ダブルサイズのマットレスの上に布団を敷くのはアリ?ナシ?
ダブルサイズのマットレスの上に、布団を敷いて寝ているという方も中にはいるでしょう。
でも、それははたして正しい行動なのでしょうか?
ここではそんなダブルサイズのマットレスの上に布団を敷いて寝るにはアリなのか、それともナシなのかと言う事についてみていきます。
アリならばそれを続けていけば良いですし、ナシならばやはりすぐにやめるべきです。
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サイズに関係なくマットレスに布団を敷くのはナシ
まず基本的に、サイズに関係なく、マットレスの上に布団を敷くのはナシだと言えます。
なぜマットレスの上に布団を敷くのがナシなのかと言うと、マットレスの上に布団を敷くと、そのせいでマットレスの体重の分散力が軽減されてしまうからです。
マットレスは、基本的に体重の分散力が高いモノになります。
つまり、それだけ基本的にやわらかいという事なのです。
身体を沈めていかないと、体重を上手く分散することは出来ませんから。
でも、そんな柔らかいマットレスの上に布団を敷いていったら布団ごとマットレスを沈めていくようになるでしょう。
それはつまり、身体にフィットしてしずむのではなく、布団にフィットして、いうなればボート型の様に身体がしずんで行くということになります。
そうなるとやはり、体重の分散力はなくなっていきます。
もちろんそれでも多少はしっかりと体重を分散させることは出来るでしょうが、もともとあるマットレスの体重分散力にはかてません。
それではマットレスが勿体ないでしょう。
ダブルサイズの場合はさらにナシ
サイズ関係なく、マットレスの上に敷き布団を敷くのはなしだと紹介してきましたが、ダブルサイズのマットレスの場合、ますますなしだと言えます。
でも、なぜダブルサイズのマットレスの上に敷き布団を敷くのは、ますますなしだということになるのでしょうか?
それは、ダブルサイズのマットレスの構造が関係しています。
ダブルサイズのマットレスは1枚の大きなマットレスでできています。
ダブルサイズ以上の大きさのマットレスは、2枚のマットレスをつなげて作られているのですが、ダブルサイズのマットレスまでは、1枚のマットレスで作られていることが多いのです。
ということは、2枚でできているものよりも、しずみ方のバランスが悪くなりやすいということになります。
ダブルサイズ以上のマットレスの上には基本2人の人が寝るでしょうが、これが2つのマットレスからできているものなのであれば、2つのボートが出来るだけになります。
しかし、ダブルサイズのマットレスの場合は、大きな一つのボートとしてしずんでしまうのです。
それはつまり、2人が中央の方に集まってしまうということになります。
それではやはりバランスも悪くなるでしょう。
だから、ダブルサイズのマットレスの上に敷き布団を敷くのは、ますますなしだと言えるのです。
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ダブルマットレスの上に布団を敷くと湿度がこもる
また、ダブルサイズのマットレスの上に敷き布団を敷くのを避けた方が良い理由は、他にもあります。
それが、ダブルサイズのマットレスの上に敷き布団を敷くとそのせいでマットレスに湿度がこもってしまうという事です。
マットレスの上に敷き布団を敷くということは、それで蓋をするようなものになりますから、湿度がこもるのも当然です。
ダブルサイズ以上のマットレスであれば、先述の通り、2つのマットレスからできているわけですから、湿度もそのマットレスの継ぎ目から多少は解放されていきます。
もちろんそれでもこもることはこもるので、やはり基本的にはサイズに関係なくマットレスの上に敷き布団を敷くのはNGだと言えるのですが、ダブルサイズのマットレスの場合は、そういう継ぎ目もないので、ますます湿度がこもりやすいと言えるのです。
布団は薄いから湿度も抜けていく
敷き布団は、えてして薄いものです。
もちろん中にはある程度厚みがあるものもありますが、それでもやはりマットレスに比べるとはるかに薄いです。
なので、その上で汗をかいたりしたら、その湿度が下まで抜けていってしまうのです。
そうして上に蓋がされているマットレスにまで湿度が行きわたり、湿度がこもるようになってしまいます。
マットレスでさえ、その上で汗をかくとその湿度が下まで抜けていきます。
だからマットレスはフローリングの上に直置きしてはならないと言われているのです。
マットレスがそうなのですから、マットレスよりもはるかに薄い敷き布団で、下まで湿度が抜けていかないということはまずないでしょう。
なので、やはりダブルサイズのマットレスの上に敷き布団を敷くのは避けた方が良いです。
体重が分散出来ないと腰が痛くなる
でも、体重が分散できなかったり、或いは湿度がこもったりすると、具体的にはどんな良くない事が起こるのでしょうか?
まず体重が分散出来ないことによるデメリットを見ていきます。
それは、腰痛に繋がるという事です。
体重が上手く分散できなくなると、特に体重がかかりやすいところにばかり体重の負荷が掛かるようになります。
そしてそんな体重が特にかかりやすいところこそが、腰なのです。
腰にそうして体重が集中すると、腰はずっとそれに耐えていないとならなくなります。
そうしていつの間にか腰が痛んでしまうようになるのです。
敷き布団もマットレスも勿体ない
そうなってしまってはやはり、敷き布団もマットレスも勿体なくなります。
マットレスは先述の通り、本来ならば腰痛を楽にしてくれるはずの体重分散力が失われてしまうから勿体ないです。
でも、勿体ないのはマットレスだけではないのです。
敷き布団は、体重分散力こそあまりないものの、固めのものが多いので、寝返りがしやすく、そのおかげで腰痛になりづらいというメリットがあります。
しかし、こうして下にダブルサイズのマットレスが敷かれていたら、全体的に沈んでしまい、寝返りするための力を込めることができなくなります。
なので、その敷き布団のメリットすらも失われてしまうのです。
本当なら腰痛対策になるもの同士が、むしろ腰痛を起こしてしまうのですから、やはり双方にとって勿体ないと言えるのです。
湿度がこもるとダメになりやすくなる
湿度が困ることで起こる良くないことは、ダメになりやすくなるという点です。
マットレスは、湿度がこもるとへたりやすくなります。
ヘタると言うのはすなわち、弾力が失われるという事です。
それでは、体重を分散する力が弱まります。
なので、上に敷き布団があるせいでいまいち活きていないマットレスの能力が、ますます失われてしまう事になるのです。
高い買い物が無駄になる
ダブルサイズのマットレスは基本的には高い買い物です。
でも、そうしてすぐにへたってしまいダメになってしまったら、すぐにソレを買い替えないとならなくなります。
もちろんへたっても無視して使い続けることは出来ますが、それはやはりおすすめは出来ません。
腰痛になったりしますから。
なので、へたってしまったらすぐに買い替えないとなりません。
しかしそれにはまた同じくらいの費用が掛かるので、損失はかなり大きいと言えるでしょう。
まとめ
ダブルサイズのマットレスの上に敷き布団を敷くのは、まずNGになります。
そもそもマットレスの上に敷き布団を敷くのがNGなのに、さらにNGになるわけですから、そうすることはまず避けていきましょう。
マットレスに上に何かを敷きたいのであれば、それ用のアイテムも売られていますから、それをみつけて買うようにすると良いでしょう。