高反発マットレスで腰痛が楽にならない!原因と選び方のポイント
立ちっ放しや座りっ放し、重労働などで腰痛に悩む人が多くいます。
そんな腰痛が楽になると人気になっているのが、高反発マットレスです。
寝ている時の体への圧を分散してくれますから、腰への負担が軽減されて痛みが和らいでくれます。
高反発マットレスを使っているのに、症状が楽にならないという人も中にはいます。
腰痛が楽にならない原因や改善方法について、紹介しましょう。
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目次
痛みが和らぐのに時間がかかる
高反発マットレスは普通のマットレスに比べて高機能ですから、価格も高くなっています。
せっかくお金を出して腰痛を楽にするために購入しても、痛みが取れないと損した気分になってしまいます。
長期間腰痛に悩まされている人ほど、改善するのに時間がかかってしまいます。
マットレスを買い替えたからと言って、1週間や1ヶ月程度では改善効果は実感できません。
肩さや寝心地が今までとは違っていますから、体が慣れるのにも多少時間がかかります。
最初のうちは眠りが浅くなる場合もありますから、回復効果も出にくいです。
ふわふわの柔らかめの寝具から買い替えた人や、薄手の敷布団で寝ていた人などは、寝心地がかなり変わって感じるはずです。
体への負荷は確実に軽くなっていて腰にもいいですから、最低でも3ヶ月は使って様子を見るのが大切です。
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体型に合ったマットレスを使っていない
高反発マットレスならどれでもいいというわけではありません。
きちんと自分に合った硬さや大きさなどを選ばないと、効果も半減してしまいます。
体重によって寝ている時の体への負荷が違いますから、自分の体型に合ったものを選ばないと逆に痛みが悪化してしまいます。
反発力はニューロンという単位で示されています。
女性などで体重が50kg以下の人は100から150ニューロン、50kgから80kg程度の方は150ニューロンが合っています。
80kgから100kg程度の方は180ニューロン、100kg以上の方は200ニューロンのものがおすすめです。
体重に合った反発力を目安にして、マットレス選びをするのが大切です。
改善効果を感じやすい人とそうでない人
高反発マットレスを使い始めて、腰痛が早く和らぐ人とそうでない人の違いがあります。
今まで高機能なマットレスを使ったことがなく、ごく一般的なタイプを使っていたり硬めの敷布団を使っていた人などは、効果を実感するのが早いです。
寝姿勢が楽になって腰が反ったり負荷がかかりにくくなりますし、寝心地がよく睡眠を妨げるリスクが低いからです。
逆に高級ホテルのような柔らかめのものを使っていた人は、高反発マットレスの肩さに慣れるのに時間がかかってしまいます。
柔らかめの寝具はふんわりしていて体が沈み込みますから、快適だと錯覚してしまうからです。
最初は寝た時に肩さや沈み込む感じがないことから不快だと感じてしまいますが、腰への負担は軽減されています。
体への負担を軽減できるマットレス選びのポイント
高反発マットレスの種類も年々増えていますから、失敗しないマットレス選びをしないといけません。
せっかく買ったのに今イチ効果が実感できないということにならないためにも、選び方のポイントを知っておきましょう。
必ずお試ししてから買う
ネットなどの口コミを見ただけでは、本当に自分に合うものかどうかはわかりません。
実際に触って寝転んでみたりして寝心地を確かめて、気に入ったものを納得した上で選ぶのが大切です。
面倒でも寝具売り場に足を運んで、マットレスの上に寝てみたり、店員さんにアドバイスを求めましょう。
寝具売り場の店員さんは専門知識を持った人が多いですから、自分に合った寝具選びに役立ってくれます。
ネット通販などで購入する場合でも、お試し期間があるタイプを選びましょう。
数日ほど実際に使って寝てみれば、自分に合うタイプかどうか判断できます。
自分の体格に合ったものを選ぶ
