ベイトリールで遠投できてよく釣れるスピンテールジグとは?

ベイトリール

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最近はピックアップされることが少ないルアーの一つにスピンテールジグがあります。

金属のボディーにブレードが付いたシンプルなルアーですが、そのシンプルさゆえに魚種を選ぶこともありません。

誰が使ってもよく釣れるルアーなので、根強い人気を誇っています。

そんなスピンテールジグについて、ベイトリールで使うメリットを中心に今回は解説していきたいと思います。



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スピンテールジグとは

スピンテールジグとは、テールにあるブレードの回転により魚を誘うルアーのことです。

ボディーがコンパクトでありつつ、ボディーは金属でできているので重たく、遠投できて引き抵抗も程よい使い勝手の良いルアーです。

初心者でも比較的魚をヒットさせやすいルアーになるので、私が初心者の方にまずおすすめしているのがスピンテールジグです。

ルアーウエイトは7グラムくらいのものから40グラムくらいのものまで、いろんな形とともに用意されています。

沈むルアーになるので、かなり深いところでも攻略していくことができます。

魚を問わずフィッシュイーターには有効なルアーとなっています。



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スピンテールジグで釣れる魚

スピンテールジグで釣れる魚は実に多様です。

例を挙げると、・ブラックバス・シーバス・ロックフィッシュ・フラットフィッシュなど、小魚を捕食する魚にはとても効果的です。

どの魚でもブレードが回転しておきるアピール力には弱いようです。

スピンテールジグはブレードが回転すると、タイトなバイブレーションと、フラッシングで魚にアピールしてくれます。

スピンテールジグの種類について

スピンテールジグはボディーが金属でできていることはほとんどのルアーで共通ですが、ブレードの種類や付き方がそれぞれに異なっています。

下記にその種類や付き方による違いについて解説していますので、参考にしてみてください。

ブレードの種類

スピンテールジグに使われているブレードは2種類あります。

その2種類とは、ウィローリーフブレードとコロラドブレイドです。

ウィローリーフブレードとは、細い葉っぱのような形をしているブレードのことです。

細長い形状なので、とても細かいバイブレーションを生み出し、さらに広範囲にフラッシング効果で光を反射してアピールします。

動き出しがとても軽やかで早いのも特徴です。

コロラドブレードとは、丸っこい感じのブレード形状をしているものです。

でこぼこしているものもあり、これをハンマードブレードとも呼んだりします。

大きく水を受け回転し、大きなバイブレーションとウィローリーフに比べると鈍い光でフィッシュイーターにアピールします。

同じボディーのスピンテールジグでも、ブレードが変わるとまったく違うアクションになることもあるので覚えておきましょう。

ブレードを交換することで、どんな効果があるかを試してみるのも面白いでしょう。

ブレードの付き方

スピンテールジグには、テールアイにスイベルで直接ブレードが付いているものと、ワイヤーがありその先にブレードが付いているものがあります。

テールアイにスイベルで直接ブレードが付いているタイプは、バイブレーションが大きなものが多いです。

ブレードが回転して起きる振動をそのままボディーに伝えることがそのようになる理由です。

ワイヤーの先にブレードが付いているタイプは、非常に静かに動き、水平姿勢を保ちやすいのが特徴です。

このタイプでは、ブレードに魚がアタックしてくることもあるため、ブレードと一緒にシングルフックを付けることもおすすめの方法です。

スピンテールジグはどの季節でも有効

スピンテールジグはどの季節においても有効なルアーです。

なぜなら沈むことで、表層・中層・底層どのような場所でも狙うことができ、横方向へのリトリーブ、縦方向のフォールといった使い方も可能だからです。

コンパクトなボディーは魚種を問わずに釣りができるので、まず一つルアーを持つならスピンテールジグを使ったほうがよいでしょう。

ただ、魚種によってフックを変えることをおすすめします。

淡水や小型の魚には刺さり優先で細軸のフック、海や大型の魚相手には太軸でファイト重視のものを使うと良いと思います。

スピンテールジグをベイトリールで使うべき理由

スピンテールジグをベイトリールで使うべき理由は、遠投性とリトリーブの安定です。

スピンテールジグはボディーがコンパクトでも重量があり、空気抵抗も少ないので遠投ができます。

ただし、ブレードがあるためラインテンションが緩すぎて、衝撃を与えるようなキャストをしてしまうと、ルアーが回転して飛距離ダウンしてしまいます。

そのような状態を少なくできるのがベイトリールです。

ベイトリールはスプールに巻いてあるラインをルアーが引っ張るようにして出ていくので、そのちょっとした引っ張りはスピンテールジグが空中で回転することを制御してくれます。

