真冬の定番ルアー・リトルマックスに適したベイトリールタックルとその釣り方とは?
真冬はブラックバスフィッシングにおいては厳しい季節となりますが、使うルアーによってはちゃんと釣果を得ることができます。
その真冬の攻略において使えるルアーが今回紹介するリトルマックスです。
今回はその真冬の定番ルアーであるリトルマックスに適したベイトリールタックルとその釣り方について解説していきたいと思います。
目次
リトルマックスとは
リトルマックスとは、ルアーフィッシングを主に扱っているエバーグリーンから販売されているメタルバイブレーションに属するルアーです。
発売からかなり立ちますが、真冬の定番ルアーとして、また秋に広範囲を探っていくことが簡単にできるメタルバイブレーションとなっています。
価格的にも比較的安いので、カラーやウエイトを多く揃えやすいといったこともメリットの一つです。
標準でダブルフックが付いており、ボトムを狙っている時でも根がかりしにくいです。
複数のラインアイがあり、スナップを付ける位置を変えることでアクションに変化をつけることができます。
リトルマックスのラインナップ
リトルマックスには、1/8オンス、3/16オンス、3/8オンス、1/2オンスと幅広いウエイトのラインナップがあります。
それぞれでもちろん大きさも違いますが、バスフィッシングをするうえでは、重さによるフォールスピードの違いを重宝します。
カラーもクリアウォーターやステインウォーター、マッディーウォーターまで対応できる幅広いラインナップがあります。
選ぶのに迷ったら、光を反射してブラックバスにアピールするメタリック系を選んでおくとよいと思います。
リトルマックスが有効なシチュエーション
リトルマックスが有効なシチュエーションは、リアクションバイトが必要なとき、ディープウォーターを素早く攻略したいとき、遠投したいときといった状況です。
水質に関しては、特に選ばないのでどんな状況でも対応できます。
下記に使う時の目安を挙げていますので、参考例として見てください。
真冬の極寒期のボート
真冬はブラックバスにとってとてもつらい季節です。
寒さによって活性が非常に低くなり動きが鈍く、エサをあまり捕食しないようになっています。
しかし、こういった状況でもリトルマックスのアピール力はブラックバスにスイッチを入れてしまいます。
基本的には、リトルマックスの強い波動とフラッシング効果でブラックバスのスイッチを入れているようです。
また意外にですが、メタルバイブレーションはフックとボディーの干渉で、金属音が発生しています。
これは真冬の思考が鈍っているブラックバスにリトルマックスが効果的な理由の一つであるようです。
真冬の陸っぱり
真冬の陸っぱりにおいてもリトルマックスは重宝します。
その理由は、ずばり遠投性能と素早く沈んで効率よくディープを攻められることにあります。
リトルマックスは、重心がほとんど1点集中のため、風の抵抗を受けにくくスムーズに飛んでいきます。
陸っぱりではどれだけ深い場所を攻めることができるかが、真冬の釣果に直結して来るので、遠投性能は必須条件となります。
陸っぱりにおいては、3/8オンス、もしくは1/2オンスといった重めのウエイトを使っていくとよいでしょう。
秋の回遊するブラックバス
リトルマックスは秋の回遊するブラックバスを攻略するのにも効果的です。
それは遠投性能がまずあることと、強いアピール力があるからです。
秋のブラックバスは、ボートでも陸っぱりでもどれだけの広範囲を探れるかがキーワードになってきます。
リトルマックスを遠投して使うことでまず横方向に広く探っていくことができます。
そしてさらにそのフォールスピードを活かして表層、中層、底層と素早く探っていくこともできます。
ターンオーバーなどの水質悪化が起きやすい秋の釣りではこの性能が役に立つことでしょう。
リトルマックスにベイトリールが良い理由
リトルマックスにベイトリールが良い理由は、遠投性能をどのウエイトでも活かすことができることがまず挙げられます。
