ライトなエギングロッドを使って夏のバスフィッシングをやってみよう!
夏になると、春のアオリイカシーズンが終わり、また秋の新子と呼ばれるアオリイカも釣りにくいシーズンとなってしまいます。
陸っぱりからエギングをしている人は非常に釣りものに悩んでしまう時期ではないでしょうか。
そんなあなたに向けて、今回はライトなエギングロッドを使った夏のバスフィッシングを紹介したいと思います。
こんなエギングロッドが流用しやすい
バスフィッシングで流用しやすいエギングロッドはずばりライトなエギングロッドです。
具体的には、秋のイカに対応するようなロッドがよいでしょう。
長さとしては、8フィート以下で、パワークラスはライトもしくはミディアムライトと表記されているものが使いやすいです。
このくらいのエギングロッドであればキャストからランディング、またルアーの操作まで難なくこなすことが出来ます。
また、これに関連するタックルですが、リールに関してもそのまま流用してよいでしょう。
一応の目安としては、2500番のスピニングリールとなります。
ラインに関してもエギングでよく使うPEラインをそのまま流用して大丈夫です。
もし巻き替えるとするのであれば、ナイロンラインの6ポンドから8ポンド、フロロカーボンラインだと6ポンド以下としておくとよいと思います。
ただし、夏のバスフィッシングにおいては、水面に近い釣りがメインとなってきますので、水面に浮きやすいPEラインをそのまま使うといった方法を取った方が良いと思います。
夏のバスフィッシングおすすめのポイント
バスフィッシングをするうえで重要となってくるのが、まずはポイント選びです。
バスが好むポイントを知らなければ、釣ることはかなり難しいでしょう。
ここでは2か所に絞って解説しておきます。
最上流部
その水域で最も上流に位置するポイントで、新鮮で酸素が豊富な水が流れてくる場所になります。
バス用語でバックウォーターと呼ばれます。
この新鮮な水を求めては、ブラックバスだけでなくそのエサとなる小魚やエビなども集まってきますし、さらに虫が流れてくる可能性もあるため、夏の非常によいポイントとなります。
一つデメリットとしては、人気のあるポイントとなりやすいため、バスに人的プレッシャーが掛かっていることが多いです。
ですので、バスにルアーをアプローチしていくときには、それなりに考えてからキャストしていかなくてはなりません。
しかし、その考えるという過程を経て釣れたブラックバスは、非常に価値のあるものとなるのではないでしょうか。
障害物の影
夏のブラックバスは高水温を避けるために、流れ、もしくは影を求めるようになります。
バス用語ではシェードと呼ばれ、水面で見える影から、水中にある大きな岩などの影と、さまざまな場所に点在します。
どの影においてもその中にアプローチしていくことが攻略のコツになります。
その影に対してどのような方向からキャストすれば風や流れを上手く利用できるか考えつつ、アプローチしてみてください。
持っていくとよいルアー
ここでは夏のバスフィッシングで使いやすく、かつライトなエギングロッドで扱えるルアーを紹介しておきます。
できるだけ多くルアーは持っておいた方がよいですが、最低限ここで紹介する3種類は持っておくと重宝すると思います。
それでは紹介していきます。
ロングワーム
長く細いミミズのようなワームは、漂わせるだけでもバスにアピールしてくれます。
特にバックウォーターで持っておくと、ビッグバスをバイトさせるのに重宝したりします。
使い方としては、ノーシンカーやジグヘッドワッキー、ネコリグといった長さを活かしたアクションができるものを使うとよいでしょう。
また、他の魚に突っつかせてバスに見せつけるといった使い方も効果的です。
バイトが合った時は、しっかりと食い込むまで待ってからフッキングするようにしてみてください。
ピンテール型ワーム
細いテールを微妙に振るわせつつ、バスにアピールするのがピンテール型ワームの特徴です。
基本的には小魚を模したものと考えて使うとよいでしょう。
使い方は、ノーシンカーリグもしくはワッキーリグで使うとよいです。
プレッシャー対策としてかなり有効的で、クリアな水質ではその効果をさらに発揮してくれます。
バスが小魚を追っているような状況ではノーシンカーリグで速巻きして見切られないようにしたり、待ち伏せしているような状況ではワッキーリグで細かくゆっくりとアプローチしてみてください。
虫系ワーム
夏はセミやトンボが多く発生し、それらはバスのエサとなります。
時として、水面に落ちたものにしか反応することが無くなったりし、そういった状況では他のルアーでは釣ることが難しかったりします。
使い方としては、水面で細かな波紋を出し続ける使い方をします。
そのためには、キャストするときに利用できる草や枝がないかを確認しつつアプローチしていくのが良いでしょう。
こういった障害物に引っ掛けてシェイクすることで1点で波紋を出し続けることが出来、バスをヒットさせやすくなります。
偏光サングラスがあると快適
夏のバスフィッシングでも、日差しは大敵となります。
多くのエギングをする人が持っていると思われる偏光サングラスがあると、より快適に釣りをすることができるでしょう。
偏光サングラスは目の保護だけでなく、水中を見やすくするといった効果が得られます。
夏の場合だと、グレー系のレンズを使ったものがあるとよいでしょう。
持っていない人は、エギングでも持っておくと釣果に結びつきますので、ぜひ購入を検討してみてください。
他に釣れてくれる魚
最後にバスフィッシングをしていて、他に釣れる魚についても解説しておきたいと思います。
せっかく時間を使って釣りをしているのに、何も釣れずに帰るといったことは避けたいと思います。
同じ水域に生息することが多い魚たちですので、ぜひ覚えておくとよいと思います。
ナマズ
ヒゲが特徴的で、ヒットした後のファイトがかなり強烈な魚です。
雨が降った後だったり、日がかなり落ちてから釣れることが多い魚となります。
基本的に釣りやすいのは岸際を回遊している個体です。
見えることもあるので、そういった個体が居れば進行方向のちょっと先に向かってルアーを投げてみてください。
その時に着水音を少し大きめに立てるのがコツです。
ヒットしたら一気に走り出しますので、ドラグを少し緩めておいたほうが良いでしょう。
ブルーギル
ブラックバスが居る水域には必ずといっていいほど居る小型のフィッシュイーターです。
口が小さいので、小さなワームを使ったり、大きなワームであれば切って使っていくとよいでしょう。
小さいですが、ヒットしてからの引きは結構強いです。
また、群れで居ることが多いので、数釣りでも楽しめます。
ブラックバスが釣れない時には、狙ってみるとよいでしょう。
ハス
大きなハヤのような形をした魚です。
ルアーに対しては大きさに関係なく、果敢にアタックしてきます。
バイトが噛み付くような感じなので、できればスプーンやミノーといった掛かりが良いルアーがあると釣りやすいです。
また、このハスが居る水域のバスは大きなことが多いことも覚えておくとよいと思います。
まとめ
今回はライトなエギングロッドを使って楽しめる夏のバスフィッシングを紹介してきました。
夏の釣り場では暑さ対策での水分補給や、ヘビやハチといった野生動物にも気を付けつつ、釣りを楽しむようにしてください。
今回の記事を参考に、イカのオフシーズンとなりがちな夏にバスフィッシングにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。