「雲のやすらぎ」は敷布団かマットレスか
快適な寝心地の敷布団「雲のやすらぎ」が今大変な話題になっています。
しかし普通の敷布団と同じように扱えばよいのでしょうか?
そもそもこれは、敷布団でしょうか、マットレスでしょうか?
「雲のやすらぎ」は「敷布団」となっていますが、厚さが17cmもあるので、見た目から通常の敷布団とは違います。
限りなくマットレスに近い敷布団という感じです。
畳や床に敷くのが良いのか、それともベッドで使用するのが良いのか?
特別な取り扱い方は?
...といった点をその特徴と合わせて見ていきましょう。
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目次
敷布団として使うとたたむのが大変、重くて干すのも収納も大変
まず「雲のやすらぎ」はとても重いです。
そして弾力があるので、なかなか簡単にたたむことができません。
ゴムバンドで留めればどうにかたたむことができますが、バンドなしではたたんだ形を固定するのは困難です。
持ち上げて押入れにしまったり、ベランダに干すのも大変です。
「雲のやすらぎ」を通常の敷布団と同じように扱って、毎日折りたたんで押入れに収納するのはかなりの重労働になるでしょう。
また17cmの厚さの中身は複数の素材の5段構造になっているので、それを折り曲げて圧縮するのは、この製品の機能を損ねないかと少し心配です。
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マットレスとしてベッドに敷いて使う方が簡単
もちろん敷布団として使って良いのですが、マットレスとしてベッドに置く方が簡単かもしれません。
こうすれば、いちいちたたんだり持ち上げたりする必要がなく、干すのも簡単です。
マットレスのようにスプリングが入っているわけではありませんが、弾力がある素材で厚さも十分にあるので、これだけでマットレスの代わりになります。
すでにベッドにあるマットレスに重ねて使えるか?
すでにベッドにあるマットレスの上に「雲のやすらぎ」を重ねて敷くのはどうか?ということですが、もともとあるベッドやマットレスの高さとの兼ね合いということになるでしょう。
こういうやり方は可能ですが、厚さが17cmあるので、それをマットレスの上に敷くとさらに高くなります。
特に高齢者や腰痛持ちの方は、起きて高い位置のベッドから降りるのが大変かもしれません。
また吸水性、通気性の点からも、下のマットレスが水分を吸収してカビの原因になりやすいので、重ね敷きよりは単体使用の方が理想的です。
吸湿性と通気性の点からもベッドがベター、またはすのこ使用
「雲のやすらぎ」のメリットの一つは、優れた吸湿性と通気性で寝汗を吸収して快適な寝心地を作ることです。
つまり表面から吸収した寝汗を下に逃がす構造になっているのです。
畳や床の上に敷いていると、どうしてもしけってきて、床や畳や敷布団にカビが生える原因になります。
ベッドに敷いていれば、ベッドの下部から水分が逃げるので、比較的カビを防ぐことができます。
ただ(ベッドの構造にもよりますが)マットレスの上に重ねて敷く場合は、下のマットレスが水分を吸収するので要注意です。
両方よく干して乾かさなければなりません。
また敷布団として使用する場合は、すのこの上に敷くと、下から水分が逃げるので、カビが生えにくくなります。
雲のやすらぎ取り扱い上で注意すること
まず「重い」という点に気を付けましょう。
シングルで7kg、ダブルで9.8kgです。
腰痛を直そうとしたのに、持ち上げてさらに腰痛を悪化させては仕方がありません。
腰痛持ちの方はもちろん、女性や高齢の方も無理をしないように気を付けましょう。
そして毎日たたんだり運んだりできない方には、ベッドに敷いてマットレスとして使用することをおすすめします。
たたみづらいので、普通の布団と比べると干すのが大変です。
普通のサイズのベランダでは干せないかもしれません。
そのままの形で風通しの良いところに立てかけておくのが一番良い方法でしょう。
水分を吸収するのでカビが生えやすいです。
十分乾かすようにしましょう。
また畳の上に敷いて使用している場合は、畳もよく乾かすようにしましょう。
まとめ
「雲のやすらぎ」は敷布団ではありますが、今までの敷布団とは全く違う少し特殊な敷布団です。
マットレスのような特徴も合わせ持った、今までにない製品です。
そのためメリットとデメリットを両方含んだその特徴を知って、それに合わせた使い方をすることが必要になります。
そうしてうまく付き合えば「雲のやすらぎ」から快適な寝心地を手に入れられるでしょう。