快適な眠りのためには枕のダニ対策を知っておきましょう

まくら

manbob86 / Pixabay

枕は毎日つかうものです。

枕が肌に触れる部分は髪や首などとても代謝が激しい部位です。

このような部位からは垢や皮膚などが脱落したり、汗をかいたりしやすいのでダニが発生しやすいです。

枕をダニからまもり、清潔で快適な眠りを手に入れるためには正しい枕の扱い方を知る必要があります。

少しの手間でダニの被害を減らすことが出来ます。



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ダニによる被害とは

ダニは目に見えないほどに小さいですが、人間にやっかいな被害を与えます。

肌を噛む

全てのダニが噛むわけではありませんが、一部のダニは人の肌を噛みます。

ダニに噛まれると赤く腫れあがりとてもかゆくなったり、いたくなったりします。

そして、ダニに噛まれた後はなかなか消えません。

かなり長期間にわかって肌に残ってしまうこともあります。

ダニが最も増える季節は蒸し暑い梅雨から秋口にかけてです。

肌を出す機会が増えますが、ダニに噛まれた跡が気になってファッションが楽しめなくなってしまう人もいます。

アレルギーの原因になる

ダニ自体やダニの死骸、フンなどを過剰に吸い込んだり触れたりすると、アレルギーを発症してしまうことがあります。

もともと喘息やシックハウス症候群、鼻炎などを患っている人は症状が悪化してしまいやすいです。



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ダニは枕が大好き

ダニの食料は人の垢や汗、脱落した皮膚、髪の毛などです。

それらが豊富にある場所がどこかといえば、寝具です。

とくに枕は人の代謝の激しい部分が直に接触します。

ダニは枕につきやすいです。

洗える枕を使う

枕に対するダニ対策で一番有効な方法は頻繁に枕を丸洗いすることです。

パイル生地のまくらは丸洗いすることが出来ます。

そして、パイル生地は乾くのも早いです。

しかし、全てのまくらが丸洗い可能というわけではありません。

とくに、低反発素材であるウレタンは洗ってしまうと品質が著しく劣化してしまいます。

ウレタンだけでなくラテックスやそば殻、ビーズ、羽毛、羽根なども水洗いをすることはできません。

枕のダニに悩まされていているのならば洗える素材の枕を選ぶのが一番おすすめです。

しかし洗えない素材の枕を使いたいという場合は洗う以外のダニ対策をするようにしましょう。

掃除機でダニを吸う

掃除機で枕の表面を吸うことで、ダニの死骸やフンなどを除去することが出来ます。

これでアレルゲンを大幅に減らすことが出来ます。

しかし、掃除機では生きダニを全て除去するのは難しいです。

ダニは掃除機で吸われても枕の奥に逃げたり、枕にしがみ付いたりして耐えてしまいます。

掃除機をかけるときには枕だけでなく、布団や掛布団、布団の下の畳やフローリングなども徹底的に書けるのがおすすめです。

布団叩きではたく

布団叩きで枕を叩くのは残念ながらほとんど効果がありません。

これは布団叩きで布団を叩くのも同様です。

ほこりが舞い上がるだけです。

干した後に布団叩きでそうっと撫で、表面のほこりをはらう程度に行いましょう。

力いっぱい叩いても枕が痛むだけです。

ダニが住みづらい枕カバーを使う

高密度の枕カバーやピロープロテクターを使用することで、枕内部に住み着いているダニやダニの死骸、フンなどを枕の外に出しません。

また、布団や床から枕に移動をしてきたダニに対しては枕カバーを洗濯することで洗い落とします。

枕カバーだけでなく、シーツや布団カバーもダニが入り込めない高密度素材にすればさらに効果がアップします。

枕カバーは洗濯しなければ意味がありません

いくら高密度素材の枕カバーであったとしても外部からやってくるダニの付着は避けられません。

