ベッドのマットレスはどうすれば長持ちする? 注意すべき8つのポイント
ベッドのマットレスは、できるだけ長く使いたいものです。
マットレスは毎日使うものなので、どうしても劣化は避けられませんが、あまり頻繁に買い替えるようでは、費用の方も心配になります。
いずれは劣化するとしても、それを遅らせる工夫が大切なのです。
では、ベッドのマットレスを長持ちさせる8つのコツを紹介していきましょう。
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床で使うのは避ける
マットレスは、なるべくベッドで使うのが理想です。
床に敷いて使うこともありますが、その場合は、湿気の蓄積が問題になります。
マットレスを床に置いてしまうと、通気性が悪くなるため、裏側に湿気がたまりやすいのです。
特に、フローリングの床に直置きした場合は、ベッドで使うよりも、かなり湿度が高くなってしまいます。
そのため、床で使う方法は、マットレスを長持ちさせるには向いていません。
湿気がたまりすぎると、カビやダニの繁殖を助けてしまうことになるからです。
そうなれば、かゆみやアレルギーといったトラブルが出てくるため、とても長く使うことはできません。
したがって、マットレスを使うなら、ぜひベッドに敷いてください。
もし床で使わなければならない場合は、すのこや除湿シートなどを活用し、湿気を少なくする工夫を怠らないようにしましょう。
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通気性をよくする
ベッドのマットレスは、通気性をよくして、湿気の蓄積を防ぐことが大切です。
しかし、たとえ床を避けてベッドで使ったとしても、裏側には湿気がたまりやすくなってしまいます。
これは、マットレスとベッドがぴったりくっついているため、空気の通る隙間がなく、湿気が逃げていかないためです。
そこでおすすめなのが、通気性のよさを追求した、すのこベッドになります。
すのこベッドは、マットレスを置く部分に、すのこと同じような隙間があることが特徴です。
これにより、通常のベッドよりも通気性がよくなり、湿気がこもる心配はなくなります。
普段から湿気の少ない状態を保つためには、おすすめの製品なのです。
また、すのこベッドでなかったとしても、丸めたタオルなどを挟んでマットレスを浮かせ、裏側に空気を入れる方法もあります。
その際は、扇風機などで風を送り込んでやると、より効果的です。
ベッドの位置に注意する
湿気を少なく保つためには、「ベッドをどこに置くか」という点も重要なポイントです。
ベッドを置く位置を決めるときは、通気性のよさに注目しましょう。
通気性が悪い場所で使っていたのでは、湿気の蓄積により、カビやダニが発生しやすくなってしまいます。
それを避けるために最も適しているのは、部屋の中央です。
何も遮るものがない位置であれば、通気性を心配する必要はありません。
しかし、よほど広い部屋でもなければ、真ん中にベッドを置くことは少ないものです。
大抵は隅に寄せて使いますが、その場合、壁と密着することで、空気の流れを妨げてしまいます。
そんなときは、壁にぴったりくっつけるのではなく、少し離して置いてみましょう。
10cmくらいの隙間ができるようにすると、通気性が悪くなることはありません。
定期的に干して使う
ベッドのマットレスを長持ちさせたいとき、最も重要となるのが、干すことになります。
定期的に干すことで、たまった湿気をとばし、いつもベストな状態で使うことができるのです。
天日干しにすればダニの対策にもなるので、なるべくこまめに干すようにしましょう。
ただし、高反発素材のマットレスの場合は、天日干しにするのはおすすめできません。
なぜなら、高反発マットレスには、日光に弱いウレタンを使用した製品が多いからです。
不用意に直射日光を当てると、耐久性が落ち、長く使うことができなくなってしまいます。
そのため、高反発素材のものは、日光を避けて陰干しにしましょう。
風通しのよい場所に立てかけておけば、耐久性を維持したまま、湿気もとばすことができます。
汚れは拭き取る
ベッドのマットレスの手入れは、干すことが主な方法になります。
マットレスを丸洗いすることはできないため、干すことで湿気をとばし、清潔を保つわけです。
しかし、何かの液体で汚れてしまった場合、ただ干すだけでは染みになってしまいます。
そんなときは、干す前に、濡れタオルなどで拭き取りましょう。
できるだけ拭き取ってから干せば、きれいに汚れを落とすことができるのです。
ひどい汚れがあるときは、薄めた中性洗剤を染み込ませてから拭くと、かなりきれいになります。
ただし、この方法は、汚れてからあまり時間が経っていない状態で行うのがおすすめです。
時間が経ちすぎていると、拭いても落とせないことが多く、あとはプロに任せるしかありません。
自分で対処するなら、早めの行動を心がけましょう。
シーツは必須アイテム
ベッドのマットレスには、シーツを敷くのが基本です。
むき出しのままで使う人もいますが、その方法は、長持ちさせるためにはよくありません。
なぜなら、何も敷かないで使っていると、汗が直接マットレスに染み込んでしまうからです。
人間が寝ているときは、コップ1杯くらいの汗をかくものですが、シーツのないむき出しのマットレスは、それをすべて直に受け止めることになります。
そうなれば、湿気の蓄積は避けられません。
また、常に汗が染みこんだマットレスは、臭いを発生させるようになるのです。
そのため、マットレスを使う際は、必ずシーツで覆い、保護する必要があります。
むき出しで使わないようにすれば、汗以外の汚れによる影響も軽減できるので、染みの対策にもなるのです。
さらに、シーツの下にベッドパットを入れておくと、汗や汚れを防ぐ効果は、より確実になります。
ダニを吸い取ろう
ベッドマットレスのダニを防ぐなら、天日干しが効果的ですが、掃除機を使った対策も、必ず行うようにしましょう。
こまめに掃除機をかけるようにすると、ダニはもちろん、死骸や卵、エサとなるフケや毛髪なども、全部まとめて吸い取ることができます。
エサも吸い取ってしまえば、それ以上の繁殖を防ぐことができるため、マットレスを長持ちさせるには、おすすめの方法です。
また、掃除機をかけるときは、ゆっくり動かすことを意識してください。
そうすると、線維にしがみついて抵抗するダニも、しっかり除去することができるのです。
敷き方のローテーション
ベッドのマットレスは、いつも同じ敷き方で使っていると、へたりやすくなります。
片面だけに寝ていると、同じ部分に何度も圧力がかかることになりますが、こうした圧力の集中は、劣化を早めることになるのです。
これを避けるための対策が、敷き方のローテーションになります。
つまり、裏表や上下を定期的に入れ替えて、圧力が同じ部分だけに集中しないようにするのです。
3ヶ月に1回くらいのペースで敷き方を変えると、マットレスはへたりにくくなります。
また、裏表の入れ替えがあれば、両面を空気にさらすことになるので、片面だけに湿気がたまることもありません。
へたりと湿気の蓄積を同時に解消するなら、ぜひローテーションを取り入れてみましょう。
まとめ
ベッドのマットレスを長持ちさせるために最も重要なポイントは、なるべくダメージを減らして、大切に扱うことです。
湿気をためこんだり、同じ部分だけに寝ているようでは、劣化を早めてしまうため、長く使うことはできません。
マットレスに負担をかけないための工夫を忘れず、大切に使っていけば、良質な睡眠の効果を長く持続させることができるのです。