まくらが黄ばんでしまう原因を紹介!その理由と対策とは?
まくらを長い間に渡って使用していたら、まくらが黄ばんでしまう経験をした事はないでしょうか?
まくらは清潔にしておかないと黄ばんでしまいますが、黄ばんでしまう理由を知っている方は少ないでしょう。
そこで、まくらが黄ばんでしまう理由と対策法を紹介します。
まくらが黄ばむ理由と対策さえ分かれば、毎日清潔なまくらで寝る事が出来るでしょう。
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まくらが黄ばむ原因
まくらが黄ばんでしまう原因は『寝汗』と『頭皮の皮脂』と言われています。
なぜ、寝汗と頭皮の皮脂で、まくらが汚れてしまうのか詳しく説明しましょう。
寝汗で黄ばむ理由
汗でまくらが黄ばんでしまうのは、汗に染み込んだ物をほうっておくと空気に触れて変色するからです。
例えば、ワイシャツの襟(えり)が黄色くなってしまう経験をした事のある方は多いと思いますが、これも汗が空気にふれて変色した事が原因しているからです。
睡眠時間は多くの方が6~8時間程度なので、寝汗でそこまでまくらが黄ばんでしまうのだろうかと思う方はいるでしょう。
しかし、私たちは寝ている間に、コップ1杯分まで汗をかくと言われているのです。
実際に、朝になって起きた時に喉がかわいてしまうのは、それだけ汗をかいている証拠と言えます。
もしも、多くの汗が染み込んだまくらを数ヶ月間も放っておけば、まくらが黄ばんでも不思議ではないのです。
皮脂で黄ばむ理由
まくらは頭部を支える物ですから、頭皮の皮脂はまくらに付きやすくなっています。
この頭皮の皮脂は空気に触れると化学反応を起こして酸化されていき、変色してしまうのです。
例えば、りんごを切った後に食べきれず放っておいたら、色が変形していった経験をした事はあるでしょう。
この現象も皮脂が変色した事と同じで、空気の酸素に触れて酸化したから、変色した訳です。
そのため、まくらは寝汗だけでなく頭皮の皮脂でも変色するので、黄ばみやすい物と考えたほうが良いです。
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まくらの黄ばみを抑える方法
まくらが黄ばむ原因が、寝汗と頭皮の皮脂にある事が分かってもらえた所で、次に寝汗と頭皮の皮脂を抑える方法を紹介します。
寝汗と頭皮の皮脂を全てカットする事は難しいのですが、その量を抑える事は可能なので、これから紹介する方法を参考にしてみて下さい。
寝汗の量を減らす方法
夏場のような暑い季節は寝汗をかきやすいので、可能であればエアコンを付けたり、扇風機を付けたりして下さい。
ただし扇風機の風を、長い時間に渡って顔に当て続けるのは危険な行為で注意しなければいけません。
もしも、長い時間に渡って扇風機の風に当たり続けたら体温が低下してしまい、血管が収縮して、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性があると言われているからです。
そのため扇風機は『首振り機能」を使用して、長い時間に渡って、扇風機の風が当たり続けないようにして下さい。
夏場以外で汗をかきやすいケースとして、風邪をひいた時があります。
この時は風邪薬を飲んで、発熱を抑える事によって、寝汗も抑える事が出来るでしょう。
皮脂の分泌を減らす方法
皮脂を抑える方法として、有効なのが食生活の改善です。
脂の多い食べ物ばかり摂っていれば、皮脂が過剰分泌されてしまい、まくらに皮脂が付いてしまうでしょう。
特にジャンクフードのようなハンバーガーやポテトなどを食べる量は控えて、脂質を代謝してくれるビタミンB2やビタミンB6などを摂取しておく事が重要です。
ビタミンB2が多く含まれている食べ物は、納豆・卵・乳製品などで、ビタミンB6はさんま・いわし・レバーなどです。
その他に頭皮の皮脂を抑える方法として、重要なのが洗髪方法です。
シャンプーを使って、必要以上に頭皮の皮脂を取り除こうとしたら、身体は皮脂が足りなくなったと考えて、皮脂を分泌しようとします。
その結果、頭皮の皮脂が過剰分泌されてしまうのです。
