自分に合ったバッシュ選びに必要なポイントってなに?
バスケット選手にとってバッシュは最大の味方です。
バッシュとの相性が良ければそれに見合ったいいプレーが実現でき、反対にバッシュとの相性が悪ければいくらバッシュ自体がすぐれた性能を持つものだとしても十分な効果を発揮することができません。
そこで、自分に合ったバッシュを選ぶときに注意すべきポイントを紹介します。
自分の足の形を知ること
人それぞれ、顔や体系が違うように足の形も違います。
横幅が広い人、狭い人、偏平足な人もいます。
一般的に、日本人は足の甲が高く横幅が広い足で、反対に欧米人は足の甲が低く横幅が狭い足だといわれています。
たとえ、同じくらいのレベルの二人でも、これだけの足の形が違えば、当然バッシュも同じものになることはないでしょう。
バッシュをはいてみて、横幅がきつい気がするという人は、幅広のバッシュを選ばなければならないですし、偏平足の人はアーチ形のバッシュを選ばないほうがいい場合があるのです。
つまり一人ひとり、履く足にぴったりとしっくりくるバッシュを探すことが一つ目のポイントとなります。
バッシュをデザインやメーカーだけで選ぶ前に、もう一度自分の足の形を確認してみましょう。
バッシュを購入する時間帯を考える
ズバリ言うと、バッシュを購入する際は、午後がおすすめです。
バッシュを購入するのに、時間帯なんて関係あるの?
と疑問に思うかもしれませんが実は関係はあるんです。
人の足はだいたい朝と夕方では0.5cm~1.0cmくらい大きさに差が出ることが分かっています。
それは、体重がかかりアーチ部(土踏まず)がたるんできて広がってしまうことが一つ目の理由です。
もう一つの理由として、立っていることで血液が足へと下がってきて、うっ血、むくみがでてしまうためです。
その為、バッシュを購入する際は足が大きくなった午後が良いということになります。
大きい状態で履いておくと、後で足がきつくてつらい、なんて思いをせずに済みます。
実際に履いてみる
頭の中であれこれ考えていても始まりません。
とりあえず、きになるバッシュを実際に履いてみましょう。
フィット感を精密にチェックする。
バッシュを購入する場合、実際に履き、ひもを締め感覚をつかむことが大切です。
これから長くバスケットを通して付き合っていく味方なのですから、しっかりと細かいところまでチェックしておきましょう。
フィット感がなくしっくりこないバッシュをはいてプレーをすると、血行障害による足の疲れや、運動機能の低下によりプレーがうまくいかなくなる危険があるからです。
また、試し履きの際に片足しか履かない人が多いと思いますが、必ず両足とも履きましょう。
この時、バッシュのひももしっかりと結んで、足の甲に伝わる感触をつかむことも忘れずにしてください。
試し履きの4つのチェックポイントは?
(1)足の甲は・・・足の甲が緩いと、ジャンプストップなどの急に止まるプレーの際にあしが前に詰まってしまいそれを繰り返すとまめができてしまう場合があります。
反対に足の甲がきついと血行障害が起き、疲れが出やすくなります。
多少であれば靴ひもで調節がききますが、極端に合わない時がちがうバッシュを選びましょう。
(2)つま先は・・・バッシュを履いて立った時に、足の指を動かして自由に動くかどうか確かめてください。
1.0cm~1.5cmの余裕は必要です。
サイズがきついと親指や小指の付け根の骨の異常を招いてしまう場合があります。
きつい場合はサイズを上げてみてください。
反対につま先が余り過ぎている場合は、サイズを下げてみてください。
(3)アーチ部(土踏まず)は・・・バッシュ内のアーチクッションが土踏まずとずれていると、アーチ部(土踏まず)に摩擦が加わって疲労を招く原因になります。
また、偏平足の人はアーチクッションを外し、自分のアーチにあう中敷きに変えたほうがいい場合があります。
(4)かかと部は・・・両足ともしっかりと履きひもを締めた後、歩いたり可能であれば軽く走ってみたりしてください。
そして、かかとを浮かした時にバッシュが逃げてしまう(ぬけてしまう)感覚があれば、ワンサイズ小さいものを選ぶようにしてください。
