シーバスロッドのよくない手入れの仕方は?NGな方法5選
シーバスロッドは、シーバスフィッシングを楽しむための重要なアイテムなので、できれば長持ちさせたいものです。
そのためには、きちんと手入れをしながら使うことが大切です。
ただし、その方法には注意してください。
手入れの方法が間違っていたりすると、うまく劣化を抑えることができません。
では、避けるべきNGな方法について、詳しく説明していきましょう。
汚れが少ないときはやらない
あまり汚れていないように見えるときは、「手入れを省いても大丈夫だろう」と考えることがあります。
ほとんど汚れがなかったり、付着していてもごくわずかである場合は、そのまま保管しても問題は起こらないように感じてしまうのです。
しかし、手入れを省くのは、やはりよくないことです。
一見すると汚れていないようでも、劣化につながる要素はひっそりと存在しているものです。
それを見逃したまま保管すれば、長持ちさせることは難しくなってしまいます。
確実に劣化を遅らせるなら、見た目を理由に手入れを省略しないよう、十分注意してください。
塩分は必ず落とすべき
汚れがひどいように見えなくても劣化する理由は、塩分です。
海でシーバスロッドを使えば、どうしても塩分が付着することになります。
それを落とさないまま放置していると、腐食などの傷みが起きてしまうわけです。
本当に長持ちさせたいなら、塩分をきれいに取り除く必要があります。
塩分も残らず落とし、まっさらな状態にしておけば、劣化が早まることはありません。
ダメージにつながる要素を潰し、お気に入りのロッドと長く付き合っていきましょう。
使うたびに洗う
塩分までしっかりと洗い流すなら、汚れの量で手入れの必要性を判断するのは、よくないやり方になります。
汚れが少なくても塩分はあることを考えれば、失敗する確率はかなり高いのです。
いつでもきれいな状態を維持するためには、見た目の汚れ具合がどうであれ、必ず手入れを行うようにしてください。
最もおすすめなのは、「使うたびに洗う癖をつける」というものです。
汚れ具合は無視して、とにかく使ったら洗うようにしましょう。
それなら、塩分以外のわずかな汚れなども含めて、劣化の原因になる要素をすべて排除することができます。
こまめな手入れをすることが、シーバスロッドを長持ちさせるためのコツです。
横着したりせず、しっかり洗うようにしてください。
落ちない汚れを放置してしまう
シーバスロッドの手入れをしていると、中には頑固な汚れがあったりするものです。
しかし、落ちにくいからといって、簡単に諦めるのはよくありません。
落ちやすいところだけ洗い、難しいところは残すようなやり方だと、次第に蓄積されていく可能性があります。
それでは、いくら手入れをしていても、劣化を防げなくなってしまうのです。
手入れをするなら、少し頑固な汚れも含めて、できるだけすべてを洗い流すようにしましょう。
きれいに洗うことができれば、劣化につながる要素はないことになるため、しっかり長持ちさせることができます。
とはいえ、ひたすら水をかけ続けるだけだと、すんなり落ちてはくれないものです。
落ちにくい汚れがあったときは、落ちやすくなる工夫を試してみましょう。
ぬるま湯で洗う
普通の水で落ちにくい汚れなら、少し温度を上げてみましょう。
ぬるま湯で洗うようにすると、意外に落ちやすくなることがあります。
これは、ふやけるためです。
すっかりこびりついている汚れは、ちょっとやそっとでは剥がれてくれませんが、ふやけていれば話は別です。
いったん柔らかくすることで、より流れやすくなるのです。
水でうまくいかないときは、ぜひ試してみてください。
洗剤をつけて洗う
落ちにくい頑固な汚れに対しては、洗剤を使う方法もおすすめです。
洗剤をつけてからスポンジで優しく擦れば、大抵の汚れは落ちるようになります。
普通の汚れなら流すだけでも十分落ちますが、固まっているようなところは、水だけだと難しいものです。
ぬるま湯でも難しいようなときは、諦めて洗剤に頼ってみましょう。
ただし、最後の仕上げには注意してください。
