床にマットレスってOK?カビ・湿気を予防する3つのテクニック
床にマットレスを直接敷く方法は使い勝手がよく、利用している人も多いでしょう。
しかし、マットレスを直置きするときはカビや湿気の対策を十分に行っていないと身体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
部屋の広さや住居の環境でどうしてもマットレスを直置きしないと使えない、という場合には今回解説するテクニックを取り入れて安全な使用環境を作りましょう。
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直置きマットレスにはデメリットが多い
マットレスを寝具として使用している人の中には、フローリングに直接マットレスを敷いている人も多いでしょう。
収納やスペースの観点から見るととても便利な直置きマットレスですが、実はこの使用方法はデメリットが多いことでも有名なのです。
カビの原因になる
人は寝ている間およそコップ1杯分程度の寝汗をかくと言われています。
マットレスを床に直接敷いていると、吸収された汗の逃げ場が無くなりマットレスの湿度が高くなってしまいます。
そして、湿度が高く汗という栄養を豊富に含んだマットレスや接地している床にカビが生えやすくなるのです。
ホコリやダニを吸い込みやすい
一見きれいに見えるフローリングには目には見えないホコリやダニが大量に舞い散っています。
そんなフローリングにマットレスを直接敷けば、マットレスにダニやほこりが付着し、寝ている間に呼吸によって体内に吸い込まれる率も高くなるでしょう。
特に呼吸器系の病気を患っている人は注意が必要です。
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便利さや手軽さも直置きマットレスの特徴
とはいえ、直置きマットレスはとても便利で手軽という特徴があります。
実際に、マットレスを直置きしている人が感じるメリットはどのようなものなのでしょうか。
狭い部屋を広く使える
マットレスを直置きすることによって、使わない時は収納できるようになり狭い部屋でも広く使えるようになります。
ベットフレームを置いてしまうと、その分室内のスペースが限られるのでワンルームや狭い部屋に住んでいる人にとって直置きマットレスはとても便利なのです。
ベッドフレームを買わなくていい
ベットフレームは新品で購入しようと思うとけして安い買い物ではありません。
一人暮らしを始めたばかりの若い人の場合、ベッドフレームにそこまでお金をかけられないという場合もあるでしょう。
マットレスのみなら、5,000円台から種類があるので低コストで寝具をそろえられるというメリットがあります。
ソファ代わりになる
3つ折りや4つ折りのマットレスは畳んでカバーをかぶせることでソファとして使用できるものも多く販売されています。
室内でくつろぐ時にはソファ、眠る時には広げてマットレスという使い方ができるので家具を買う手間も省け、室内に余計なものを置く必要も無くなりますね。
マットレスを直置きしたい時のテクニック3つ
便利な反面、あまり推奨されないマットレスの直置きですがそれでも床に直接敷いて利用したい!
という場合にはいくつかのテクニックを取り入れることで普通よりも断然安全に直置きマットレスを使用することができます。
以下のテクニックを守って、身体に害が無い状態でマットレスを使用しましょう。
除湿シートをマットレスの下に敷く
汗は重力に従って床の方にしみて行くので、床とマットレスの間に除湿シートを敷くことで湿度を高くせずカビを防げます。
除湿シートは定期的に干して乾燥させて使用しましょう。
起きたらマットレスを立てておく
起きたらマットレスを壁などに立てかけておくのもカビや湿気を防ぐ有効な手段です。
立てかける場所が無くても、折りたたみタイプのマットレスなら蛇腹に曲げておけば自立するので毎朝の習慣にしましょう。
定期的に日陰干しを行う
最低でも週に1回マットレスを日陰干しすると、汗を乾かすだけでは無くダニやほこりを除去することができます。
直射日光に当ててしまうとマットレスの劣化が早まるので、日陰でゆっくりと乾燥させて、最後に掃除機をかけて表面のダニ・ほこりを取り除きましょう。
床やマットレスにカビが生えた時の対処法
最後に、直置きでマットレスを使用していてカビが生えてしまった時の対処法を解説します。
ただし、大量のカビが繁殖してしまった場合、人体に悪影響が出る場合もあるので廃棄して新しいマットレスを購入することをおすすめします。
まず床やマットレスのカビをふき取る
まずは固く絞ったぞうきんで床やマットレスの表面に付着しているカビを取り除きましょう。
重曹水などを使用することで効率的にカビを取り除けます。
こすりつけるとマットレスの中にカビが入り込むので、たたき出すように拭くことがポイントです。
エタノールを散布して滅菌する
カビをある程度取り除いたら、消毒用エタノールを吹き付けてきれいな乾いたぞうきんで叩くように浸透させてください。
エタノールがカビを滅菌して再発を防いでくれます。
一度カビが繁殖した床やマットレスは再発の可能性が高くなるので、今まで以上にカビ対策・湿気対策を行うようにしましょう。
まとめ
このように、直置きマットレスにはデメリットもありますが使い方に気をつければ十分安全に使用することが可能です。
カビや湿気の具合をチェックして、もしすでにカビなどで劣化してしまっている場合はマットレスを買い替える等の対処を行いましょう。
そして、新しく購入したマットレスは湿気・カビ対策を万全にして快適な環境を保てるようにしてくださいね。