ファッションとしてもバッシュを楽しもう
バスケットボールは屋内スポーツですが、アメリカではストリートバスケットボールや、自宅のガレージにバスケットボールゴールポストを設置して屋外で楽しむ姿を目にすることがあります。
この他に、音楽のジャンルではヒップホップのラッパーがファッションにバッシュを取り入れています。
スポーツシューズの中でもデザインやフォルムが個性的で目を引き付けるバッシュをスポーツ以外でも履いてみませんか。
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1990年代のバッシュブーム
ヤマンバギャルがルーズソックスを履き始めたり、今も不動の人気を誇る安室奈美恵さんは、1990年代に厚底ブーツを履いて踊っていました。
当時の若年層の女子はみな安室さんの影響を強く受け、5センチ以上の厚底を履いている人がほとんどでした。
そんな足元を大きく見せるルーズソックスや厚底靴は、目線を下に向けることで、足そのものを細く見せたり、足長に見せる効果を狙ったファッションとして浸透します。
1990年代には、バスケットボールを題材にした漫画「スラムダンク」が人気連載をしていました。
アニメ化もされ、誰もがスラムダンクを見ていました。
今までバッシュに力を入れていなかったスポーツメーカーからも斬新なデザインやカラーでバッシュは販売され、有名人もファッションでバッシュを履いていた時代です。
人気モデルのバッシュは完売し、流通しなくなると、履いている人から直接交渉して買いとる人もいました。
この他に、バッシュを履いた人を複数の人数で突然襲い、奪いとる事件も発生したほどです。
なぜバッシュは普段履きでも人気があるの?
デザインやカラーが人の目を引き付けることの他に、履く人の心をつかむ理由は、履き心地の良いフィット感と軽くてクッション性に優れていることでしょう。
合わない靴を履いて具合が悪くなったり、靴ずれを起こしてつらい思いをしたり、そういった経験がある方は、靴のフィット感を大切にしますよね。
バッシュもメーカーによって履き心地が変わると思いますが、ハイカットの場合は足首までしっかりサポートして普通の靴では考えられない快適さがあります。
バッシュブームの火付け役AIR JORDAN1
今でこそ、斬新なデザインとカラーが主流ですが、1980年代は公式な試合ではシンプルなデザインや色合いのバッシュでなければプレーは認められていませんでした。
1984年にNBAのシカゴブルズに入団したマイケル・ジョーダンさんは「バスケットボールの神様」と言われ、身体能力の高さを生かしたプレーや得点記録は今でも有名です。
そんな、マイケル・ジョーダンさんを広告塔にNIKEは「AIR JORDAN」をシリーズ化して販売します。
公式の試合でも徐々にデザインやカラーの豊富なバッシュが認められ始めたのは、花形選手の履いたバッシュがデザイン以外にも機能性に優れており、バスケットボールをスポーツとして楽しむたくさんの人から「AIR JORDAN1」が支持されたからです。
AIR JORDAN 11 のデザインと質感は普段履きにおすすめです
「AIR JORDAN」シリーズの中で「AIR JORDAN 11」はフォーマルな要素も含んだファッション性の高い一足です。
素材にはエナメルを一部使って光沢があります。
1995年に販売されたモデルは復刻され「復刻版 AIR JORDAN 11 レトロ」として購入ができます。
レトロでフォーマルなバッシュを普段履きのファッションとして1足持ってみるのはどうでしょう?黒一色にエナメルの光沢素材でポイントが入ったデザインや、白ベースに黒のエナメル素材でポイントが入ったデザインのシリーズは特におすすめです。
まとめ
バッシュは足へのフィット感の良さと、汗のムレを発散して履き心地がとても良い、スポーツシューズです。
どんなに丈夫で高価な靴でも手入れは必要です。
1日履いたバッシュは靴クリーナなどで汚れをふき取りましょう。
素材に天然皮革を使っているときは専用のクリームを使って手入れをしましょう。
汚れを落としたら風通しの良いところで乾燥させて1日靴を休ませましょう。
清潔感もファッションやオシャレには必要です。