また、ベイトタックルは流れるようなキャストが得意なため、スリークウォーター気味のキャストをすることも簡単にできます。

もう一つスピンテールジグをベイトリールで使うメリットとして、リトリーブの安定性があります。

スピンテールジグはリトリーブされることでブレードが回転し魚にアピールします。

そのリトリーブはスピニングリールよりベイトリールのほうが、ブレが少なく、安定します。

安定したリトリーブができると、魚のバイトが感じやすくなり、釣果アップにつながります。

スピンテールジグに合ったロッドとは

スピンテールジグに合ったロッドは、遠投できる長さがあり、ルアーの状態をしっかりと把握できるロッドです。

具体的には、長さは6.6フィートから7フィートくらいのものを用意するとよいでしょう。

パワーはミディアムライトからミディアムくらいでよいと思います。

このくらいのパワーであっても、スピンテールジグ自体とロッドの長さで遠投性は保てているので大丈夫です。

また、ルアーの状態をしっかり把握できる条件として、カーボン素材の中弾性のものを選ぶとよいでしょう。

カーボン素材は、振動伝達率に優れており、スピンテールジグの他のルアーより振動が伝わってきにくいところをフォローしてくれます。

中弾性の素材は、その振動を確実に伝えながらも、スピンテールジグにバイトしてくる魚を弾かずフッキングに持ち込んでくれます。

スピンテールジグはフックが1本のものが多いので、そのファイトの時にもしっかり追従する素材特性がフォローを行ってくれます。

スピンテールジグのラインセレクト

スピンテールジグでは、ラインによってどの部分を重視できるかが変わってきます。

使うラインはナイロンラインとフロロカーボンラインです。

下記にそれぞれの特徴を記載していますので、参考にしてみてください。

ナイロンライン

スピンテールジグでは、ナイロンラインを遠投重視のときに使います。

ナイロンラインは柔らかく使い勝手がよいので初心者の人がスピンテールジグを使う時にもよいでしょう。

太さは12ポンド前後を基本としておくと、遠投性能と強度を両立できるので良いと思います。

もし強度的に不安が残るようであれば、先端にフロロカーボンリーダーを付けてルアーを接続するとよいでしょう。

フロロカーボンライン

スピンテールジグでは、フロロカーボンラインを感度重視で使います。

魚のバイトが小さなときや、フォールのバイトを取っていくときに感度は重要になってきます。

また、歯の鋭い魚に対してはフロロカーボンラインを使うとよいでしょう。

フロロカーボンラインは耐摩耗性に優れた縦繊維の集合体で出来ているからです。

ポンド数は魚によりますが、8ポンドから16ポンドくらいまで幅広くスピンテールジグは対応できます。

スピンテールジグの使い方

スピンテールジグは1つのルアーで実に多くの魚に対応できます。

その使い分けを意識して行うことで、さらに釣果を伸ばせることでしょう。

下記に使い方を記載していますので、ぜひ使ってみてください。

ただ巻き

ロッドを固定して一定スピードでベイトリールのハンドルを巻き、スピンテールジグのブレードを回転させ、魚にアピールする方法です。

基本でありつつ、しっかり使うことで初心者から上級者まで魚をヒットさせることができます。

特に横方向に回遊する魚に効果的な使い方です。

例えば、ブラックバスやシーバスがその対象となります。

コロラドブレードのタイプのスピンテールジグのほうがより効果的だと思います。

バイトがあったら、フックが1本なので慎重にやり取りするようにしましょう。

リフト&フォール

ロッドを上方向に煽ってスピンテールジグを泳がせ、そのあとのフォールでバイトを取っていく方法です。