かかとが逃げてしまうものを履いていると、プレー中で着地するときに不安定になりけがの原因になってしまいます。
かかとをくわえ込むようにフィットするものがベストといえるでしょう。
片足で立ってみる
先ほどまでは両足で立ってみてバッシュのフィット感などを確認してきましたが、次は片足で立ってみてください。
片足で立つと足はさらにおおきくなります。
右足で立ち全体重をかけると、右足の底面への接触面積はかなり広くなります。
左足も同様です。
両足で立っているだけでも、片足で立つほうがおおきくなり差が出ます。
もちろん、立っているだけでも差が出るのですから、走ったりジャンプしたりするともっと大きく足に負担がかかるはずです。
もし可能であれば片足で立つだけでなく、片足でジャンプもしてみるとより感覚が分かりやすくなるでしょう。
これもまた自分に合った良いバッシュを選ぶための大切なポイントとなります。
バッシュ自体の反り返りを確かめる
バッシュのかかとの下と、つま先を両手で持って、内側に軽く押し曲げてみてください。
どのくらいの位置で反り返っているかがわかります。
反り返りの位置はバッシュの指先から3分の1、かかとから3分の2あたりがベストの柔らかさです。
そのほかの位置で曲がっていたりするのは失格です。
しかし、必要以上に反り返る、やわらかすぎるバッシュも、ソールが柔らかすぎで足に負担がかかりやすくなるので避けるべきです。
デザインも重要
先ほどまでは自分の足の形をしっかりと確認して実際履いてみてフィットしているものを選んで下さい、と言ってきました。
スポーツショップ内にはたくさんのメーカー、いろいろな足に合わせて作られたバッシュが置いてあるので、いくつかは自分の足に合ったバッシュが見つかったのではないでしょうか?
次は意外とみなさん、バッシュを選ぶ際に重要視しているデザインです。
やはり長く履くものとなると、見た目や履き心地、どちらも気に入ったものがいいですよね。
既製品でも、今はいろんな色や柄のものがそろっています。
しかしそれ以上に自分オリジナルのものを履きたいという方も多いと思います。
そこで、自分好みのバッシュをオーダーで作ることも可能です。
オーダーできるメーカーをいくつか紹介します。
NIKEⅰD
NIKEⅰDの最大特徴はインターネット上でしか購入できないということです。
(最近では店舗内でインターネット環境が整っているところもあります)様々な項目から色を選んでいくことで、自分だけのオリジナルバッシュが手に入ります。
また自分だけのID(もじ)を入れられることで、「自分だけの」と特別感がでて意識をさらに高めることができるはずです。
「自分色」を出すのであれば、「NIKEⅰD」で購入することをおすすめします。
ASICSイージーオーダー
「アシックスイージオーダー」の魅力は自分で選べるパーツがたくさんあるということです。
ひとつずつこだわりを持って選んでいけば、誰とも似ていない自分だけのバッシュが出来上がるはずです。
購入方法は各バスケットボールショップ販売店にて聞いてみてください。
選べるパーツとして、アッパー・アッパーの素材・アッパーカラー・ソールタイプ・デザインストライプのカラー・サイズ・オプション(刺繍)があります。
MIZUNOスペクトラ
ミズノのスペクトラの特徴はオーダーのベースとなるシューズが2つあるということです。
ダッシュ力に優れる「DASH」と軽量性に優れる「HOPE」です。
色を選ぶ前に自分に合ったベースシューズがどちらか選ぶようにしましょう。
選べるパーツは、ベースシューズ・ハイORミドルカット・ラインカラーです。
まとめ
自分に合ったバッシュの選びのポイントを読んでいただきありがとうございました。
少しは、参考になりましたでしょうか?
私もバスケットボール経験者なので、いままでいろいろなバッシュを試し履きし自分に合ったものを選び、バスケットボールをするうえでも一番の味方としてともにプレーしてきました。
バッシュを選ぶときはいつもどんなバッシュと出会えるのかドキドキワクワクしたものです。
ぜひ、自分に合った良いバッシュを見つけてください。