれほど専門的なものは、と考えがちですが、少なくともランニングシューズだけはいいものを用意するのがおすすめです。

幸いランニングシューズの場合、もし走ることが続けられない止めてしまった後でも、普通に使用ができますから無駄にはなりません。

初心者こそ、ランニングシューズは履いてほしいものですね。

ランニングシューズはどこを基準に選ぶ

さてこのランニングシューズ、出来れば専門店を利用しての購入がおすすめです。

足のサイズだけでなく形によっても、合う合わないが出てきますので、しっかりとフィッティングとアドバイスをくれる専門店を利用したいですね。

昔のランナーで、まだ専門的なランニングシューズがなかった時代、一応足のサイズに合うスニーカーで走ったと言う人がいました。

その人の手記によれば、それでも走っているうちに、足の骨の部分がぶつかって痛くて、仕方なくてスニーカーに穴を開けて走り続けたそうです。

新品のスニーカーが、あっという間にボロボロになっていったと言うか、ボロボロにしてしまったそうです。

今はサイズも豊富で、足の裏や足の指の長さにも合うようなシューズを探すことも可能な時代になりました。

しっかりとフィッティングしての購入をおすすめしたいですね。

さてやっとシューズも決まって出発、まだ問題はありました

ランニングシューズを履いて、いざ出陣となったはいいけど、最も困るのがこれです。

脱げてしまったら何の効果も勿論なし

靴というのは脱げるものです。

なにかに躓けば、脱げてしまうこともあります。

しかしランニングシューズでそれがあっては困るのです。

なので、しっかりとしたフィッティングが必要なのです。

何かの紙拍子に脱げてしまうようでは、ランニングシューズ失格というか、シューズに罪はない選んだ当人の責任です。

それで怪我をしてしまったというのも勿論問題ですが、そのために他のランナーに迷惑をかけてしまったら、これは大問題です。

ランニングシューズは脱げてはいけないもの、としっかりと心に留めておいてください。

紐はシューズよりも吟味して

ランニングシューズによっては、紐は別売になっていることがあります。

またついていても、ランナーによってはお気に入りの紐に付け替えてしまうこともあります。

そんな場合、長さも勿論吟味が必要です。

長すぎると余ってしまい、それを踏みつけて事故、ということもあるからです。

おしゃれ的には色にも注意をはらいたいところですね。

この紐が解けてしまったら、それこそ走り続けることは不可能になってしまいます。

しっかりとした紐を選びたいですね。

近頃ではストレッチ素材の紐も販売されていますので、履き心地を優先したい場合試してみるといいかもしれません。

結び方はランナー御用達の

シューズの紐の結び方は、いくつか種類があります。

ランナーの間でおすすめと言われるのが、イアンノットという結び方です。

ネットなどでも解説されていますので、ググってみると動画での説明なども出てきます。

最初はちょっと面倒なのですが、慣れてしまうと数秒で結べて、しかもまずほどけないという結び方です。

なのに結んだ当人が解く時には、何の障害もなくほどけます。

これはプロのランナーも使っている結び方ですので、練習してみてください。

またこのイアンノットをもう一歩進めて強力にした、イアンセキュアという結び方もあります。

こちらだと本当にがっちり結べますので、靴紐の解けるのに泣いたことのある人には、ぜひ使ってもらいたい結び方です。

いっそ紐なしのランニングシューズなら

いやもう、ランニングシューズの紐を結ぶのも面倒だ、という人には紐なしのランニングシューズもあります。

正直これなら、紐が解けるほどけないの問題は、完全に無くなります。

ただやはり、足にフィットさせたい、しっかりと足になじませたい場合は、紐で調節できる方がおすすめですね。

紐なしのものでも脱げるということはありませんが、フィット感はイマイチの感があります。

またフルマラソンなどの長距離は、正直あまりおすすめできないところです。

まとめ

しっかり履けて走れるのが、ランニングシューズの第一の魅力です。

まずは足にしっかりと合ったランニングシューズを選んでください。

普通のスニーカーを買った時、新品のクッションの効き方に感動したことはありませんか。

ランニング専門のランニングシューズなら、そのクッション性が充分に生かされています。

怪我の可能性を最小にするためにも、良いランニングシューズを選んで正しく履いてください。