秋の水質悪化した状況のブラックバスにはスピナーベイトがおすすめ!ベイトリールでの一定リトリーブが釣るためのコツ!
秋はどうしてもブラックバスが水質悪化によって活性が低くなりがちです。
その活性が低い状況ではあまり小魚やエビをリアルに演出してもなかなか釣れなくなってしまいます。
そこで活躍してくれるのがリアクションバイトを誘っていくことができるルアーです。
中でも秋の水質悪化にはスピナーベイトをベイトリールで使っていくのがおすすめとなります。
今回はそのスピナーベイトの使い方やタックル、釣り方について解説していきます。
秋にスピナーベイトが効果的な理由
秋にスピナーベイトが効果的な理由は、とにかくアピールが強いことです。
スピナーベイトは誰でもリトリーブするだけでそのブレードが回転してくれてブラックバスを誘ってくれます。
このブレードが回転することによってスピナーベイト全体が振動してくれるので、濁った水の中でもブラックバスに気付かせてバイトさせることが出来ます。
スピナーベイトはエサというよりもこの振動やブレードのフラッシングによってブラックバスに反射的にバイトさせるリアクションバイトを得意としています。
ですので、水質が悪化した状態であっても釣果を得ることがしやすいルアーとなっています。
秋に効果的なスピナーベイトの種類
スピナーベイトにはブレードのタイプや色などさまざまなモデルがあります。
それぞれのモデルに得意とする状況があるため、使い分けていくことが必要です。
下記に秋の水質悪化時に使ってみるとよい種類の目安を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
タンデムウィロータイプ
前側に小さめのコロラドブレード、後ろにウィローリーフといった組み合わせのタイプをタンデムウィロータイプと言います。
スピナーベイトではこのブレードの組み合わせによって得意とするリトリーブスピードや状況が変わってきます。
このタンデムウィロータイプの特徴としては、ゆっくり巻くこととブレードによるフラッシングが丁度バランスが取れたタイプとなっています。
これによって多くのリトリーブスピードに対応できるので秋の水質悪化時には使いやすくなっています。
ブレードはゴールド
スピナーベイトのブレードの色は数種類ありますが、水質が悪化しているときにはゴールドがおすすめです。
ゴールドは濁った水の中でもブレード自体に色が付いていますので、ある程度の距離であればブラックバスにその存在を見つけさせることが出来ます。
またブレードは大きめのものがおすすめであることも知っておくとよいでしょう。
ヘッドとスカートはアピール系
スピナーベイトで実際にブラックバスに喰ってもらうのはヘッドとスカート部分になります。
この部分はアピール系にしておいたほうが秋の水質悪化時にバイトミスを少なくできるのでおすすめです。
黄色やオレンジ、白といった膨張色系をメインとして選んでいくとよいと思います。
また、ティンセルといって細いキラキラしたものが付いているものもおすすめです。
スピナーベイトのタックル例
スピナーベイトは巻き物に分類されますが、あまり柔軟性に富むタックルではない方が扱いやすいです。
同じ巻き物として認識されるクランクベイトやバイブレーションとは違ったタックルを組んでおくとよいでしょう。
下記にその目安を紹介しておきますので、参考にしてみてください。
ベイトロッド
長さは6.6フィートから7フィートクラス、硬さはミディアム以上のロッドがスピナーベイトではおすすめです。
さらにファストテーパーよりの調子を持ったロッドのほうが良くなってくることが多いです。
スピナーベイトは投げるとき、リトリーブするときに抵抗が大きくなるため、それをロッドにパワーを持たせることで楽にできるようにしたほうがよいです。
特にブラックバスがバイトしてきてフッキングするときにこのセレクトの良さを実感できると思います。
ベイトリール
スピナーベイトではハイギアのベイトリールが使いやすいでしょう。
これにマグネットブレーキやデジタルコントロールブレーキを搭載していれば逆風でのバックラッシュなどを恐れることも少なくなるでしょう。
ハンドルの部分に関してですが、ノブが大きめでハンドル長が長いものを使っていたほうが巻き取り時に疲れにくいのでおすすめとなります。
ライン
ラインは12ポンドから16ポンドくらいが良いでしょう。
素材はフロロカーボンラインがおすすめとなります。
スピナーベイトに関してはラインは直結したほうがよいです。
ゴム管をアイ部分に付けてスナップを付ける方法もありますが、ゴミが絡んだりしたときに面倒なことが多いのであまりおすすめしません。
スピナーベイトの使い方
秋の水質悪化時のスピナーベイトの使い方は大きく2つになります。
その日の状況に合ったリトリーブをすることでブラックバスの反応は得やすいのではないかと思います。
ぜひ参考にしてスピナーベイトを使ってみてください。
スローロール
スピナーベイトを非常にゆっくり巻いてブラックバスにアピールする方法です。
ブレードが回転する中で最もゆっくり巻いてくとよいでしょう。
イメージとしてスピナーベイトが一定の層を泳いでくるようにしてくるのが秋の水質悪化時には効果的となります。
一定層を泳がせつつ、キャストしてから最初のカウントダウンで泳がせてくる層を変えていくのがよいでしょう。
カーブロール
ブラックバスがどの層にいるのか掴みにくいときに効果的なのがカーブロールです。
カーブロールとはスピナーベイトを斜めに潜行させながら引いてくる方法となります。
スピナーベイトが沈むスピードとリトリーブのスピードを上手く調整する必要がある上級テクニックとなります。
ブラックバスがどの層に居るのかを把握するときだけでなく、杭や橋脚といった障害物周りでも効果的となる使い方です。
ガーグリング
水質が悪化したときには小魚が水面付近に浮き上がってきているときがあります。
そういったときにはこのガーグリングといったリトリーブ方法が効果的です。
これは水面にブレードを飛び出させないギリギリの速度で水面に波紋を出しながら引いてくる方法となります。
ブラックバスがバイトして来るときには非常にフッキング率も高い方法です。
ウィードの表面を引き、マズメ時にもおすすめのリトリーブ方法となります。
自分からルアーが遠くにあるときはロッドを立てて、近づいてくるにつれてだんだんとロッドを下げてくると足元までしっかりと引いてくることが出来ます。
釣果アップのちょっとした工夫
最後にスピナーベイトで釣果をアップさせるちょっとした工夫を紹介したいと思います。
それはトレーラーフックを使ってみることです。
トレーラーフックとはスピナーベイト本体に付いているフックに、さらにフックを取り付けて使うものです。
これによってスピナーベイトにアタックしてきたブラックバスをよりフッキングに持ち込みやすくなります。
このトレーラーフックですが、小さめのものを使っておく方がフッキング率が意外と高くなることを覚えておくとよいでしょう。
トレーラーフックはスピナーベイトが泳ぐときに水面と平行になる位置に取り付けるようにしておきましょう。
まとめ
今回は秋の水質悪化した状況のブラックバスにおすすめのスピナーベイトについて、ベイトリールをはじめとするタックル例や使い方について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
スピナーベイトでの釣り方が状況にぴったりとはまると、連続ヒットすることも珍しくありません。
ぜひ今回の記事を参考にして、ベイトリールでスピナーベイトを使ってみてください。