しかし、シャンプーの洗い残しがある場合でも頭皮の皮脂が多くなってしまうので、注意しましょう。
まくらの洗い方
寝汗や皮脂を抑えれば、まくらが黄ばむ可能性は低くなります。
しかし、それでも長期間に渡って、まくらを洗わなければ黄ばんでしまいます。
そこで、次にまくらを洗う方法を紹介しましょう。
洗濯機で洗える物
まくらは洗濯機で洗えない物がありますが、まくらカバーだけであれば、洗濯機で洗う事が出来ます。
まくらカバーも放っておけば黄ばんでいくので、まずはまくらカバーを洗濯機で洗わなくてはいけません。
そしてまくらの中材であるパイプであれば、洗濯機で洗えるものがあるので、そのような場合は洗濯機で洗います。
パイプを洗濯機で洗う時は、洗濯ネットに入れて洗い、他の洗濯物と一緒に洗わないで下さい。
パイプは中が空洞になっているので、そのまま干そうとしたら空洞になっている所に水が溜まっている場合があるので、パイプを振って水気を切って下さい。
洗濯機で洗えない物
洗濯機で洗えないまくらは手洗いをするしかないのですが、気を付けなくてはいけないのが、水洗いをしてはいけない物がある事です。
水洗いをしてはいけない種類は、多くの低反発まくらで使用されているウレタン素材です。
水洗いを出来ないウレタン素材は、水洗いしてしまったら、硬さが変わり使用感が変わってしまうので水洗いをしないようにしましょう。
その他の種類では、同じ種類でも商品によって洗える物と洗えない物があります。
その違いを知るためには、水洗いが可能というマークを確認して下さい。
水洗いが可能というマークが付いていれば、水を付けて手洗い出来るので、まくらを清潔に保てる事が出来ます。
そして、水洗いを出来る場合は水よりお湯のほうが汚れを落としやすいので、まくらが汚れている場合はお湯を使うようにしましょう。
もしも、まくらが黄ばんでいる場合は『重曹』もしくは『漂白剤』などを使えば、比較的黄ばみを落としやすくなります。
まくらの干し方
まくらは洗うだけでなく、干し方も注意しなければいけません。
なぜなら天日干し出来る物があれば、天日干し出来なくて陰干しをしなくてはいけない物もあるからです。
そこで、天日干しできるまくらと陰干しするまくらを紹介しましょう。
天日干し
天日干し出来るまくらは、そばがら・ポリエステルわた・パイプ・ストロー・ビーズ・ひのきなどです。
この種類のまくらであれば、外で干す事が出来ますが、その際には花粉や黄砂には気を付けなくてはいけません。
花粉や黄砂が飛んでいる季節で、外でまくらを干していたら、まくらには花粉や黄砂が付いて汚れてしまいます。
花粉症の方は、花粉症の症状が出てしまう季節には、外で干さないようにしましょう。
そして黄砂は、中国にある砂漠から飛んでくるもので、日本では2~5月の間に多く飛んできて、ピークとなるのは4月と言われています。
そのため、黄砂を付けないで干すには、2~5月は外で干さないで室内に干すようにしたほうが良いでしょう。
室内で干す時は、窓から光が差し込んでくる場所で干せるようにしておきましょう。
陰干し
天日干し出来ないまくらの種類は、ウレタン・スノー低反発・フェザーなどです。
この種類のまくらは、天日干し出来ないので、部屋のなかで日光が当たらない所に干して下さい。
そして、干すタイミングは湿気が少ない快晴の日がおすすめです。
もしも湿気の多い時期であれば、部屋を換気してから行って下さい。
まくらを陰干しにする際には、通気性をよくするために、壁に立てかけるか洗濯カゴの上に置くようにして下さい。
壁に立てかける際は、壁にあまり密着させないようにして、斜めに立てかけるようにして通気性を良くした状態で干すようにしましょう。
まとめ
まくらは長い期間に渡って、使用したら黄ばんでしまう事があります。
その際に注意しておかなくてはいけないのが、洗濯機・水洗い・天日干しをしてはいけない物がある事です。
もしも洗濯機を使用してはいけないまくらなのに、洗濯機で洗ってしまえば、まくらの品質が低下してしまいます。
そのため、まくらを洗って干す場合には、あなたが使用しているまくらは洗濯機・水洗い・天日干しをして良い物か確認するようにして下さい。