低反発と高反発のマットレスはどちらが腰痛対策に良いのか
最近人気のマットレスとして低反発と高反発のものがあります。腰痛対策をしたいというときにはどちらを選んだ方が良いのでしょうか。それぞれのマットレスが持つ特性を理解して適切な選択をできるようになりましょう。
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低反発マットレスの特徴
まずは低反発マットレスの特徴を紹介します。
低反発マットレスの特性
低反発マットレスは反発力が弱いのが特性で、言い換えると圧力をかけたときに元に戻ろうとする力が弱いマットレスのことを意味します。低反発マットレスの上に横たわると体の形に合わせて変形し、体を起こすとゆっくりと元の形に戻ろうとするのが特徴です。全体として柔らかいという印象を持ちやすく、横たわると体が包み込まれるような感じになります。
低反発マットレスのメリット
低反発マットレスは横たわったときの感触の良さが魅力で人気になったマットレスです。体にフィットするようにゆっくりとマットレスが変形していき、適度なところで止まるように設計されていることから寝心地が良いという定評があります。一世を風靡した影響で低反発素材の種類も多く、寝心地が自分にとって最高のものを比較して選べるのも魅力です。また、仰向けだけでなく横向きでも斜めでも体にフィットするので安定しやすいのもメリットです。保温性が高いことから冬場には暖かいのも魅力でしょう。
低反発マットレスのデメリット
低反発マットレスは反発力が弱いので体がだんだんと沈みこんでしまうのがデメリットです。寝返りを打ちにくく、寝返りを打った後の姿勢に合うようにマットレスが変形するまで時間がかかってしまいます。結果として寝返りをあまり打たなくなってしまうことも少なくありません。また、低反発マットレスは通気性が低く、冬は暖かいけれど夏は暑いのがデメリットです。
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高反発マットレスの特徴
次に高反発マットレスの特徴を紹介します。
高反発マットレスの特性
高反発マットレスは反発力が高く設計されているのが特性です。つまり、マットレスに圧力をかけると強い力で元の形に戻ろうとします。マットレスが硬いわけではなく、復元しようという圧力が大きいのが特徴です。体を支えてくれるというイメージを持つ人が多くなっています。
高反発マットレスのメリット
高反発マットレスは反発力がありながらも体にフィットするようにマットレスが変形します。そのため、体があまり沈み込むことなく体の重さを分散させることが可能です。体圧の分散ができるので睡眠中に疲れにくいのがメリットです。また、通気性が高いことから夏は涼しいという魅力もあります。
高反発マットレスのデメリット
高反発マットレスは反発力が高いのでゆったりと包み込むような感触はありません。しっかりと体を支えてくれる感じに慣れないと少し違和感を感じることもあるのがデメリットです。また、高反発マットレスは横向きに寝るのにはあまり向いていません。あまりでこぼこがある体に合うように変形しないからです。この他にも通気性の良さという観点から冬は寒いこともあるのがデメリットです。
腰痛対策に選ぶべきなのはどっちか
腰痛対策のために話題の低反発マットレスか高反発マットレスを選ぼうというときには結局どちらを選んだら良いのでしょうか。
高反発マットレスを選ぼう
結論としては高反発マットレスを選ぶのがこの2つの間では適切です。高反発マットレスは姿勢を維持する力を持ちつつ、寝返りをサポートする作用も持っています。腰痛の原因として寝返りをうまく打てていないことがよく指摘されています。高反発マットレスによるサポートを受けることで改善できる可能性があるのです。
低反発マットレスが向かないわけ
低反発マットレスが良いと判断できないのにも理由があります。体が沈み込んでしまうために寝返りを打ちにくくなるのが理由の一つです。実はもう一つおすすめできない理由があり、体型とマットレスの性能のバランスによっては姿勢が悪くなって腰に余計な負担をかけてしまうことがあります。きちんと体に合っている反発力の低反発マットレスを使っていれば問題はありません。しかし、反発力が弱すぎるものを使うと腰が折れてしまって余計な負担がかかることがあるのです。
他の選択肢も考慮しよう
高反発マットレスは腰痛対策になる可能性があるのは確かですが、あくまで寝返り対策になるだけだと理解しておきましょう。他の原因で腰痛になっている場合にはマットレスを高反発にしただけで改善できると一概に言うことはできません。あくまで原因の可能性を一つ減らすことができると考えて試してみるのがおすすめです。改善が見られなかったときには高反発にこだわらずに他の選択肢も考慮してマットレスを選びなおしてみましょう。
まとめ
腰痛対策としては低反発マットレスに比べると高反発マットレスの方が優れていると考えられます。ただ、腰痛の原因によっては高反発にしただけで改善できるとは限りません。他のマットレスも選択肢にして自分に合っているものを探し出しましょう。