バスケ漫画の最高峰!「スラムダンク」の湘北高校メンバーのバッシュを見てみよう
バスケットボール漫画といえば、「スラムダンク」をはずすことはできません。
日本にNBAブームをもたらし、バスケットボールを普及させたとも言われる漫画です。
そんなスラムダンクにはNBAの影響がちらほらと見えます。
登場人物のイメージ、ユニフォーム、カラーなど。
勿論バッシュも登場人物のイメージに合わせたものです。
そこで、個性豊かな登場人物たちが履いていたバッシュを見てみたいと思います。
スラムダンクってどんな漫画?
「スラムダンク」は週刊少年ジャンプに掲載されたバスケットを題材とした漫画です。
1990年から1996年まで連載され、大変な人気を博しました。
漫画の主人公である「桜木花道」はバスケット未経験のヤンキー高校生。
そんな彼が持って生まれた才能と努力でバスケットの楽しさに目覚めていくお話です。
個性豊かな登場人物と迫力あるバスケットボールシーンが注目を集めました。
累計単行本発行部数はなんと1億7000万部。
バスケットボール漫画の金字塔です。
NBAのスーパースターたちがモデル?
主人公・桜木花道を初め、キャラクター達には本場NBA選手のモデルがいる、と話題になりました。
当時はNBA人気も高く、マイケル・ジョーダンを初め伝説の選手たちが現役でプレイしていました。
大人気のバスケット漫画とNBAを結び付けてしまうのも当然かもしれません。
また、桜木花道と敵対するライバルチームもNBAチームを連想させました。
バスケットボールにはチームカラーがありますが、桜木花道の所属する高校は赤。
「シカゴ・ブルズ」のユニフォームによく似ています。
ライバル・牧真一の属する海南高校は紫。
「ロサンゼルス・レイカーズ」を彷彿とさせます。
このキャラクターのモデルはあの選手じゃないか、と想像するのもスラムダンクの楽しみ方の一つかもしれません。
主人公・桜木花道
スラムダンクの主人公は髪を赤く染めたヤンキー。
勉強は全くできず、中学時代から悪名高い人物でした。
そんな彼は「湘北高校」に入学し、かわいい女の子に出会ったことによりバスケットを始めます。
かわいい彼女は「赤木晴子」。
バスケットボールが大好きな女の子です。
彼女の気をひきたくて、未経験にもかかわらずバスケットボール部に入部するのです。
初心者のため、最初は何もできない桜木花道でしたが、徐々に才能が開花。
頼もしい仲間たちと友情を深めながら全国大会を目指すのです。
少年スポーツマンガには珍しいヤンキーキャラ。
そんな彼のモデルは「悪童」と言われた「デニス・ロッドマン」ではないかと言われています。
1991年から1993年まで「シカゴ・ブルズ」でプレイし、スーパースター「マイケル・ジョーダン」や「スコティ・ピペン」を助けました。
ロッドマンの得意技はとにかくリバウンド。
ゴール下でかなりの力を発揮します。
これは桜木花道も同じ。
自ら「リバウンド王」と名乗るほどです。
そんな彼の愛用バッシュは「エア・ジョーダン」シリーズ。
主人公らしい超メジャーなバッシュです。
Air Jordan 6(エア・ジョーダン6)
スラムダンクの主人公・桜木花道が履きだしたことにより、「エア・ジョーダン」のバッシュは人気が高まりました。
この「エア・ジョーダン6」はジョーダンの初優勝を支えた1足です。
ジョーダン本人の「素足に近い感覚のバッシュが欲しい」という意見が積極的に取り入れられています。
1992年の映画「バットマン・リターンズ」でも悪役・ジョーカーのブーツのモデルになったと言われています。
2014年には「スラムダンク」とのコラボモデルが発売され、大きな話題となりました。
Air Jordan 1(エア・ジョーダン1)
練習のし過ぎでバッシュに穴をあけてしまった桜木花道が二足目に選んだバッシュです。
バッシュの「赤と黒」が桜木花道の所属する湘北高校バスケットボール部のカラーとマッチしています。
