夏のマッディーな野池のブラックバス攻略をベイトリールで行う釣り方とは?
野池はブラックバス釣りをする人にとっては身近でエントリーしやすく、小規模なところも多いので、釣りがしやすい場所と言えます。
しかしその分、目に見えるポイントはプレッシャーが高いことが多いです。
さらに1か所の野池で1日中釣りをするのではなく、移動しながら釣りをしていくことも多いでしょう。
移動しつつ広範囲を釣っていくにはベイトリールを使っていくとよいです。
今回はそんな中でも夏のマッディーな野池に絞った攻略法を解説していきたいと思います。
夏のマッディーな野池の状況とは?
夏のマッディーな野池ではまず影を狙っていくことから始めていくとよいでしょう。
浅いことが多い野池では特に影の中は日が照っている場所よりも水温が低いためです。
さらに草や木が覆いかぶさっているような場所は弱ったセミなどが落ちてくることもあり、エサ場としても活用できます。
しかし、まずはこういった場所を狙っていくとよいですが、こういった場所は誰もが狙っていきますので、その次の手を考えておく必要があるでしょう。
それらを踏まえて、次に夏のマッディーな野池でおすすめのルアーを紹介していきます。
夏のマッディーな野池でおすすめのルアー
夏のマッディーな野池では、表層から底層まで各レンジを探っていけるルアーを持っておくことが重要となります。
下記に3つのおすすめルアーを紹介していきますので、参考に選んでもらうとよいと思います。
ポッパー
夏のマッディーな野池で朝の活性の高い時間や影の中でアピールさせやすいのがポッパーです。
マッディーな水質ではアピール力が弱いルアーはあまり効果的ではありません。
ですので、トップウォータープラグの中でもカップによってポップ音でアピールできるポッパーがおすすめとなります。
スピンテールジグ
スピンテールジグとは、テール部分にスピナーベイトに使われるブレードが付いたタイプのルアーのことです。
リトリーブするとこの部分が回転して光ってブラックバスにアピールしてくれます。
小型でよく飛ぶのでマッディーな野池全体を探っていく時には使いやすいです。
ラウンドタイプラバージグ
最後に紹介するのがラウンドタイプラバージグです。
ラバージグには3種類のヘッド形状がありますが、中でも特に使いやすいのがラウンドタイプラバージグです。
ある程度のカバーでもボトムでも使えますので1つのタイプで野池全体を探っていくことも出来ます。
使うときにはトレーラーを数種類持っておくとよいでしょう。
それでは続いて、各おすすめルアーについて、タックルと使い方を紹介していきます。
ポッパーのタックルと使い方
ポッパーを夏のマッディーな野池で使うときには、丁寧にアクションさせていくことが重要です。
あわせてキャストを上手く出来るタックルを使っていくことも必要です。
ここでタックルと使い方を覚えてやってみてください。
ロッド
ロッドは片手でキャストできて操作性のよいロッドがおすすめです。
6フィートくらいでシングルハンドキャストが出来るくらい軽いものを使ったほうが良いでしょう。
硬さはMLくらいがポッパーの重さに合わせやすいです。
ベイトリール
ベイトリールはポッパーの軽さでも十分機能するモデルを選びましょう。
例としてはシマノのスコーピオンのようなコンパクトで軽いウエイトのルアーに対応できるようなベイトリールです。
これに加えてハイギアモデルを使っていくとアクションからファイトまでしやすいと思います。
ライン
ポッパーで使っていくのはナイロンラインになります。
ナイロンラインは水に沈みにくい性質があるからです。
ポッパーは沈むラインとは相性が悪いので覚えておきましょう。
ナイロンラインの太さですが、10ポンドくらいが野池では使いやすいと思います。
使い方
夏のマッディーな野池のブラックバス攻略においてポッパーはポーズを多く取りつつ使っていくようにしましょう。
そうすることによって夏の暑さで少し動きが遅くなっているブラックバスもルアーに追いつけるようになります。
アクションはロッドで移動距離を長くしない様にしつつ、「ポコッ」と音を立てつつ、大きな泡の形を作るのがポイントです。
これによって広範囲のブラックバスにアピールできます。
1アクションごとに1ポーズを入れつつ釣っていくようにしてみてください。
スピンテールジグのタックルと使い方
スピンテールジグは夏のマッディーな野池においては広範囲を探っていくことに重点を置きましょう。
小型サイズですので、ブラックバスのサイズを問わず狙っていくことが出来ます。
遠投しつつもトラブルの少ないタックルを使っていくようにしましょう。
それでは紹介していきます。
ロッド
ロッドは少し長さのあるものを使っていくとよいです。
具体的には6.6フィート程度のカーボンのベイトロッドとなります。
このくらいが遠投できて、かつリトリーブするときに風などの影響を抑えつつ釣りをしていくことが出来ます。
ベイトリール
ベイトリールは遠投性、バックラッシュ回避のどちらも中間的なモデルを使ってみてください。
具体的にはスプール径が34ミリとなっているモデルをカタログで見つけて使ってみるとよいと思います。
ライン
スピンテールジグに関してはラインはナイロンが良いです。
スピンテールジグはフックが1本であることが多く少し他のルアーに比べるとばれやすくなる傾向があります。
ナイロンは伸びがありますので、ブラックバスのバイトからファイトまで行いやすいです。
使い方
夏のマッディーな野池においては、スピンテールジグはリトリーブメインで使っていくとよいです。
フォーリングでもブラックバスを誘うことは出来ますが、初心者の方には難しいのであまりおすすめしません。
リトリーブに関しては少し速めを意識して行っていくと、バイトが得やすく、かつフッキングがしやすくなることを知っておきましょう。
ファイトはばらさないように慎重に行ってみてください。
ラウンドタイプラバージグのタックルと使い方
ラウンドタイプラバージグはいろんなポイントに撃ち込むことを考えて、応用範囲が広いロッドを選んでおくとよいでしょう。
セットして使うトレーラーも数種類用意しておくとよいでしょう。
下記に紹介するものを参考にしてみてください。
ロッド
ロッドは6.6フィートクラス、パワーはミディアムが良いでしょう。
長さによって遠投も出来ますし、このくらいのパワーだと野池に点在するような障害物周りでも問題ないです。
ロングキャストとピッチングが行いやすいモデルを選んでみてください。
ベイトリール
ベイトリールはスーパーハイギアのモデルを選んでいきましょう。
スーパーハイギアは巻き取り量が多いので、回収からフッキング時まで非常に使いやすいです。
ブレーキシステムに関しては遠心力タイプをおすすめします。
ライン
ラインはフロロカーボンラインを使ってみてください。
フロロカーボンは感度がよく耐摩耗性がありますので、どんなポイントでも使えます。
太さは12ポンドをメインとして使っていくとよいでしょう。
使い方
夏のマッディーな野池において、ラウンドタイプラバージグはすべてのポイントを撃っていくつもりで釣りをしていくのが一番効率が良いです。
スイミングが効果的なポイントにはシャッドテールワームをトレーラーにして誘い、ピンスポットに関してはクロー系ワームをトレーラーにしてタイトに狙っていくといった感じがよいでしょう。
キャスト直後からバイトの可能性がありますので、気を抜かないように注意しておきましょう。
まとめ
今回は夏のマッディーな野池攻略について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
夏はブラックバスにとっても暑いですが、釣り人にとっても同じです。
水分補給を忘れないようにして、釣りをしていくようにしましょう。
ぜひ今回の記事内容を参考にして、夏のマッディーな野池をベイトリールを使いつつ攻略してみてくださいね。