ポケットコイルマットレスで腰痛が改善する人、悪化する人

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腰痛 マットレス

畳に布団とマットレスを敷いて就寝する方、マットレス付きのベットで就寝する方のどちらでも腰痛に悩まされることがあると思います。

腰痛対策に有効なマットレスを選ぶ際は、内部のコイルに注目する必要があります。

特にオススメなのがポケットコイルです。

ポケットコイルとはどのようなものか、そしてポケットコイル以外のコイルとどんな違いがあるか説明します。




ポケットコイルマットレスとは

ポケットコイルには、コイルの硬さが『ソフト系』、『レギュラー系』、『ハード系』の3種類に分類されます。

また、マットレスの面積に占める、バネの数、詰め物の素材、バネ自体の線径、コイル自体のストローク、コイルの巻き数など様々な違いがあります。

ポケットコイルは、コイル一つ一つが独立した構造になっており、マットレスに横たわった際、マットレスが身体を包み込むような感じになります。

その構造により、腰痛になりにくいといったメリットがあります。

また、ポケットコイルはそれぞれ独立した構造になっているため、マットレス全体に荷重が加わったとしても、沈む部分は限定されます。

これにより、就寝時に一番荷重が掛かる腰が、理想的な形状で沈むため腰痛になりにくいと言われています。

ポケットコイルは、一般的に高価なマットレスに使用されています。




実際に使ってみたマットレス製品


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独自の高密度連続スプリングが体へのフィット感が素晴らしく、腰痛の方に特に高評価です。

適度な硬さと弾力性があり、加重分散性にも優れていて、自然な背骨のS字を楽に維持してくれます。

マットの中を空洞にする仕組みになっており、湿度の高い日本の気候に対応することを重視して作られています。

マットレス側面にアイレット(通気口)もついており通気性も抜群です。

厚みが十分ある割に重さはそれほどありませんので、立てかけるのも容易です。

ポケットコイルを使用したマットレスは、コイル自体が独立構造のため、価格が高くなりやすいです。

しかし、コイルの防錆性能や通気性といった部分で、その他のコイルを使用したマットレスと比較した場合、耐久性や品質面は非常に良いと思います。

マットレスを選ぶ際は価格ではなく、コイルの構造や硬さ、そして自分の体格に合っているか確認して選ぶことが重要です。

単純に高いのが良いと思いこんで購入しても、後々、腰痛に悩まされることがあると思います。

特に、マットレスは毎日8時間近く過ごす場所だということを忘れてはいけないと思います。

睡眠は身体を一番休める行為です。

睡眠時に身体が休まなければ、肉体疲労の蓄積だけでなく知らず知らずの内にストレスも溜まってしまいますので注意が必要です。

しかし、ポケットコイルを使用したマットレスが全ての方に合うとは限りません。

マットレスには、『硬い方がいい人』や『柔らかい方がいい』、『畳に寝た様な感じがいい』と要求は様々です。

自分の身体に合わないマットレスを選んだ場合は、今まで腰痛でなかった人が腰痛になったり、腰痛持ちの人は悪化することがあります。

そこで、ポケットコイルのマットレスがオススメな方は、柔らかい寝心地が良いという方や体重の重くない方がいいと思います。

また、畳の寝心地がよい方はオススメできません。

特に、体重の重い方はコイルが沈み、凸凹した場所に直接寝ている感覚になったりします。

そのような場合は、間違いなく腰痛に悩まされます。

ボンネルコイルマットレスとは

安価なマットレスの場合、ボンネルコイルやSバネが使用されています。

ボンネルコイルは、複数のコイルが連結された構造になっているため、全体的に硬く、横揺れし易いといった特徴があります。

また、マットレスに使用されるコイルの数は、ポケットコイルとボンネルコイルで異なります。

ボンネルコイルでは約210個、ポケットコイルでは約500個と大きく違います。

このコイル数が、寝心地に関わり、腰痛を和らげます。

さらに、安価なマットレスにはSバネが使用されていますが、寝心地が悪い上、耐久性もありません。

まとめ

私自身、腰痛に悩まされ様々なマットレスを試してきました。

その中に、マットレスにポケットコイルを使用していた物もあります。

確かに、ポケットコイルは身体を包み込むような感覚になりましたが、私には柔らかすぎ、結果として腰痛が改善されませんでした。

後々調べたところ、体格や体重そしてコイルの仕様が全く合っていないということに気付きました。

マットレスはとても重要なものなので、よく調べた上で購入する必要があると思います。