あなたの腰痛、トリガーポイントが原因かも!7つの症状と見つける3つのポイント
慢性腰痛の場合、トリガーポイントが原因となっていることがあります。
ただ、自分にもトリガーポイントがあるのか?あるとしたら、それはどこにあるのか?案外自分では気づきにくいものです。
そこで、腰痛の原因がトリガーポイントなのか、またどこにそれはあるのか見つけるポイントをお伝えします。
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トリガーポイントが原因の腰痛の症状
トリガーポイントが原因のときの腰痛の症状を以下にあげます。
- くしゃみをすると痛い
- 腰などを親指で押すと痛い
- 腰などを親指で押すと筋肉の奥に固まりがある
- しばらく立っていると腰が固まったようになる
- 疲れてくると腰が引っ張られるように痛い
- 階段を上ると、上り切った後痛みが出る
- 座り続けていると腰が痛い
以下に、それぞれ見ていきたいと思います。
くしゃみをすると痛い
くしゃみをすると腰の内側から外側に向かって押し出されるような痛みを感じる場合があります。
くしゃみをするとき、腰を曲げようとする筋肉に力が入ると同時にそれを曲げずに耐えようとする筋肉にも力が入ります。
その結果、腰の筋肉に負担がかかり、トリガーポイントを刺激して痛みが出ます。
健康な人から見るとただのくしゃみでも、腰痛の人にとってはかなりの苦痛になります。
くしゃみは数回続けて出る場合もあり、その場の痛みだけでなく、その後の腰痛の悪化につながる場合もあります。
腰などを親指で押すと痛い
トリガーポイントは、指で押すと痛みが出ます。打身になった個所を押したときとも似た痛みですが、強く推すと痛みの範囲が広がります。
また、しばらく強く押し続けていると血流の停止により痛みが治まります。その状態で急に指を話すと、血流の再開により一時的ですが周辺まで痛みが出ます。
腰などを親指で押すと筋肉の奥に固まりがある
トリガーポイントは、筋肉のコリがひどくなったものです。実際に指を筋肉の内部に押し込むようにすると、固まりがあるのが分かります。
コリの度合いにもよりますが、骨のように硬くなる場合もあります。
筋肉の内部にできるため、見た目には分かりません。
固まりの大きさが大きいほど筋肉が凝った状態になり、解消するのも時間がかかります。
しばらく立っていると腰が固まったようになる
腰を動かしていると、まぁまぁなめらかに動くのですが、しばらく直立した状態で腰を固定していると、腰が固まったようになる場合があります。
トリガーポイントがあるとこの症状になりやすく、じっとしている間はそれほどの痛みでなくても、いざ動かそうとすると固まっている、という症状になります。
この状態で腰を無理に曲げたりひねったりしようとすると、痛みが走り、場合によっては腰痛が悪化します。
負担をかけない程度に常時腰を動かすのが望ましいです。
また、座っているだけでも同じように腰が固まる場合がありますので、デスクワークの場合などは、定期的に立って適当に歩くと良いと思います。
疲れてくると腰が引っ張られるように痛い
トリガーポイントがあると、腰の筋肉が上下に引っ張られるように痛みが出る場合があります。
腰への負担が継続することによって、筋肉が強く張ってしまって戻らなくなっている状態と思われます。
自分でマッサージをしたり、さすったりしてもほとんど痛みは解消しません。
この状態になった場合は、腰の筋肉を緩める必要があります。仰向けに寝るのが最も効果的です。
職場などで寝転がれない場合は、背もたれのある椅子に座って腰を後ろにそらすことで、筋肉が緩み、痛みが緩和する場合があります。このとき背もたれに持たれるようにし、体に力が入らないようにするのがコツです。
階段を上ると、上り切った後痛みが出る
トリガーポイントがある場合、負担がかかった状態から急に解放されると、解放されたときに痛みが出る場合があります。
「腰痛になったら改善したい行動⑥ 多すぎる階段・長すぎる上り坂は登らない 」でも書きましたが、階段では前かがみになりやすく、しかもその体勢が継続するため、腰への負担が増えます。
トリガーポイントがあると、階段を登り切って腰への負担が解放されたときに、痛みが出やすくなります。
座り続けていると腰が痛い
座っていても腰の筋肉は意外に使われています。猫背の場合や、寝るように浅く椅子に座っている場合に負担かかりやすくなり、トリガーポイント発生の原因にもなります。
また、正しい姿勢を維持しようとするあまり、肩、背中、腰に力が入ってしまい、それがトリガーポイントの原因になる場合もあります。
以上がトリガーポイントがある場合の症状になります。これらの症状がある場合は、トリガーポイントが原因となっている可能性があります。
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トリガーポイントを見つける3つのポイント
次にトリガーポイントの見つけ方ですが、基本的には指で押して見つけます。
ポイントは以下の3つです。
- 筋肉の内部まで指で押し込む
- 腰痛の痛みが出ていない場所も探す
- 同じ場所を色々な角度で押す
筋肉の内部まで指で押し込む
トリガーポイントは筋肉の内部のコリになるため、見た目には分かりませんし、少し触ったくらいでも分かりません。
意図的に指で筋肉をぐぃっと押し込む必要があります。
順々に筋肉を押し込んでいくと途中で、不自然に固まりがあると、それがトリガーポイントになります。
トリガーポイントはそのままでは痛みがあまりありませんが、指で押すと痛みが出ます。
トリガーポイントはとても固くなっており、骨と間違える場合があります。
骨と間違えないようするために、固まりを見つけたら、体の左右で同じ場所に同じような固まりがあるか確認しましょう。
左右どちらかにしか固まりがない場合は、トリガーポイントの可能性が高くなります。
腰痛の痛みが出ていない場所も探す
トリガーポイントが原因で腰痛が出る場合、トリガーポイントの場所とは離れた場所で痛みが出る場合があります。
これは、筋肉同士が連携していて、筋肉のある個所のトリガーポイントが、連携を通して離れた筋肉に影響する場合があるからです。
ですので、腰痛が出ている場所付近のみを探しても見つからない場合があります。
意識して、離れた場所も探してみてください。
同じ場所を色々な角度で押す
トリガーポイントは、押し込む指の角度によって、痛みの出方が変わる場合があります。
固まりを見つけて押しても痛みが出ない場合は、色々な角度から押し込んでみて下さい。
また、周辺の筋肉構成によっては、指で押し込んでも筋肉が邪魔してトリガーポイントに届かない場合もあります。これも押し込む角度を変えることで、筋肉が邪魔するのをよけられる場合もあります。
トリガーポイントを押し込んでより強い痛みが出ている角度が、トリガーポイントを解消する際にも重要になりますので、この段階で、トリガーポイントを押し込む位置と角度をしっかりチェックしておきましょう。
まとめ
トリガーポイントの見つけ方はいかがでしたか?トリガーポイントが見つかった場合、腰痛の原因となっている可能性が高くなります。それはすなわち腰痛解消への道筋が見えた、ということです。
腰痛の原因がトリガーポイントなら、トリガーポイントを解消すれば腰痛も解消されます。
トリガーポイントを見つけられるよう、いろいろな個所を押し込んでみましょう。