睡眠時の腰痛や、寝て起きた時の腰痛にはマットレスが合っていない、という原因が多く挙げられます。しかしそれ以外にももちろん、マットレスが腰痛の原因になっていることがあるのです。腰の部分に出来たへこみ、これが腰痛の引き金になっていることもあるのですね。

マットレスのへこみって腰痛と関係があるの?買い替えが必要?

マットレス・敷き布団

睡眠時の腰痛や、寝て起きた時の腰痛にはマットレスが合っていない、という原因が多く挙げられます。しかしそれ以外にももちろん、マットレスが腰痛の原因になっていることがあるのです。腰の部分に出来たへこみ、これが腰痛の引き金になっていることもあるのですね。



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何と言っても腰の部分は重いので

マットレス、それがどんな種類の物でももちろん、かなり丈夫に出来上がった製品であるのは事実です。よほどの激安商品でなければ、耐久性については言及されていることが多いですね。テスト何万回、などと明記されていたりもします。また保証期間を設定しているメーカーもあります。とは言えマットレス、毎日使用するものですし、長時間の使用を行うものです。そして体重もかかります。寝ている時のコントロールされていない身体というのは、起きている時よりも重いものです。寝てしまった赤ちゃんがいきなり重くなる、あれは大人でも同じことです。小説などに、気絶したらいきなり重くなった、など書いてあるあれです。その起きている時よりも重い身体を一晩中支えてくれているのがマットレスです。加えて中心部、腰の部分は重さが集中します。ふと気がついたらその部分にへこみが出来ていた、と気がついた人は少なくないはずです。



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マットレスのへこみが腰痛を生む

このへこみ、特に硬めのマットレスの場合は目についてきますね。なので割と早く気がつけます。柔らかめのマットレスの場合、見たところは変化がないように思えても、横になると腰の沈みが何時もよりも大きく感じられることで判明します。もちろん寝返りを打ったりしていますから、体重も移動しています。それでもマットレスの中央の腰の部分に、その重さが集中してくるのは避けられません。結果、何かおかしい寝心地と思ってみてみたら、腰の部分がへこんでいたとなるわけです。このへこんだ部分、そのままにしておくとどんどんへこみが深くなりますし、それは腰痛の原因にもなります。というのも、腰の部分にへこみがあるということは、お尻がマットレスに沈んだ形になるということですよね。つまり横から見ると、Vの字になっていくのです。これは姿勢としても最悪ですが、腰の部分に体重が大きくかかっていく体勢ですので、腰痛の大きな原因になってしまいます。ただでさえ重い腰の部分、そこがまた沈んでいるのですから、重さが集中するのは避けられません。寝ていて腰痛の原因の一つが、このマットレスのへこみなのです。

腰の部分がへこんでしまったマットレスはどうしたら

腰の部分がへこんでしまったということは、そのマットレスの寿命が近いということです。なので買い替えが最もおすすめなのですが、予算的にも今は無理という場合の応急措置を考えていきましょう。

リバーシブルのマットレスなら

先見の明ではないですが、こういったことを見越してマットレスを購入する場合、リバーシブルのものにしておくと大変に便利です。へこんでしまった部分を下側にすればへこみ無く寝られることになりますね。ウレタンなどのマットレスの場合、カバーから出して上下入れ替えができますが、リバーシブルタイプなのかは予めチェックしておいてください。カバーも含めてリバーシブルなら、もっと手間なく解決できます。

もし三つ折りマットレスなら

片付けをコンパクトにしたくて三つ折りマットレスを使っている場合も、入れ替えでこの危機は脱出できます。腰の部分のウレタンなどの中身と、脚の部分の中身を入れ替えるだけです。腰の部分は重いですが、脚は実際のところそう重さはないのです。腰の部分がへこんでいても、脚の部分は新品同様ということもあります。なのでこの2つの部分を入れ替えることが可能になります。また多少のへこみは、脚に関しては問題がないのでそちらにへこみが行っても気にせずに寝ることが出来ます。

保証期間内なら

保証期間をつけているようなメーカーのマットレスは、早々早くこうしたへこみができることはありません。しかし何事にも、絶対ということはありませんので、もしそうした場合にはメーカーに連絡してみましょう。大きな原因が購入者側になければ、交換返品の対象になります。ダメ元でとにかく1回連絡してみるのがおすすめです。

とりあえずの応急措置としては

リバーシブルでもなく、三つ折りでもなく、また保証期間内でもなく、すぐに新品購入も難しいという場合、とりあえずの応急措置をしておきましょう。タオルなどをへこんだ部分に当てて、できるだけフラットになるように調整します。またもし予算があるなら、その上に厚めのマットレストッパーやベッドパッドを敷くのです。こうすれば結構その後も、同じマットレスの使用ができます。ただトッパーやパッドの購入をするということで、結局結構財布も軽くなってしまうのも事実です。買い替えのほうがおすすめなのですが、マットレスの廃棄なども面倒だという時には、この手を使ってみてください。

まとめ

マットレスのへこみというもの、ある程度使用してきたらこれはどうしても起きてしまいます。買い替えして新しいマットレスにするチャンスでもあるのですが、廃棄とか購入費用なども結構気にかかってきます。なので手当の出来る場合には、とりあえず手当しつつ、新しいマットレス用の予算を組んでいくようにしたいですね。へこみは腰痛に繋がりますので、最低でも応急手当だけはしておいてください。