エギングロッドで釣果をあげるにはナイトエギングがおすすめ?
アオリイカを釣りたくてエギングロッドを購入したのに、小型のアオリイカばかり釣れて不満を抱いていませんか?
そのような場合には、昼間に釣るのではなく夜間に釣る『ナイトエギング』がおすすめです。
そこでナイトエギングのほうが釣れる理由を説明しながら、ナイトエギングを行う際の覚えておくべきポイントをいくつか紹介するので確認してみて下さい。
アオリイカが釣れる時間帯
アオリイカは昼間でも釣れますが、昼間よりも夜間に釣れやすくなっています。
その理由はアオリイカの特徴と大きく関わっているので、その辺りを説明しながら、昼間と夜間の釣果(イカや魚を釣った成果)について紹介しましょう。
アオリイカの特徴
アオリイカは、北海道南部以南の沿岸部で釣れるイカなので、多くの場所で釣る事が出来ます。
さらに大型が狙いやすいのは4~6月と言われています。
そして小型が釣れやすいのは9~12月と言われています。
このような違いが出るのは、夏に生まれたばかりの小型のアオリイカが多いのが9~12月のためです。
そのため大型のアオリイカがあまり釣れない方は4~6月の間に集中的に釣りに出かけたほうが良いでしょう。
もしも4~6月にエギングしても大型のアオリイカが釣れない場合は、大型のアオリイカが釣れやすいナイトエギングを行なったほうが良いでしょう。
時間帯で変わる釣果
アオリイカは好奇心が強いイカなので昼間でも釣れやすくなっていますが、警戒心が強いイカでもあります。
そのような特徴もあるので、アオリイカは昼間より夜になってから活発に捕食する傾向にあります。
そのため大型のアオリイカを釣りたい方や、一杯でも多くのアオリイカを釣りたい方はナイトエギングがおすすめです。
ただし夜間に釣りをする場合には、昼間とは違うので覚えておくべきポイントや注意すべきポイントがあるので、それを知らなくては満足出来るような釣果をあげる事は出来ないので気を付けなければいけません。
ナイトエギングのポイント
アオリイカがナイトエギングで釣れやすい事が分かってもらえた所で、次にナイトエギングをする際に覚えておくべきポイントを紹介するので、見ていきましょう。
街灯
夜間は昼間とは違って、周りが暗くなっています。
そのため街灯の所でエギングをすれば、周りを確認しやすいのでエギングしやすいでしょう。
ただし灯りが強すぎる街灯では、アオリイカに警戒されて、釣れなくなる可能性があるので注意する必要があります。
その代わり適度な明るさの街灯であれば、小魚が灯りに注目して寄ってくるので、その小魚を狙ってアオリイカも近づいてくる可能性があります。
そのためナイトエギングする際には、適度な明るさの街灯近くでエギングする事が重要でしょう。
上層
ナイトエギングする際には、狙うべきポイントが『上層』です。
その理由は、アオリイカが小魚を狙って海の上層に寄っている可能性が高いからです。
そのためナイトエギングをする際には、海の下層ではなく上層を狙う事によって、多くのアオリイカを釣る事が可能になります。
ただし上層を狙う際には、エギングロッドを素早く動かしてシャクリを狙うよりは、上層でエギを少し動かす程度のアクションを起こしたほうが釣りやすくなるので試してみて下さい。
ナイトエギングの注意点
ナイトエギングを行えば、大型のアオリイカや、多くのアオリイカを釣りやすくなります。
ただしナイトエギングを行う際にはいくつか注意すべきポイントがあるので、詳しく紹介しましょう。
エチケット
ナイトエギングは夜間に行うので、慣れていない方は眠くなっている状況で釣っているアングラー(釣り人)が多いです。
そのような状況で満足出来るような釣果をあげられない時には、イライラしているアングラーもいるでしょう。
そのため普段であれば、気にならない事でもトラブルに発展する可能性があります。
そのような事態を避けるためにはエチケットを守る事が重要になります。
もしも釣り人が多くいる中でナイトエギングする際には、釣り人の隣で場所を確保したい場合には「この場所は空いてますか?」と聞いてから、釣る場所を確保したほうが良いでしょう。
眠くなっている状況で、無断で近くの場所で釣りを始める方に不信感を抱くアングラーは意外と多いので気を付けて下さい。
安全を確保
夜間は昼間と違って暗くなっているので、足元に気を付けなくてはいけません。
実際に防波堤から釣る際に、足元がよく見えない状態で行なった場合には、防波堤から海へ落ちてしまう可能性が高くなっています。
波が高くない状態では救出される可能性は高いですが、もしも風が強くて波が高くなっていれば、上陸する事が困難になってしまいます。
実際に夜釣りで亡くなったアングラーは多くいるので、台風や強風によって波に巻き込まれて亡くなる方ばかりではないのです。
そのためナイトエギングする際には、必要であれば懐中電灯を用意した上で、単独ではなく複数の知人や仲間と一緒に出かける事が重要です。
複数の知人や仲間がいれば、海に落ちても迅速に救出してもらえる可能性が高くなるでしょう。
ライティング
ナイトエギングを行う際は、安全面のために懐中電灯を持っていく事は重要ですが、海面はあまり照らさないほうが良いです。
なぜなら、以前に説明した通りでアオリイカは警戒しやすいイカなので、懐中電灯で照らされたら警戒して遠くへ逃げてしまう可能性があるのです。
そのため、あなたが狙っているポイントの近くでエギを投げたアングラーにも迷惑をかけてしまう事になります。
このような行為は『ライティング』と言って、光を当てる事によって小魚を引きつけてアオリイカを誘うテクニックですが、光の当て方や加減によってアオリイカが逃げていく可能性があります。
そのためライティングを行う際は、周りのアングラーに迷惑をかけないように気を付けて下さい。
ナイトエギングにおすすめの道具
現在は様々な釣り道具が販売されていて、その中にはナイトエギングに向いた釣り道具も販売されています。
そこでナイトエギングを行いたい方のために、ナイトエギングに向いた『エギングロッド』や『エギ』を紹介するので見ていきましょう。
蓄光型のエギングロッド
エギングロッドは、様々なモデルが販売されていて、その中には蓄光型の素材が使用されているものがあります。
このようなエギングロッドを使用しれていば、夜中にはエギングロッドが少しだけ灯るので、足元を確認しやすくなるのです。
そのため近くに街灯がなくてもナイトエギングを行う事が出来るので、アオリイカに警戒されないで釣りを行う事が出来るでしょう。
蛍光加工されたエギ
アオリイカを釣るためのエギには、蛍光加工されているものがあります。
このようなエギは必要と答えるアングラーは多くいて、その理由は海中で存在感をアピールする事が出来るからです。
アオリイカは強すぎる光だと警戒される可能性は高くなりますが、蛍光加工されている程度のエギであれば、アオリイカに警戒される可能性は低いでしょう。
さらに蛍光加工されたエギはデザイン性も高いので、見た目の良いエギを使用したい方にも、おすすめの釣り道具です。
まとめ
ナイトエギングはアオリイカを釣りやすくなっているので、多くのアングラーが行なってみたくなるでしょう。
しかし夜間の時間帯は足元を確認するのが難しいので、海に落ちてしまう危険性が高くなります。
そのためナイトエギングを行う際には、周りを照らす事が出来る蓄光型のエギングロッドや懐中電灯などを用意して、安全を確保するようにしましょう。