気になるポイントを狙い撃ちエギングロッドで楽しむメタルジグの五目釣り
出張や気分転換のドライブなど、さまざまな目的を持って自分がそれほど詳しくない地域に出向いた際に、たまたま予期せず「釣れそうなポイント」に出くわすという事は、ある程度釣り経験の長い人であれば経験したことがあるのではないでしょうか。
しかし、いくら釣れそうなポイントであったとしても、釣り具を持っていなければ何もできません。
そこで今回はエギングロッドでメタルジグを使用して楽しむ五目釣りを紹介したいと思います。
目次
エギングロッドで楽しむメタルジグを使用した五目釣り
ここで突然ですが、アングラーの皆さんは釣りに行く目的以外で外出する時、そしてそれが山ではなく海の近くだった場合、車の中に釣り道具一式を積んでいくでしょうか。
あるいは釣りが目的ではないので特にこれといって何も用意して行かないでしょうか。
車の中の収納状況にもよりますが、個人的にはやはり常にタックルは簡単なもので問題無いので携帯しておくことを強くおすすめします。
というのもやはり出かけた先で気になるポイントに遭遇する可能性は決して低くないからです。
というよりはむしろ出くわす確率の方が高いくらいではないでしょうか。
タックルが無くて竿を出したくても出せない状態で悶々と悩むよりも、さっと短時間でも良いので釣りを楽しんだ方がストレスも溜まらず、仮にそこで良型の魚が釣れたり数が思いのほか釣れたりした場合に、新規ポイントの開拓となるので良いのではないかと思います。
ルアー釣りの場合はエサ釣りのように車内が臭くなることも無くて、ある程度服装も釣り専用のものではなくて普段着でも楽しめるので手軽さが違います。
この利点を生かさない手はありません。
対象魚について
この釣りの対象魚となるのは、身近な堤防周りにも数多く生息するアジ、メバルやカサゴやアイナメといった根魚、そして季節によりますがハマチやカンパチなどの青物などメタルジグに積極的にアタックしてくる魚はそのほとんどが含まれます。
偶然ナブラが発生しているのを目撃するということも、十分にありえます。
使用するロッドについて
この釣りはとにかく手軽さが最も重要なので、エギングロッドを使用する場合も非常に安価なもので構いません。
入門パックのような形で最近はエギ数個とセットになったものが売られていますし、使えそうなものが無いという事はありません。
高くても数千円も出せば最近では上等なロッドが手に入るようになっておりますので、見てみて下さい。
車内に常備しておくことを考えると2ピースの状態で保管できるタイプのロッドが最も場所を取らずコンパクトなのでおすすめです。
長さとしては具体的には接続した時の全長が2メートル程度のものが扱い易くて良いと思います。
あまりピンと来ない場合は釣具店のスタッフなどに使用する状況や予算などを伝えて一緒に探してもらっても良いです。
使用するリールについて
自分が旅先やドライブ先でふと気になるポイントで長時間粘るのではなくて様子見がてら竿を出すというのが今回の趣旨なので、片手の掌に収まるような小型のスピニングリールで全く問題ありません。
値段も安物で一向に構いませんが、ある程度値段が張るメーカー品などは耐久力や操作性にも優れているのでおすすめではあります。
手元に手頃なリールが一切無くてとりあえず購入するという場合は、1000円代の安物で構いません。
使用するラインについて
この釣りで使用するラインですが、PEラインの1号を巻いておけばメバルやカサゴを狙うにしても青物を狙うにしても大丈夫です。
純粋な引っ張り合いで切られることはほぼ無いと言えます。
よほど強引なやり取りをしない限り、または障害物に擦られない限りは安心して対応することができます。
PEラインの1号を使用する場合は、ナイロンラインかフロロカーボンラインの5号程度をショックリーダーとして接続して下さい。
直結するとラインの強度が格段に低下するので、基本的にはリーダーは必須と考えて下さい。
ナイロンラインメインでは遠投できず、感度も悪いので釣りにならないことが多いです。
メタルジグについて
どんな魚を狙うのか、あるいはどんな釣り場なのかによってもジグの大きさが変わってきますので一概には言えませんが、あらゆる状況にある程度対応できるように10g程度のものから40g程度のものまで幅広く揃えておくことをおすすめします。
軽いジグがメインでは、例えば足元は底が見えるような浅いポイントの場合、遠投することができずに釣りにならない場合が出てきてしまいます。
また、少し沖合でナブラが突然発生した場合はまずそのナブラにジグを届かせることが必要となってきますので自ずとある程度の重量が必要となります。
カラーはイワシを模したブルーの物やラメが入ったものなどこちらもできる限りさまざまなタイプを用意しておくことをおすすめします。
ベイトによってもヒットカラーは変わってきますので、やはり備えておくに越したことはありません。
ポイント選びについて
一般的な釣りであれば釣れるポイントの選定が自力では全くできないという場合は、釣り雑誌や釣具店のスタッフなどからできるだけ新しい情報を仕入れるようにして下さいと言うところなのですが、今回の趣旨は普段自分が足を運ばないエリアで試しに釣ってみるという事なので、敢えて自分の勘に頼ったポイント選びをしてみても良いのではないかと思います。
それで釣れれば自分を褒めれば良いですし、釣れなければなぜ釣れないのかを考えることが釣り上達への近道となります。
人に教えられて足を運ぶポイントで釣れるのと、自分で見つけたポイントで釣れるのとではやはり嬉しさが全く違います。
釣り方について
五目釣りかつメタルジグを使用した釣りになるので、ルアーの特性を最大限に生かして表層から底層まで全てのタナをくまなく探るように意識しましょう。
その時の釣り場の状況によっても多少攻め方は変わってきます。
規模を問わずナブラが沸いている場合などは着水後にできるだけすぐに巻き上げを開始しますが、根魚などは基本的に海底付近に棲息しているので、ボトムの周辺を狙ってみて下さい。
また、例えば同じカラーのジグでは反応が悪くなってきた場合には別のカラーに交換するなどある程度の段階で見切りをつけることも釣果を得るには重要となります。
上からベイトフィッシュが見える場合は、その大きさに合わせてルアーを選んでみて下さい。
その日のヒットカラーやヒットパターンを探し出すことが、この釣りでは肝要です。
小物類について
釣れた魚は基本的に種類や大きさを問わずキャッチ&リリースをするというのであれば、持ち帰るクーラーの類は全く必要ありませんが、大きいものや種類によっては持ち帰って食用にするという人は小型クーラーを持参して下さい。
その他は小型のプライヤーがあればジグの交換や針外しなど色々な場面で役に立つのでおすすめです。
直接魚に触れずに針を外せるのでケガの防止にも繋がります。
また、腰に装着するタイプのポーチなどがあればコンパクトに荷物をまとめられるので、良いと思います。
まとめ
今回はエギングロッドを使用して出先で手軽にメタルジグを使用して楽しむ五目釣りを紹介しましたがいかがだったでしょうか。
この釣りはルアー釣りですが、難しいことは本当に一切必要ないので、興味のある人は是非ともタックルを車に乗せて気になるポイントを見つけて思い思いに楽しんでみて下さい。
新しい発見があるかもしれません。