ランニングシューズを履くときによくあるミスは?やってはいけない5つのNGのポイント

[アシックス] ランニングシューズ GEL-KAYANO 24 ライムイエロー/ブラック 26.5 cm

ランニングシューズは、走ることをサポートしてくれる便利なアイテムですが、その効果を得るためには、正しく履くことが大切です。

普段使っているスニーカーなどは、雑な履き方をしてしまうことも多いですが、ランニングシューズを適当に履いてしまうと、衝撃吸収などの効果がうまく発揮されません。

そうした失敗を避けるためには、NGな履き方を知っておくようにしましょう。





紐をほどかない

普段スニーカーを使うとき、いちいち紐をほどいてから結び直すことは、あまりないものです。

紐がゆるくなったときや、いつの間にかほどけていたときには結び直しますが、特に問題がない場合は、紐をそのままにして足を入れます。

しかし、この方法は、あまりよい履き方ではありません。

紐を結んだまま履く方法だと、ある程度ゆるくなっていないと足を入れづらいので、うまくフィットしない可能性があります。

また、フィット感を優先してきつめに紐を締めていると、強引に足を捻じ込むとき、かかとを潰してしまうこともあります。

とはいえ、普段使っているスニーカーだと、それでもあまり不便には感じないものです。

正しく履いた方がよいことは確かですが、日常的に使うものは、手早く履くことの方が重要になる場面も多いので、そのまま履いてしまう人も多いのです。

ところが、ランニングシューズになると話は違ってきます。

ランニングシューズを履いて走るときは、ゆるくなっていると、足を痛める恐れがあるのです。

怪我を防ぐには、きちんとフィットさせることが大切ですが、かかとを踏んで形が崩れているようだと、それも難しくなってしまいます。

近所を歩くだけなら適当に履いたスニーカーでも用は足りますが、ランニングシューズを履いて走るなら、面倒でもきっちり履かなければならないのです。

したがって、紐は毎回ほどくようにしましょう。

いったん紐をほどいた方がフィットさせやすいので、怪我を防ぐことができます。

上の数列だけほどく

ランニングシューズを履くときに紐をほどくといっても、毎回毎回すべて取り払っていたのでは、さすがに面倒になってきます。

そのため、上の2~3列だけをほどくようにしましょう。

すべてほどかなくても、乱暴に足を入れたりしない限り、かかとを潰すようなことにはなりません。

また、時間の短縮にもなります。

すべてほどいて結び直すには、それなりの時間が必要になりますが、上の数列だけなら手早く済ませることができるのです。

ランニングシューズを正しく履くときは、ただ手間と時間をかければよいわけではないので、省略してもよい部分は省略していきましょう。

脱ぐときも

紐を緩めて足を入れ、ぴったりとフィットさせるように履いたときは、脱ぎ方にも注意しなければなりません。

足にフィットしたランニングシューズを強引に脱いだりすると、劣化を早めてしまう可能性があります。

それを避けるためには、脱ぐときも紐をほどくようにしてください。

紐をほどいてランニングシューズをゆるめ、無理なく足が抜ける状態にしておけば、傷める心配はありません。

走って疲れたときは、適当に脱いで放り出してしまいたくなることもありますが、長持ちさせるためには、大切に扱うようにしましょう。





紐を一気に引っ張る

ランニングシューズの紐をゆるめたら、最後にまた締め直すことになりますが、その方法には注意しなければなりません。

紐の先を持ち、一気に引っ張って締めるようなやり方はNGです。

手間を省くためには、ついやりたくなってしまいますが、そんな雑な締め方では、ランニングシューズと足をしっかりフィットさせることができません。

紐を締めるなら、つま先の方から少しずつ、足に合わせながら締めるのがおすすめです。

なるべく隙間ができないように、指で押しながら確実に締めていきましょう。

その方法なら、ぴったり足に合わせることができるのです。

つま先をトントンする

足を入れたあと、つま先をトントンと地面に当てる行為は、一見すると正しいことのようですが、実はNGです。

つま先をトントンする方法は、靴を足に合わせる目的で行うものですが、それではきちんと合わせることができません。

本当に足を合わせたいなら、つま先ではなく、かかとをトントンと当てるべきです。

かかとにぴったりと合うようなら、ランニングシューズ全体が足にフィットすることになります。

これは、ランニングシューズの性能をしっかり引き出すためには、とても重要なことです。

足に合わない履き方では、いくら優れたランニングシューズでも、その性能を100%発揮することはできません。

しかし、足が正しい位置に固定されていれば、本来の力を余すことなく引き出せるのです。

効果のないランニングシューズでは、普通のスニーカーと変わらなくなってしまうので、必ずかかとを合わせるようにしてください。

足を地面につけて紐を結ぶ

ランニングシューズの紐を結ぶときは、足をぺったりと地面につけてしまうことがありますが、これもNGな方法になります。

ここで問題になるのは、強く締めすぎてしまうことです。

足を地面につけた状態だと、重心が前に偏ってしまうため、必要以上に強く絞めつけてしまうことがあります。

ゆるく履くのも危険ですが、そのようにきつく締めた場合もデメリットが発生してしまうので、注意しなければなりません。

あまりきつくしていると、足の血行が悪くなり、だんだん痺れてくることがあるのです。

そんな状態では、快適に走ることはできません。

また、血行が悪くなると、足がむくみやすくなる点にも要注意です。

そうしたデメリットを回避するためにも、足をつけずに締めるようにしましょう。

つま先を上げる

ランニングシューズの締めすぎを防ぐのであれば、何か台になるものを探して、足を乗せる方法がおすすめです。

つま先が浮いた状態になっていれば、ギリギリと絞めつけてしまう心配はありません。

足が安定しないほどゆるくはなく、血行を悪くするほどきつくもない、ベストな締め具合にすることができるのです。

ランニングシューズを使うなら、足の固定は大切なことですが、やりすぎはよくないので、この対策はしっかり行うようにしましょう。

残った紐を垂らす

ランニングシューズを履くときは、紐を締めたところで油断してはいけません。

余ってしまった紐をそのまま垂らしていたりすると、ほどけてしまうことがあるのです。

これは、単に見た目がだらしがないということが問題なわけではありせん。

ただほどけるだけでなく、それが原因で転倒してしまったり、怪我をしたりすることもあるのです。

ほどけた紐に足を取られてバランスを崩すというのは、よくあることです。

また、紐が緩んでしまうと、きちんとフィットしなくなるので、余計に転びやすくなってしまいます。

そのため、紐が余ったときは、そのままにしておくのではなく、紐の間に差し込んで、邪魔にならないようにしておきましょう。

ブラブラさせず、きちんとしまっておけば、簡単にほどけることはありません。

それなら、引っかかって転んだりせず、フィット感を損なうこともないのです。

ランニングシューズには、走るときの衝撃を吸収して怪我の防ぐ機能があるので、それを無駄にしないように、常に適切な使い方を心がけてください。

まとめ

ランニングシューズは、ランニングをする時は欠かせないアイテムになりますが、ここで紹介したNGポイントはしっかり頭に入れておいてください。

せっかくランニングシューズを使っても、正しい履き方ができなければ、よい効果を得ることはできません。

それどころか、足を痛めてしまう可能性もあるのです。

いつも正しい履き方をして、ランニングシューズのメリットを最大限に引き出すようにしましょう。