バオバブ種子油で美髪に!ヘアオイル「バオバブオイル」の特徴と効果とは?
現在は、女性だけでなく男性にとっても髪は大切な体の一部となっています。
そのため、ヘアケアはしっかりと行いたいものです。
そのヘアケアに最適な物がヘアオイルになり、ヘアオイルの多くは植物性のオイルになります。
そして、今回紹介するのは、植物性オイルであるバオバブオイルになります。
バオバブオイルには美容成分が豊富に含まれており、肌や髪のケアに利用することができますが、そのことを知らない方もいるかと思います。
では、バオバブオイルのことを深く知るために、どのようなオイルなのか見ていきましょう。
バオバブオイルってどのようなオイル?
バオバブオイルとは、サバンナ地帯に自生している「バオバブ」という木の種子から抽出したオイルになります。
バオバブは「星の王子さま」という小説に登場していることから、知っている方もいるかと思います。
バオバブは、アオイ目アオイ科バオバブ属の呼び名であり、とても大きい木になります。
一般的な大きさは、高さが約30mで太さが約10mくらいになり、最も大きいものは、高さ47m、太さが15mといわれています。
そのようにとても大きいバオバブは、幹の部分に10t(トン)も水分を溜め込んでおり、乾季になると休眠し、休眠中は溜め込んだ水分で乾季を乗り越えます。
バオバブはとても大きく、厳しい環境でも生きる力を持っているため、「生命の木」とも呼ばれています。
そのような生命の木の種子から取れるバオバブオイルは、栄養価が非常に高く、美容に良い成分が豊富に含まれています。
バオバブオイルに含まれている脂肪酸
先程も話しましたが、バオバブオイルは生命の木とも呼ばれているバオバブの種子を抽出した、天然由来の植物性オイルになります。
そのようなバオバブオイルは、高純度の脂肪酸で組み立てられています。
そして、ビタミン類が豊富に含まれており、抗酸化作用があるので、美容効果に優れたオイルとして使用されています。
それでは、具体的にどのような成分が含まれているのでしょうか。
まずは、バオバブオイルに含まれている脂肪酸を見ていきましょう。
オレイン酸
オレイン酸は、他のヘアオイルにも豊富に含まれている成分で、保湿力に優れています。
外気に触れても固まったりベトッとしたり、乾燥することはなく、髪の水分の蒸発を防止し髪に潤いを与えます。
また、血中のコレステロールを下げる働きもあり、健康を維持するのに役立つ成分です。
そのようなオレイン酸は皮脂にも含まれているため、肌と相性が良く、肌や髪に馴染みやすいのが特徴になります。
バオバブオイルでヘアケアをすると、髪がサラサラになる効果が期待できるため、試してみることをおすすめします。
α-リノレン酸
α-リノレン酸はオメガ3脂肪酸の一種であり、健康には欠かさせない必須脂肪酸になります。
α-リノレン酸は、体内に入るとDHAやEPAという成分に変わります。
DHAとEPAは、LDL(悪玉)コレステロールを減らす働きがあります。
そのため、α-リノレン酸は生活習慣病の予防に役立つ栄養素になります。
このような働きのあるα-リノレン酸には、頭皮に浸透する力が強いため、頭皮を保湿し、柔らかくする効果もあります。
パルミチン酸
飽和脂肪酸の一つになるパルミチン酸は、食事で多く摂り過ぎると中性脂肪やコレステロールを増やす原因になりますが、シワを抑制したり、ニキビを予防したり、動脈硬化を予防する効果があります。
そのように、パルミチン酸は良い効果が期待できる成分になりますが、摂り過ぎは生活習慣病に繋がるため、摂取量には注意する必要があります。
そして、その良い効果は美肌に繋がるため、スキンケアに利用することにより美容効果が期待できます。
バオバブオイルに含まれているビタミン類
これまでの説明で、バオバブオイルには髪に良い脂肪酸が含まれていることが分かったと思います。
では、バオバブオイルに含まれているビタミン類について説明していきます。
ビタミンA
