あなたを悩ませるしつこい腰痛は、敷き布団が犯人かも?
なんとなーく腰が弱い、常に腰が痛いような気がする。
気づいたら腰をさするしぐさをしてしまう。
そんなことはありませんか。
そんな慢性的な腰痛は、睡眠時に使用する敷き布団が原因かもしれません。
今回はしつこい腰痛と敷布団選びのポイントについて考えてみようと思います。
あなたの腰痛改善のヒントがあるかもしれません。
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意外?腰痛の原因とは
日本風の畳の生活が日本人の主な腰痛の原因といわれています。
布団の上げ下ろしを含む動作や椅子を使わない生活が原因で、多くの国民が腰痛に悩まされていることが国民生活基礎調査において明らかになりました。
しつこい腰痛。犯人は敷き布団?
日頃の運動不足はもちろんのこと就業体制を理由とした腰痛、加えて身体の老化現象や内臓系の病気、ヘルニア等で腰痛に悩まされている人はたくさんいます。
でも、それ以外の理由で漠然とした腰の痛みを抱えている人も多数いますよね?
そのような場合、なにげなくつかっている敷き布団を疑ってみましょう。
朝、目覚めたとき、体に痛みを感じることはないでしょうか?
いちばん背骨に負荷がかからない、S字にカーブしている状態をキープするために、使用中の敷き布団では柔らかすぎではありませんか。
その状態が続くと体重を腰部でのみ支えることにより、血行不良がおこります。
その結果、腰痛の原因となることが多いのです。
反対に、敷き布団が硬すぎる場合、こんどは腰に必要以上に力がはいります。
これも血行不良の原因となり。
腰痛を引き起こしてしまうのです。
腰痛をふせぐためには、ただしい硬さの布団で正しい姿勢を保つことが必要です。
重要なのは背骨のS字カーブを保つことと体重のかかりかたがうまく分散できる布団であること。
このポイントをふまえて敷布団を選ぶことが大切なのです。
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腰痛寝具、どちらがいいの?
さて、ふだんお使いの寝具はお布団とベッドどちらでしょう?
そして、腰に負担が少なく腰痛の治療に向いているのはどちらと言えるのでしょうか?
はじめに日本人のおもな腰痛の原因としてよくある加齢や運動不足をあげましたが、生活様式の一部である布団の上げ下ろしもバカになりません。
これは、かなりの割合でギックリ腰の要因にもなりえるからです。
とはいえベッドのマットレスについて考えてみると、柔らかいスプリングが果たして身体によいと言い切れるのかも疑問です。
体が沈みがちになってしまっては、寝心地が良いように感じられたとしても就寝中の背骨のS字カーブが保てないではありませんか。
そういった点に関しては、上げ下ろし時のクライシスさえなければ、布団にはある程度の硬さがあるため腰痛の患者に進める医師は少なくないのもうなずけます。
畳の上に敷いて寝るため、背筋をのばすことになる、つまり、腰痛の防止になるからです。
よいとこどりの便利なタイプ発見!
そういったことを踏まえたうえで、ぜひおすすめしたいのは、布団の利点プラス、ベッドの利便性をあわせ持ったマットレス型の敷布団です。
ウラ技的商品なのですが、腰を痛める原因の毎日の上げおろしや布団干しなど手入れの手間がはぶけるうえ、通気性のよい素材でできたものであれば衛生上も安心。
非常に優れたタイプです。
タイプ別、敷き布団えらび
さて、さきほどあまり柔らかすぎる敷き布団は腰痛を悪くする可能性がある、というお話をしました。
しかしながら、腰痛にはタイプというものがあり、柔らかいベッドがすべての腰痛に悪いというわけではない、というのもまた事実。
ほんとうのところは、それぞれの腰痛の症状・タイプによっては、硬い敷き布団やマットレスよりも、柔らかいタイプのもののほうが痛みを和らげてくれる場合もあるのです。
おすすめ敷布団あれこれ
では、どのような症状にどのような敷き布団が向いているのでしょうか?
タイプ別にみて行きたいと思います。
硬めの敷き布団を使用した方がよい症状は、椎間板ヘルニアや筋・筋膜性腰痛、椎間板症等の症状を持つ人です。
これらの症状の特徴として、前かがみになった体制で痛みを感じる人が多いとされています。
それゆえに、就寝時にはできるだけ身体をまっすぐに伸ばすことがラクな体勢であると言われています。
あまり腰の痛みが激しい時には、からだを横向きの体勢にすると、若干痛みをやわらげることができます。
先ほども言いましたが、からだの特定の場所に必要以上に体重をかけなすぎないようにすること、体全体に均一に体重をかけられるような姿勢をとることが大切です。
また反対に適度に柔らかい敷き布団を使用した方がいいのは、すべり症や腰椎分離症、脊柱管狭窄症など 腰をうしろにそることで痛みを感じる症状をもつ人です。
こういった症状がある場合には、とにかくからだの痛む部分への負担を極力減らすこと、できれば、かからないようにすることが大切なのです。
また、おすすめの姿勢は、からだをダンゴムシのように丸めて、なるべく寝返りをうたない状態にして眠ることです。
この姿勢をとることにより、痛みは激減します。
敷き布団の使い方をかえてみよう
いきなり敷き布団をかえる、ということが難しい方も、新しいものを買わなくても今使用しているもの、持っているものをつかってごく簡単に腰痛を予防することができます。
どれも手軽に挑戦できるので、さっそく試してみてはいかがですか?
腰痛、こうすれば楽になる!
最初に、就寝時に腰にバスタオルを巻いてみてみましょう。
あおむけの体勢で、細長く帯状にまいたバスタオルかタオルケットを腰に巻きつけます。
和服の帯をまいてゆくイメージで、腰回りを巻きつけます。
ゆるみがないように、サイズを調節しピッタリのところでガムテープで固定してください。
即席の腰痛コルセット的な役割をするのでどんな敷き布団でも腰への負担を軽減してくれるのです。
もうひとつは、膝ウラに座布団かクッションをいれて眠ることです。
腰をそった仰向けの状態は、実は患部に大きな負担を与える姿勢です。
膝にクッションを置くことにより通常腰にかかる負担が足に分散されることで症状を軽減してくれます。
ふだん仰向けで寝る習慣を持っている人で腰痛に悩まされている人はぜひおためしあれ。
ちなみに横向きで寝る人は両ヒザの間にクッションを挟むと腰が安定させることができ負担を減らすことができます。
また、腰痛治療の最後に基本中の基本として一言。
腰をぜったいに冷やさないようにすることです。
市販のカイロや湯たんぽなどを効果的に利用し腰痛の患部をじっくり徹底的に温めてください。
温めることにより血行が促進され、痛みが軽減します。
シーツの上にもう一枚暖かい素材のものを敷いたり、お尻や腰回りをあたためる腹巻等もあわせて着用するのもよいでしょう。
また、からだを動かすことにより血行を促進することも大切です。
日々軽いストレッチを取り入れてみたり半身浴等、からだをあたためる効能のある入浴剤を入れたぬるめのお風呂にゆっくり入ることも効果があります。
リラックスすることにより良質な睡眠がとることができます。
まとめ
腰痛を本気で治したい、という人は睡眠を見直すことがたいせつです。
身体の疲れをとりしっかり休むことはどんな治療でも基本中の基本ですよね。
加えて睡眠と深い関わりをもつ敷布団選びは治療のカギといっても過言ではありません。
もしなかなか腰の痛みがよくならないのであれば、敷き布団から見直してみてはいかがでしょうか?