マットレスを乗せる「すのこベッド」の選び方は?6つのポイント
すのこベッドは、マットレスの通気性を高めるための便利なアイテムです。
マットレスをすのこベッドの上に敷くと、下の隙間が多くなります。
すると、空気がよく流れるようになり、湿気の蓄積を軽減できるのです。
ただし、すのこベッドを使うなら、選び方に注意してください。
適当に選んでいると、使いにくい製品を買ってしまうことがあります。
では、選び方のポイントについて、詳しく説明していきましょう。
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種類の違い
すのこベッドは、大きく分けて2つの種類に分けることができます。
それが、据え置きタイプと折り畳みタイプです。
その2種類の違いを把握して、自分に合った方を選ぶようにしましょう。
収納するなら折り畳み
折り畳みタイプのすのこベッドは、コンパクトな形態に変えることができるため、移動が容易になります。
そのため、片づけることが多い場合は、ぴったりなタイプです。
通常のベッドは折り畳んだりできないので、日中もそのまま置いておくことになります。
しかし、部屋の掃除をしたいときなどは、大きなベッドがあると邪魔になってしまうものです。
そんなときは、簡単に動かせる折り畳みタイプを使ってみましょう。
使わないときは畳んでどけておき、寝るときだけ出す使い方なら、掃除などを妨げることはなくなります。
どれくらい折れるか
折り畳みタイプは、2つ折りや3つ折り、4つ折りなど、さらに種類が分かれているものです。
手軽に扱えることを重視するなら2つ折りでも十分ですが、4つ折りになると、使い方の幅が広がります。
4つ折りの製品は、Mの形に折ることで、干すためのアイテムとして利用できるのです。
マットレスを快適に使うなら、湿気の対策は重要なポイントのひとつなので、干すための機能があると助かります。
どのように使うかよく考えて、メリットの大きいタイプを選びましょう。
安定感なら据え置き
据え置きタイプの製品は、基本的に通常のベッドと同じ形をしています。
床板がすのこになっていること以外は、あまり大きな違いはありません。
そのため、折り畳みタイプよりもがっしりしており、安定性が高くなっています。
簡単に動かせない点には注意すべきですが、それよりも安定感を重視するなら、据え置きを選んでおきましょう。
脚の有無もチェック
据え置きのすのこベッドは、脚があるタイプとないタイプに分けることができます。
自分に合うものを購入するなら、その点もよく見ておきましょう。
脚がないタイプは、ベッドというよりマットに近い形になるため、「すのこマット」と呼ばれることがあります。
マットレスを床で使うときは、このタイプがおすすめです。
脚があるタイプの方は、マット型と違って高さがあるため、寝起きしやすいことがメリットになります。
低い位置から立ち上がる動作は、腰に負担をかけることも多いため、腰痛もちの人には向いていません。
脚があるタイプなら、腰にダメージを与えることなく、すんなり起きることができるのです。
また、下の空間を収納スペースとして使える点にも注目です。
引き出しがついた製品もあるので、なるべく使いやすいものを選んでおきましょう。
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素材
すのこベッド選びでは、素材も重要なポイントになります。
素材によって特徴が異なるので、相性がよさそうなものを探してみてください。
杉
杉は建材などにもよく使われている素材であり、高い断熱性と耐久性を備えています。
冬の暖かさや頑丈さを重視するなら、しっかりチェックしておきましょう。
また、湿気にも強いので、湿気対策の効果を高めたいときにもおすすめです。
桐
桐は、断熱性や耐久性に加えて、軽さもメリットになっています。
軽い素材でできたベッドを選んでおくと、動かすときの労力を軽減することができるのです。
少しでも扱いやすいものが欲しいなら、桐の製品から選んでみてください。
ひのき
ひのきの大きな特徴は、よい香りがすることです。
使っていると、その香りをたっぷり感じることができるため、心地よく眠ることができます。
ぐっすり眠ることを重視するなら、こうしたリラックス効果の高いものを選んでおきましょう。
サイズ
すのこベッドは、シングルやダブル、セミダブルなど、サイズの種類もいろいろあります。
小さすぎると快適に眠ることができないので、よく見て選ぶようにしましょう。
特に、体の大きい人は注意が必要です。
普通にシングルを選ぶと失敗することがあるので、自分の体格をよく考えて、セミダブルも選択肢に入れておいてください。
マットレスとのバランス
すのこベッドのサイズは、自分の体格だけでなく、マットレスに合っていることも外せないポイントになります。
ベッドが自分の体に合っていても、そこに敷くマットレスが合っていなければ、うまく使うことができません。
マットレスとのバランスを考慮して、ちょうどよいサイズを選びましょう。
部屋のスペースを圧迫しないか
体格やマットレスとの相性がぴったりでも、部屋の大きさと合っていない場合は、別のデメリットが出てきます。
大きすぎるサイズだと、スペースを圧迫してしまい、部屋全体が狭苦しい印象になることもあるのです。
他の家具のサイズや数などもよく考えて、スマートに設置できるものを選ぶようにしましょう。
板の枚数
すのこベッドは、それぞれ板の枚数が異なるものです。
しっかり体を支えてくれるベッドが欲しいなら、なるべく枚数の多いものを探してください。
通気性に注目するなら少ない方がよさそうに思えますが、少なすぎる場合は、失敗することがあります。
すのこベッドは、基本的にどれも通気性がよいので、板の枚数よりも、頑丈さの方を優先すべきです。
あまりスカスカなものは避けて、がっしりしたものを選択しましょう。
デザイン
ベッドには、部屋のインテリアとしての役割もあります。
それは、すのこベッドであっても同じことです。
部屋の雰囲気などを考慮して、違和感のないデザインを選ぶようにしましょう。
すのこベッドというと、なんとなくシンプルなデザインをイメージすることも多いですが、実際にはいろいろな種類があるものです。
おしゃれなベッドやユニークなベッドを見つけて、楽しく使っていきましょう。
値段
すのこベッドの中には、少し高いタイプもあります。
予算が少ないと、そうした製品の購入は厳しくなることもあるので、選ぶときは注意が必要です。
できるだけ安いものが欲しいときは、杉の製品を探してみましょう。
杉は安価なので、他の素材を使ったものより、安く手に入れることができます。
シンプルなものを
据え置きのすのこベッドには、かなり凝ったつくりの製品もあります。
そのようなものは、やはり値段が高くなってしまうものです。
安く済ませるなら、材質やデザインに凝ったものではなく、なるべくシンプルなものを選んでください。
それなら、予算に余裕がないときでも購入しやすくなります。
原産地の違い
海外産の製品は、国内のものより安く購入できます。
国内産は品質のよいものが多いため、それだけ値段も高くなっているのです。
とはいえ、海外産だから悪いというわけではなく、いろいろと優れた製品はあるものです。
品質重視だと国内産にばかり目が行くことも多いですが、特別なこだわりがないのであれば、海外産の製品もチェックしてみてください。
まとめ
マットレスと組み合わせるすのこベッドを選ぶなら、ここで紹介したポイントをしっかり確認することが大切です。
すのこベッドは基本的に便利な製品ですが、素材やサイズなどが合っていない場合は、デメリットの方が気になってしまうこともあります。
重要なポイントを細かくチェックしていけば、そうした失敗を防ぎ、自分に合った製品を購入することができるのです。