「バスケットボールの神様」と言われるマイケル・ジョーダンの最初期のシグネチャー・モデルです。
発売当初、マイケル・ジョーダン本人はこの「エア・ジョーダン1」を好まなかったそうです。
赤と黒というカラーが、マイケル・ジョーダンの高校時代のライバル高のチームカラーと同じだったというのがその理由らしいですが、真偽のほどはわかりません。
発売後、NBAのコミッショナー「デビッド・スターン」がエア・ジョーダン1の着用を禁止します。
それでもこのバッシュを履き続けたジョーダンは、試合に出る度に5000ドルもの罰金を毎回払っていたそうです。
しかしこれがジョーダンにとって大変な損害だったかというと、そうではありません。
禁止されたバッシュで試合に出るたびに大きな宣伝効果がでるので、スポンサーの「NIKE」が罰金を肩代わりしてくれていたのです。
ジョーダンにとってもNIKEにとっても宣伝効果抜群のバッシュでした。
チームメイトでライバル・流川楓
「流川楓」は主人公と同学年のバスケットボールの天才です。
普段無口で何を考えているかわかりませんが、バスケットボールになると人が変わったかのように動きます。
攻めるもよし、守るも良しのオールラウンダー。
高校一年生ながら「エース」として圧倒的な存在感を放ちます。
ルックスも良く、主人公の好きな女の子「赤木晴子」も彼のファン。
桜木花道にとっては不俱戴天の仇ともいえる存在です。
しかし、バスケットボールの試合ともなるととても頼りになるチームメイトなのです。
そんな流川楓のモデルは、誰もが知るバスケットボールの天才「マイケル・ジョーダン」ではないかと言われています。
流川楓は黒いリストバンドをはめていますが、ジョーダンも同じ。
シュートフォームや「ゲームを支配する」圧倒的存在感もそっくりです。
Air Jordan 5(エア・ジョーダン5)
1990年に発売された、エアジョーダンシリーズの5作目です。
ハイカットとミドルカットの中間である「3/4カット」を採用。
その後のシューズの標準的なシルエットとなりました。
アッパーサイドにクリアラバーのメッシュ、シュータン部分に反射材を採用しています。
近未来的なデザインが好評を博し、シリーズの人気を確立しました。
また、ジョーダンのトレードマークである「ジャンプマン」が初めてアウトソールにもデザインされるようになりました。
復刻版にはレディースもあります。
エアジョーダンを試してみたい方には是非おすすめしたいモデルです。
チームの大黒柱・赤木剛憲
桜木花道・流川楓といったルーキーをまとめ、支えるのが湘北高校バスケットボール部キャプテンの「赤城剛憲」。
「ゴール下のキングコング」の異名を持ち、強いリーダーシップと情熱でチームを引っ張ります。
問題児ぞろいのバスケットボール部をまとめていくために、欠かすことのできない存在です。
高校三年生とは思えない落ち着きぶりとルックスが特徴。
そんな彼のモデルはニューヨークニックスの「パトリック・ユーイング」ではないかと言われています。
チームのセンターで、圧倒的な存在感。
NBA現役中は、熾烈な優勝争いに参加しつつもついにチャンピオンリングを手にすることはありませんでした。
ConversePROConquest(コンバースプロコンクエスト)
現在は製造されていないコンバースのバッシュです。
ハイカットで、コンバースのワンスターが目印。
足首をしっかりホールドしてくれ、ソールが衝撃を吸収。
激しい動きにしっかり対応してくれます。
現在でも復刻を望むファンが多い逸品です。
まとめ
NBAを身近にしてくれた「スラムダンク」。
連載終了後から随分経った現在も多くのファンが再開を待ち望んでいます。
スラムダンクの影響でバスケットボールを始めたという人も多いのではないでしょうか。
そんな人たちにとって、キャラクターが履いていたバッシュは憧れの対象ですよね。
気になった人は、もう一度単行本を見直して各キャラクターのバッシュをチェックしてみて下さいね。