硬さや反発力、大きさや素材など、高反発マットレスのタイプはそれぞれ違っています。
自分の体格や体重に適したもので、素材の肌触りなどが気に入ったものを選ぶのがポイントです。
高反発タイプは耐久性のあるものだと、10年くらいは持ってくれます。
長期間使うものですから妥協しないでしっかりと事前に確認して、自分にしっかり合ったものを選びましょう。
機能性が高く長持ちするもの
種類によって機能性も大きく違いますから、細部までこだわって機能性の高いものを選びましょう。
体圧分散は必須事項で、自然な寝姿勢を保ててスムーズに寝返りが打てるものがおすすめです。
仰向けに寝た時だけでなく、横向きに寝た時にもサポートしてくれるものがベストです。
夏と冬では寝心地も違ってきます。
通気性や保温性がしっかり保たれていて、快適に寝られるかどうかも重要です。
耐久性はコスパにも影響してきますから、どのくらい持つかも考慮しましょう。
耐用年数が短いものだと2年、長いものだと10年くらいです。
予算と重視したい機能から判断して、しっかり比較してから決めるのが重要です。
衛生的に保ちやすいもの
寝ている間に汗をかいたりしますし、高機能なタイプでも湿気がたまりやすくなります。
しっかりと防ダニ加工がされていて、衛生面にも配慮したタイプがおすすめです。
定期的に干したりしてメンテナンスも必要です。
重たすぎるとつい面倒になってメンテナンスの頻度も落ちてしまいますから、メンテナンスのしやすさも考慮しましょう。
マットレスが合わない時には
高反発マットレスを買ったのに、体に合わなかったり満足した眠りが得られない、腰痛が改善しない場合もあります。
何かをプラスするだけでも効果が変わってきますから、対処法を紹介しましょう。
マットレスパッドを活用
マットレスパッドには色んなタイプがありますし、そう高いものでもありません。
硬さや腰への負担を調節して軽減してくれたり、ひんやり感をプラスして夏場の寝心地をよくするなど、それぞれ特徴があります。
マットレスの何が一番問題かを考えてみて、それに合ったマットレスパッドを購入しましょう。
たった数センチのパッドを敷くだけでも快適に眠れるようになり、腰痛が和らいでくれることもあります。
バスタオルやクッションを活用
高反発マットレスが硬すぎて寝心地が悪いとか、腰が反っていて浮いてしまうと、腰痛が悪化しやすいです。
そんな場合には、丸めたバスタオルやクッションを腰の下や足の下などに入れてみましょう。
腰への負荷が軽減されてぴったりとマットレスに体がフィットしやすくなり、腰痛の改善効果に期待できます。
バスタオルやクッションなら家にあるものですから、お金をかけずに寝心地をよくすることができます。
寝姿勢を工夫する
腰が痛いからとうつぶせで寝てしまうと、腰への負担はますます高くなってしまいます。
腰が大きく反ってしまって、背中も自然なS字カーブが描けなくなります。
一番腰に負担がかからず痛みを緩和できるのは仰向けです。
高反発マットレスは仰向け時の体圧分散効果に優れていますから、仰向けで寝るのが正解です。
腰が痛くて横向きで寝たい方は、横向き寝でも正しい寝姿勢をキープできるマットレスを使うのがポイントです。
寝姿勢を工夫するだけでも腰への圧を軽減できますから、うつ伏せ寝を避けてできるだけ仰向けで寝るようにしましょう。
まとめ
反発力が強くて腰への負荷を減らしてくれる高反発マットレスは、腰痛改善に効果的です。
しっかり自分に合ったものを選ばないと、腰痛が改善しないだけでなく悪化する場合もあります。
不快な痛みや症状とさよならするためにも、最初のマットレス選びに時間をかけましょう。
人生の3分の1を過ごす寝具ですから、妥協しないで効果が得られるものを探すのが重要です。
参考URL・参考文献・根拠など
https://www.sukima1gyou.com
https://www.iine-no-singu.com/mattress-of-easing-your-low-back-pain
https://kaimin-times.com/high-resilience-foam-mattress-lower-back-pain-13251