洗剤を使ったあと、そのまま流さずに保管するのはよくありません。
表面に洗剤が残っていると、塗装にダメージを与えてしまいます。
劣化を防ぐために洗剤を使ったつもりが、逆に劣化の原因を増やしてしまうわけです。
失敗しないためには、最後に念入りにすすぐようにしてください。
汚れだけでなく、洗剤も残らず洗い流しておけば、劣化を早めることはなくなります。
大雑把に洗い流す
頑固な目立つ汚れを落としたとしても、「おおまかに洗えばいいだろう」という考えだと、効果的な劣化対策にはなりません。
大雑把に洗うのではなく、細かいところまで深く踏み込むことが大切です。
細かい部分に入り込んだ汚れは、雑な洗い方では落とすことができません。
ガイドの付け根などは見落としやすい部分なので、よく見てしっかり洗うべきです。
そのためには、歯ブラシをうまく使っていきましょう。
歯ブラシのような小さいものを磨くためのアイテムなら、かなり細かいところまで洗うことができます。
使わなくなった歯ブラシを見つけて、より完璧に仕上げていきましょう。
硬いタオルで拭く
シーバスロッドの劣化を防ぐなら、洗ったあとの拭き方にも注意すべきです。
水分を拭きとるときに使うタオルは、なるべく硬くないものを使うようにしてください。
ゴワゴワする硬いタオルを使い、ゴシゴシと強く擦ったりすれば、ロッドの表面に傷をつける可能性があります。
少しくらいなら問題ないように思えますが、「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、ダメージの蓄積はよくありません。
少しでも劣化につながる要素を減らしたいなら、傷はしっかり防いでいきましょう。
柔らかいタオルで優しく擦っていれば、余計なダメージを与えることなく、きれいに手入れを終わらせることができます。
直射日光で乾かす
シーバスロッドを拭いたら、完全に乾燥させるために、少し干しておくことも大切です。
ただし、干し方によっては寿命を縮めることもあるので、適当に干してはいけません。
丁寧に汚れを落としていても、最後の最後でNGポイントを踏んでしまうと、劣化を遅らせることはできないのです。
確実に長持ちさせたいなら、正しい干し方で乾かす必要があります。
そこで注目したいのが、日光です。
直射日光がもろに当たる場所で乾かすと、ロッドを傷める可能性があります。
干すといえば天日干しをイメージすることも多いですが、シーバスロッドの場合は、間違った方法になってしまうのです。
日光を当てずに乾かす
シーバスロッドを乾かすなら、日当たりのよい場所を避け、日陰を探しましょう。
日光の当たらない場所なら、無駄な劣化を避けることができます。
その方法だと「乾かないのでは?」と不安になってしまうこともありますが、単純に乾燥させるだけなら、日陰でも問題はありません。
ダメージの少ない場所を選び、しっかり水分をとばしましょう。
風通しのよい場所で
日陰で干すときは、なるべく風通しのよい場所を選ぶようにしてください。
閉め切ったジメジメした部屋の中では、さすがにうまく乾きません。
空気が流れるカラッとした場所の方が、乾燥には適しているのです。
日陰で干すなら、できるだけ乾きやすそうな場所を選んでおきましょう。
まとめ
シーバスロッドの手入れをするときは、やってはいけないNGなことを、しっかり頭に入れておいてください。
NGポイントを無視して適当な手入れをしていると、劣化を抑えるどころか、逆にひどくしてしまうこともあります。
そうした失敗を防ぐためにも、避けるべきことは確実に避けておきましょう。
ダメージにつながる要素をなくしていけば、大事なロッドを長く使うことができます。
参考URL・参考文献・根拠など
https://www.fam-fishing.com/entry/care-of-fishing-tools
https://enjoy-oyaji.com/hoBBy/fishing/rod-spinning-reel-care
https://seabass-times.com/wp/2015/06/03/post-87/
https://tsuriho.com/p/6136