なるべく頻繁に洗濯を行うようにしましょう。

枕カバーだけでなくシーツや布団カバーなども同様です。

枕を天日干しする

ダニは紫外線が苦手ですが、枕を天日干ししただけでは完全にダニを除去することはできません。

紫外線の当たらない枕の奥に潜り込んでしまいます。

しかし、まったく天日干しがダニ対策に意味が無いわけではありません。

ダニは湿気を好みます。

天日干しすることによって枕を乾燥させることによってダニの繁殖を抑えることが出来ます。

枕を加熱してダニを死滅させる

ダニは60度以上の高温に長時間晒されると死滅します。

布団乾燥機で布団を乾燥させるときに一緒に枕も加熱させるようにしましょう。

ドライヤーやアイロンでは不十分

ドライヤーやアイロンは布団乾燥機の代用にはなりません。

表面だけを短時間温める方法ではダニは枕の奥に入り込んでいってしまいます。

加熱した後は掃除機で除去

枕を加熱したあとは必ず掃除機で枕の表面を吸い込むようにしましょう。

死んだダニは噛むことはありませんがダニの死骸やフンはアレルゲンとなってしまいます。

死んだダニは必ず除去をするようにしましょう。

枕を取り換える

洗えないタイプの枕で、ダニが大量に発生してしまった枕の場合は買い替えを検討しましょう。

ダニを完全に除去するのは難しいです。

ダニの忌避スプレーを使用する

スプレーを吹きかけるだけでダニを寄せ付けなくする商品もあります。

枕だけでなく、寝具やソファ、ヌイグルミなどにも使うことが出来ます。

殺虫成分はないので、安心して使うことが出来ます。

ただし、スプレーをした直後はどくどくのハーブの香りがしたり、ベタベタした手触りになったりするので、寝る数時間前にスプレーをするようにしましょう。

一度スプレーをすると効果は一カ月ほど続くタイプが多いです。

ダニの忌避剤を寝室に置く

ダニの忌避剤を寝室に置くことで寝室全体のダニ対策を行うことが出来ます。

ゲル状のタイプが多く、時間たつごとにゲルが小さくなっていくので、それが交換の目安となります。

殺虫剤を使う

殺虫成分のある煙でいぶして部屋全体のダニを死滅させる方法もあります。

ただし、殺虫成分が使われているので、使用の前に食器や食べ物など人の口に入る可能性のあるものは厳重に封をする必要があります。

また、使う部屋を閉め切らなければ意味がありません。

使用後は掃除機を忘れずに

いぶし終わった部屋は目には見えなくてもダニの死骸だらけです。

アレルギーを発症しないためにも掃除機で丁寧の吸い込んでいく必要があります。

ダニ取りシートを使う

ダニ取りシートを使ってダニをおびき寄せ、捕獲します。

しかし、ダニ取りシートの置く位置を考えないと、ダニが身体の上を通って移動することになります。

そうなってしまうとダニに食われてしまうことがあります。

家全体の清潔を心がける

ダニは不潔な環境を好みます。

枕だけを綺麗にしたとしても床から、寝具から、絨毯、ソファなどから移動してきてしまいます。

枕だけ、寝具だけ、寝室だけの問題と捉えずに部屋を全て清潔にすることを目指しましょう。

ダニ対策がなされている家はダニだけでなく、ゴキブリやコバエ、ネズミ、カビなども発生しにくく気持ちよく、住みやすい家となるでしょう。

清潔な状態で眠る

汗や垢などはダニの恰好のごちそうです。

できるだけ身体を清潔な状態にしてから眠るようにしましょう。

まとめ

枕にはダニの好む人間の老廃物や湿気がとてもたまりやすいです。

ダニは生きている物は噛みますし、死骸やフンであってもアレルギーのもととなります。

快適な睡眠を手に入れたいのならば、枕のダニ対策はとても大切です。

天日干しや布団叩きでは効果が不十分です。

また、枕だけでなく、寝具や部屋全体を清潔に保つこともとても大切です。






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