リトルマックスには軽い1/8オンスと3/16オンスのモデルが用意されています。
この2つのウエイトはもちろんスピニングタックルでも使えますが、その場合だとラインがガイドに当たって飛距離が低下しやすくなります。
さらにですが、フォーリングのバイトがスピニングリールでは慣れないと難しいことも挙げられます。
なので、リトルマックスではベイトリールを使うことをおすすめします。
次にリトルマックスに合ったベイトリールを解説していきたいと思います。
リトルマックスに合ったベイトリール
リトルマックスには幅広いウエイト設定があるため、それに合わせてベイトリールを選んでいく必要があります。
しっかりとウエイトに合ったベイトリールを選ぶことで、快適に釣りができることでしょう。
下記にその目安を紹介していますので、ベイトリール選びの参考にしてみてください。
1/8オンスから3/16オンス
1/8オンスから3/16オンスのリトルマックスには、快適に釣りをするためにまずバックラッシュしにくいことが求められます。
遠投がしやすいメタルバイブレーションであってもやはり軽いウエイトではキャスティングが少し難しいのが事実です。
しかし、ベイトリールをしっかりと選ぶことであまり気にしなくてよくなります。
そのベイトリールとは、スプール径が32ミリ程度のものです。
スプールは小さくなればなるほど、慣性力が低くなり、軽いルアーでもバックラッシュしにくくなります。
慣れないうちは巻くラインの量を少なくすることで、バックラッシュもしにくくなります。
次にですが、ハイギアであることも快適に釣りをしていくうえで必要です。
軽いウエイトのリトルマックスは合わせて、巻き抵抗が軽いのでそれを伝達してくれる感度が必要です。
ハイギアはそのサポートをしてくれるためおすすめとなります。
3/8オンスから1/2オンス
3/8オンスから1/2オンスのリトルマックスには、その遠投性能を最大限に発揮させてくれるベイトリールが必要です。
スプール径は34ミリ以上のもので、ブレーキ調整が細かにできるベイトリールを選びましょう。
ブレーキは遠心力ブレーキのものをおすすめします。
理由としては、キャスト後半にブレーキが弱くなるので遠投性能が活かしやすいことと、フォールの時にもブレーキが掛かりにくいのでスムーズにラインを送り出すことができるからです。
ギア比に関しては、3/8オンスから1/2オンスのリトルマックスにもハイギアがおすすめです。
ハイギアは巻きアワセといったフッキングの幅も広げてくれることでしょう。
リトルマックスに合ったベイトキャスティングロッド
リトルマックスに合ったベイトキャスティングロッドは、リールと同じようにウエイト後tに選ぶ必要があります。
また、ウエイトの差は使えるシチュエーションに制限をかけてくることも考慮しなければなりません。
下記にその目安を紹介しますので、参考にしてください。
1/8オンスから3/16オンス
1/8オンスから3/16オンスのリトルマックスには、柔らかいライトクラスのロッドが必要です。
ライトアクションクラスのロッドは、軽いウエイトでもしっかりと曲がってくれるのでキャスティングがしやすいです。
また、リトルマックスのアクションを最大に引き出してくれるので、少しの移動距離であってもアピールを強く出すことができます。
ロッドの長さは6.6フィートくらいが使いやすいでしょう。
3/8オンスから1/2オンス
3/8オンスから1/2オンスのリトルマックスには、少し硬めのミディアムクラスのロッドがよいでしょう。
硬めのロッドは、重いウエイトをしっかりと受け止めつつ、キャストの反発力が活かしやすいのでおすすめです。
また時にリトルマックスのアクションに制限を掛けることで、ブラックバスにアピールしていく使い方もできます。
ロッドの長さはこちらも6.6フィートクラスが使いやすいでしょう。
リトルマックスのオンス別ラインセレクト
リトルマックスを使うシチュエーションは、どちらかというとタフコンディションであることが多いです。