ビタミンAは、油脂に溶ける性質がある脂溶性ビタミンの一種になります。
皮膚や眼の健康に役立つ成分になりますが、髪の健康を維持する働きもあります。
そして、ビタミンAを安定させるパルミチン酸がバオバブオイルに含まれているため、効率よく効果を発揮することができます。
しかし、過剰摂取すると肝臓に蓄積してしまうため、健康を害してしまいます。
ビタミンE
ビタミンEは、水に溶けにくい性質を持っている脂溶性ビタミンの一つになります。
強い抗酸化作用を持っており、老化や生活習慣病の原因といわれている活性酸素が増えるのを抑える働きがあるため、「若返りビタミン」ともいわれています。
活性酸素はウイルスから細胞を守る働きがあるので、ある程度必要な物質になりますが、生活習慣やストレスなどで活性酸素が増えすぎてしまうと、細胞にダメージを与えてしまいます。
そのように、増えすぎた活性酸素を除去する働きがビタミンEにはあるため、老化や生活習慣病を予防する効果が期待できます。
そして、抗酸化作用の他にも、美白効果や血流を促進させる効果、生殖機能を良くする効果やアレルギー反応を軽減させる効果があります。
その中の血流を良くする効果により、頭皮の代謝を促進させることができ、頭皮や髪に栄養を届けやすくします。
また、ビタミンEの抗酸化作用により、過酸化脂質が作られるのを抑えることができます。
過酸化脂質とは、コレステロールや中性脂肪などの脂質が、活性酸素により酸化された物質になります。
過酸化脂質は老化や動脈硬化や癌などの原因になる物質といわれており、その他にもシワやメラニン色素の沈着の原因にもなります。
ビタミンEには過酸化脂質が作られるのを抑える働きあるため、それらの症状を予防することが期待できます。
このようにビタミンEには身体に良い働きがあるため、バオバブオイルによるヘアケアだけでなく、ビタミンEが含まれている食品を食べることもおすすめします。
ビタミンD
ビタミンDは脂溶性ビタミンの一つになり、食品から摂ることができますが、太陽の光を浴びることでも摂ることができます。
それは、太陽の光に含まれている紫外線を浴びると、ビタミンDを作る機能が人間には備わっているためです。
そのようなビタミンDはカルシウムの吸収をサポートすることで知られていますが、免疫力の調整や癌細胞が増えるのを抑えることにも関係しています。
また、衰えた頭皮の機能を活性化させる働きもあります。
そのため、ビタミンDが含まれているバオバブオイルには、頭皮の働きを良くする効果も期待できます。
その他にも、バオバブオイルにはビタミンFが含まれており、頭皮環境を良くするのに役立っています。
バオバブオイルでヘアケア
バオバブオイルは抜け毛や薄毛の予防にも期待することができます。
人間には毛周期というヘアサイクルがあり、髪が育って抜けるまでの周期があります。
そのため、髪の毛が抜けるのは異常なことではありませんが、毛周期が乱れると抜け毛が多くなります。
そのようになると薄毛を進行させるため、予防することが大切です。
予防するには食生活を見直したり、ストレスを溜めすぎないことが大切になりますが、頭皮環境を良くすることも大切になります。
バオバブオイルで頭皮マッサージを行うことにより、頭皮のしつこい汚れを落とし、血行を良くすることができます。
また、頭皮が保湿されるため、頭皮環境が良くなり、美しい髪を育てることが可能となります。
そして、頭皮だけでなく髪にも潤いを与え、まとまりやすくする働きもあるため、髪をシャンプーで洗う前や、洗い終わってタオルドライした後などに使用すると良いでしょう。
そのように使用することによって、髪にツヤが出て美しい髪になることが見込めます。
まとめ
今回はバオバブオイルにスポットを当てて紹介してきましたが、いかがでしたか。
これまで話してきたように、バオバブオイルには美容成分が豊富に含まれており、ヘアオイルとしても効果を発揮することができます。
バオバブオイルには美髪効果があるため、髪の傷みに悩んでいる方は、バオバブオイルを試してみると良いでしょう。