骨盤ベルトの正しい巻き方は?おすすめの骨盤ベルト4選も紹介
妊娠中や出産後のマイナートラブルに欠かせないと言われている骨盤ベルトですが、正しい巻き方をしないと効果を得られないとも言われています。
そんな骨盤ベルトをつけることによりどのような効果があるのでしょうか。
意外と知られていない骨盤ベルトの正しい巻き方や、骨盤ベルトの選び方、またおすすめの骨盤ベルトも紹介していきます。
骨盤ベルトの種類
骨盤ベルトと言っても種類がいくつかあります。
骨盤ベルトにはどのようなタイプがあるのでしょうか。
ベルトタイプ
ベルトタイプは妊婦さんに最も人気のある支えるタイプの骨盤ベルトです。
緩んでしまった骨盤を支えて、腰を安定させるというのが一番の特徴です。
妊娠中や産後の腰痛や恥骨痛に効果が絶大だと言われています。
妊娠初期から使用することができ、早産防止や逆子防止にも効果があります。
長く使う事ができるのが魅力です。
ガードルタイプ
履ける骨盤ベルトとして発売されているのがガードルタイプです。
他のタイプのベルトに比べると骨盤矯正というのは若干弱めですが、産後の引き締め用におすすめです。
自分でベルトを巻く必要もなく、サッと履けるので便利です。
ガードルタイプは産後用として下着メーカーからも発売されていて、そのほとんどが産後1~3ヶ月から使用できるものが多くあります。
仙腸関節ベルト
産後は骨盤が大きく開いてしまいますが、その骨盤ケアに効果があるのが仙腸関節ベルトです。
しっかりと骨盤を固定させることができるので、産後のグラグラした骨盤を固定したり、ぎっくり腰の予防、恥骨痛などが気になっている方におすすめのベルトです。
骨盤ベルトの選び方
先ほど紹介したように骨盤ベルトには主に3種類ありますので、産前から使うのか、産後のケアに使うのか、どのような症状が気になるのか、自分の症状に合った物を選ぶようにしましょう。
その他ポイントなるのは2つです。
サイズ
妊娠している時点でのヒップサイズを測ります。
一般的にはクッションなどを腰の下に当てて膝を立てた状態で仰向けになり、軽く腰を浮かせたら太ももの付け根の部分にメジャーを当てて測ります。
矯正する力を上げるために小さいサイズを選ぶのは間違っています。
またより正確にサイズを測るためには、薄手の肌着などで測るようにしましょう。
妊娠中の体重の増加が8㎏以下でしたら妊娠前のサイズ、8㎏以上であれば妊娠前のサイズより一つ大き目の物を選ぶと産後すぐから使う事もできます。
ベルトに伸縮性のあるものや、ファスナーが付いているものですと、若干サイズも調整できますので便利です。
素材
骨盤ベルトは毎日つける事で効果があらわれます。
ベルトを付けた時に違和感のない素材や固さの物を選ぶと良いでしょう。
意外につけ心地というのは、大切で自分に合わないものですと、長くつけ続けることができなかったりします。
固いベルトの場合はサポート力も高く、骨盤をしっかりと締めてくれますが動きにくいという声もあります。
逆に柔らかいベルトはフィット感が高く、外見にはひびきにくくはありますが、やはり柔らかいので矯正する力は若干弱まります。
それぞれメリットやデメリットがありますので、それぞれの特徴などを把握して自分に合った物を選びましょう。
骨盤ベルトの正しい巻き方
骨盤ベルトには骨盤を矯正したり、腰痛などをやわらげてくれるという効果がありますが、正しく巻かないと効果があらわれません。
骨盤ベルトを巻く時には、巻く場所を確認しながら装着することが大切です。
ポイントになる骨を探す
まずは恥骨結合、大転子、上前腸骨棘というポイントになる骨を見つけます。
両手を広げおへそに親指を乗せ、そのまま真下に下げると親指が硬い部分に当たり、そこが恥骨結合です。
恥骨結合を見つけたらそのまま水平に横に手をずらします。
太ももの付け根をさわり、片足ずつかかとをあげると丸いでっぱりのような骨が動きますが、そこが大転子です。
両手を腰に当てると人差し指辺りにある大きな骨が、上前腸骨棘です。
骨盤ベルトは上前腸骨棘にかからないように巻きます。
骨盤ベルトを正しい位置にかける
ポイントとなる骨が3つ見つかったら、お尻を包むようにベルトを巻きます。
ベルトが大転子のでっぱりと恥骨結合のラインにかかる位置にくるようにし、上前腸骨棘の下のくぼみの部分にかかっているかを確かめます。
骨盤高位の姿勢を取る
片手でベルトを持ったら、クッションなどを腰の下に敷き膝を立てた状態で仰向けになり数分安静にします。
こうすることにより子宮や内臓が元の正しい場所に戻る効果があると言われています。
骨盤ベルトを締める
心地よいと感じる強さで骨盤ベルトを締めます。
締めすぎてしまうと血流などの流れが悪くなってしまい、腰痛やむくみ、痺れなどの原因となってしまいます。
恥骨のあたりに手を入れていて、スッと入る位の締め具合が良いでしょう。
骨盤ベルトを着けている時間は?
骨盤ベルトは必ずしも24時間つけっぱなしでなくても大丈夫です。
基本的には重力の負担の大きい日中に活動する時だけつけるだけでも効果があります。
ひどい腰痛や子宮頸管が短くなってしまっている方は、お風呂や寝ている間もつけていた方がより効果があると言われています。
産後は2ヶ月位かけて付けている時間を徐々に減らしていき、骨盤を安定させる筋力をつけることも大切です。
おすすめの骨盤ベルト4選
産前産後に使えるトコちゃんベルト
産婦人科などでもすすめているトコちゃんベルトは、産後はもちろんなのですが思春期から高齢の方まで幅広い方が使用できるベルトになっています。
骨盤を前から後ろにしっかりと固定してくれます。
医学的な根拠に基づいて設計されているの安心して産後すぐから使う事ができます。
産前産後に使えるコナミスポーツクラブパワフルギアF
こちらの骨盤ベルトは軽い力でキュッと締められるように設計されています。
ずれ防止加工も施されていたり、面ファスナーが使われているのでアクティブなママにぴったりの工夫がされています。
装着後の微調整ができるのも便利で、締めすぎてしまった時にすぐに直せます。
産後に使えるワコール産後骨盤ベルト
日本助産師会と下着メーカーのワコールが共同開発しているベルトです。
幅広なストレッチゴムとヒップの丸みに沿った設計になっているためずれにくく、つけ心地も快適です。
伸び方が違う2つのベルトがあるので締めやすく、強度の調節がしやすいのも人気の秘密です。
柔らかい素材と程よい締めつけ感なので、締めすぎたくないという方にはおすすめです。
産後に使える犬印本舗産後骨盤ケアベルト
マタニティウェアのトップブランドの犬印本舗の骨盤ベルトです。
産後すぐから使え、サイドのテープで締め具合を微調整でき、自分の体調や好みに合わせて適度な締め付け感を維持できます。
お腹部分が細めになっているので座った時にずれにくいのもポイントです。
肌に当たる部分は綿で作られているのでつけ心地も考えられたベルトになっています。
まとめ
骨盤ベルトと言っても種類がいくつかあり、それぞれ特徴があることをおわかり頂けたかと思います。
骨盤ベルトは毎日と言ってもいいほど、頻繁につけているものですが、自分に合わないものですとつけ続ける事ができませんので次第につけなくなってしまいます。
それでは意味がありませんのでしっかりと自分の目的や、つけ心地なども考えて選んでみて下さいね。