オジサンが抱きまくらを抱く理由
疲れて仕事から帰ってきても、就寝時になかなか寝付けない方や眠りが浅い方もいらっしゃると思います。
また腰痛で起きるのがつらい方などは一度「抱きまくら」を使ってみることをおすすめします。
「抱きまくら」と聞くと女性や子どもが使っているようなイメージですが、実はこの「抱きまくら」。
子どもよりも、むしろ中年男性こそが使うべきではないかという理由がありました。
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抱きまくらは安眠効果が得られる
赤ちゃんは本能的に「抱きつく」という行為によってリラックスして安心感を得ています。
これは大人になっても同じことで、欧米には「ハグ」という文化がありますが、抱きつくことによりストレスが減少し、免疫力が高まることが科学的にも証明されています。
就寝時にも「抱きまくら」を使うことで安心感が得られ、不安感が減少し、寝つきがよくなるといった安眠効果が期待できます。
寝つきの悪い方は、本当は人間に抱きつくのが一番安眠できる方法なのかもしれませんが「不可能だ!」という方は抱きまくらに抱きついてみることをおすすめします。
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抱きまくらは腰痛を和らげてくれる
腰痛で寝るのがつらいという方にも抱きまくらは効果的です。
腰痛は症状によって痛みの度合や楽な姿勢が変わってきますが、横向きの姿勢で寝ると腰の角度が調節できるため、楽な姿勢がとりやすいとされています。
その際に抱きまくらをひざで挟み、抱きつく姿勢をとることで骨盤がゆがむことを防ぎ、体にかかる負担を分散させることができます。
どうしても仰向けで寝たいという方は、ひざの裏に抱きまくらを入れることで痛みの緩和させることもできます。
これだともう「抱きまくら」とは言えませんが、そんな使い方もできます。
抱きまくらはいびきを改善してくれる
いびきにはさまざまな要因がありますが、仰向けで寝ることにより、舌のつけ根が喉の奥に沈み込むことが原因のひとつとされています。
そのような方も横向きに寝ることによって気道が確保され、いびきを改善させられることが分かっています。
横向きに寝るのならそれをサポートしてくれる「抱きまくら」を使わない手はありません。
眠っているあいだは無意識の状態なので寝返りをうって自然に仰向けに戻ってしまうこともあります。
それを防止するためにも「抱きまくら」は効果的です。
いびきに悩んでいる方は一度試してみてください。
たくさんある抱きまくらの種類
一概に「抱きまくら」と言っても、さまざまな種類があります。
一番思い浮かべやすいのは楕円形のタイプですが、そのほかにも丸い筒のような形のタイプ。
体にフィットしやすい流線形のタイプ、バナナのような曲線形タイプ、抱きつきながら頭も乗せることができるL字形のタイプなど、形だけでもいろいろなタイプがあります。
素材によって質感もさまざまで、水洗いができるものや、加齢臭を防止する男性用抱きまくらも開発されています。
安眠のためには本人が一番よいと感じられるものを選ぶことが大切なので、実際にさわって感触を確かめてみてください。
実は古い抱きまくらの歴史
「抱きまくら」の歴史は意外に古く、日本に伝わってきたのは江戸時代だと言われています。
中国大陸から長崎に伝わり日本に入ってきましたが、当時は生活様式の違いからかあまり広まらなかったようです。
もし男性が抱きまくらを使うことに抵抗があるという方は、なにも恥ずかしがることはありません。
「江戸時代からある伝統的な寝具だから」ということで自分を納得させてあげましょう。
まとめ
抱きまくらは寝具の中ではあまり目立たない存在ですが、実際に使ってみるとメリットがたくさんあります。
安眠効果に加え、腰痛やいびきにも効果があります。
特に腰痛は「日本人の国民病」とも言われており、歳をとるごとに悩まされる方も多いと思います。
就寝の際に腰痛や、いびきでお悩みの方は一度「抱きまくら」を試してみてはいかがでしょうか?
そこには心地のよい朝の目覚めが待っているかもしれません。