なので、ラインセレクトもシビアにしていったほうが、より釣果に結びつきやすくなります。
その目安もやはりウエイトに合わせたものとなりますので、下記を参考にしてみてください。
1/8オンスから3/16オンス
このウエイト帯には、フロロカーボンラインの6ポンド~8ポンド程度がよいでしょう。
あまりにも太いラインを選んでしまうと、リトルマックスのアクションを活かせなくなってしまいます。
それに飛距離を落とす原因ともなりかねません。
なので、1/8オンスから3/16オンスには、フロロカーボンラインの6ポンド~8ポンドをおすすめします。
3/8オンスから1/2オンス
このウエイトは比較的重めとなるので、フロロカーボンライン10ポンドから12ポンド程度を選ぶとよいでしょう。
ある程度の太さがあったほうが、キャストの時に負荷が掛かってしまってもラインブレイクしにくいと思います。
また、ボトム付近を狙うことが多いので、石などに擦れやすくなります。
そういった状況に対して、擦れに強いフロロカーボンラインを選んでおくとよいでしょう。
リトルマックスのアクション方法
リトルマックスは多彩なアクションでブラックバスを誘うことができます。
使い分けをすることでタフコンディションのブラックバスでもバイトさせることができます。
下記にその使い方を紹介しますので、釣りの参考としてください。
リトリーブ
初心者でも簡単にできる、リトルマックスの基本アクションです。
ロッドを固定して、ベイトリールのハンドルを巻きラインを引っ張ってくることでアクションさせます。
初心者はロッドが動いてしまいがちですので、そこに注意しましょう。
安定させるコツは、ロッドエンドを脇腹に当て、できるだけロッドを持つ手の力を抜くことです。
そうすると安定するとともにブラックバスがバイトしてきたときに機敏に察知することができます。
ブラックバスがバイトしてきたのが分かったら、ストロークを長くしてスイープにフッキングするようにするとよいと思います。
リフト&フォール
真冬に一番効果的になるアクションです。
ブラックバスがボトムにべったりと着いて、動きが鈍いときに効果的です。
バイトが多いのは、フォールしてボトムに着く直前です。
しかしなかなかこのバイトは察知しにくく、実際にはリフトした瞬間にロッドが重くなり分かることがほとんどです。
その場合はそのまま力を入れてフッキングするようにしてください。
動かし方のイメージとしては、ボトムからリフトするのは高さ30センチくらいまでにしておくとよいでしょう。
そしてブラックバスが居るであろうポイントでは、しつこくアクションさせるとよい結果になりやすいですので、覚えておきましょう。
バジング
少し特殊な使い方ですが、ブラックバスが水面近くを意識している時には効果的な方法です。
使い方は、リトルマックスを水面下ギリギリに泳がせて、波紋をメインに出して、できれば水面にテールを出すくらいのスピードで引けるとよいです。
慣れが必要になる方法ですが、例えば水面近くまでウィードが延々と生えたりしているような状況で効果を発揮します。
ぜひ挑戦してみてください。
リトルマックスのアイポジションの使い分け
最後にリトルマックスのアイポジションの使い分けについて解説します。
リトルマックスには複数のアイポジションがありますが、これは付ける場所によってアクションを変えることを目的としています。
前側に付けると高速引きに対応しますがアクションは細かくなり、後ろ側に付けるとアクションが大きくなりますが低速で引くことがメインとなります。
いろんな使い方があると思いますので、試してもらえるとよいかと思います。
まとめ
今回紹介した内容をしっかりと実践すると、真冬といったタフコンディションであってもブラックバスを釣ることができるでしょう。
タフコンディションを攻略できれば、ブラックバスの活性が高いときにはもっと釣ることができるようになることでしょう。
今回の記事を参考にして、ぜひリトルマックスとベイトリールを使ったバスフィッシングに挑戦してみてくださいね。