とにかく魚は落ちてくるものに対しての興味、反応がよいのでその習性を使ってヒットさせる方法になります。

特にロックフィッシュとフラットふぃしゅには有効な使い方です。

また活性があまり高くない時のシーバスにも有効です。

この使い方は、ウィローリーフタイプのスピンテールジグが得意としています。

バイトは細かくしか出ないので、そのときに即フッキングすることを心がけましょう。

カーブフォール

フォールで魚にアピールしていく方法です。

ウィローリーフブレードのスピンテールジグを使うとよいでしょう。

例えばですが、橋脚まわりといった障害物、ベイトが多すぎてなかなかバイトしてこないときといった状況で有効です。

ロッドを上斜めに固定しつつ、ラインの出し入れでフォール姿勢を調整します。

こちらもリフト&フォールと同じように、小さなバイトしか出ないので、バイトを感じたら即フッキングするようにしてください。

ドリフト

基本的には、自分から離れていく流れに乗せてほぼ一定の場所でスピンテールジグをとどめておく方法です。

ブレードが回転することにより一定の場所であっても魚が下から突き上げるようにバイトしてきます。

また、風によってラインが吹かれてしまうようなときもドリフトは有効です。

このようなドリフトは、ウィンドドリフトと呼んだりもします。

ブレードの抵抗と、ボディーの重さは強風下の攻略も可能にしてくれます。

スピンテールジグを使う時に用意しておきたいもの

スピンテールジグはしっかりと使いこなしていくために小物が必要となります。

その小物はスナップとスイベルです。

この2つがあるかどうかで釣果はかなり変わってくると思います。

どちらも釣具店においてあり、値段は数百円なので、ぜひ予備も持っておくことをおすすめします。

下記にその2つについて解説していますので、参考にしてみてください。

スナップ

ラインとスピンテールジグの接続に使います。

使う理由としては、ルアーローテーションがしやすいこと、ボディーが金属なのでラインが擦れて切れないようにすることです。

スナップを使うと、ルアーの動きを妨げない効果も出てきます。

スピンテールジグは、他のルアーに比べると動きが小さいので、できるだけ大きなアクションが出せるようにスナップを使いましょう。

おすすめのタイプは、ワイドタイプで高強度のものです。

ワイドタイプとは、ルアーとの接点がかなり広く作られているものです。

ルアーの動きをより自由にする効果があります。

強度ですが、これは強いに越したことはありません。

弱いものだと魚とのファイト中にロックが外れたりすることもあるため、強度のあるものを選びましょう。

スイベル

スピンテールジグにはブレードが付いていますが、そのブレードの回転を支えているのがスイベルです。

スイベルは回転するパーツには必須のものになります。

しかし、このスイベルには特に海水で使った後に回転が悪くなってしまうことがあります。

なので、替えを用意しておくことをおすすめします。

私の経験談ですが、替えがなかったためにスピンテールジグのブレードが全く回らず使えない釣行があったりしました。

やはりスピンテールジグが使えないと、釣りの幅が狭くなり釣果を伸ばしにくいと感じました。

まとめ

スピンテールジグは一つあれば、ほとんどのフィッシュイーターに対してのアプローチができます。

これは他のルアーではなかなかできないものです。

このスピンテールジグを上手くベイトリールで使っていくと、快適に釣果を伸ばしていくことがあなたにもできるはずです。

今回の記事を参考にして、ぜひベイトリールでスピンテールジグを使ってみてくださいね。







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