どんなベイトリールが欲しいのか? 簡単ベイトリールガイド!

ベイトリール

Screenshot_8

バスフィッシングを中心に人気のベイトタックル。

近年では様々なメーカーから多くのモデルが発売されベイトロッド、ベイトリール、共に幅広いラインナップが展開されています。

低価格な1万円前後の物から5万円を超えてくる最高級モデルまでここまで幅広いラインナップだと、買う方は選ぶのに苦労してしまいますよね。

今回はそんなあなたのために使用用途別に分けた、おすすめベイトリールを紹介したいと思います。



私が絶対おすすめするベイトリールランキングはこちら





欲しいベイトリールを考えよう

なぜベイトリールなのか?

ベイトリールを購入する前に一度しっかり考えなければいけないことがあります。

それはあなたが“なぜベイトリールが欲しいのか”という点です。

基本的にルアーフィッシングにおいて、いきなりベイトリールを購入する人は少数だと思います。

まずは身近で使い方も手軽なスピニングタックルを購入しスピニングタックルと様々なルアーを使いルアーフィッシングを楽しんだ後なんらかの理由でさらなる高みを目指しベイトリールを購入する方が多いからです。

「スピニングリールではキャストできないルアーを使いたい。」「キャストの精度を高めたい。」「ベイトリールのほうがかっこいい。」理由は人それぞれあると思います。

ここで重要なのはなぜベイトリールが欲しいのか、その理由を明確にすることです。

スピニングリールに比べて現在のベイトリールはその使用用途や需要に分けて、価格や性能、デザインなど各メーカーで細かいラインナップ分けがされています。

自分で“なぜベイトリールが欲しいのか“その理由を購入する前に明確にしておけばそれを実現するために、どのメーカーのどのモデルを選べば良いかに簡単に繋がるのです。

ここではまずベイトリールの持つ特性やメリットを見ていくことで自分がベイトリールを使いたい理由をより明確にしていく参考にしていただければと思います。

重たいルアーのロングキャスト

ベイトリールはスピニングリールに比べて、太いラインを使用する場合が多くそれを想定した硬いロッドと合わせるケースがポピュラーです。

そのためスピニングリールで使用するには重たすぎると感じるルアーをいとも簡単にキャストできます。

またバスフィッシングではビッグベイトと言われる大型のブラックバスをターゲットにした10センチを超えるサイズのルアーも多数存在しますがこれはバスフィッシングに使われる一般的なスピニングリールではまず遠くへキャストできません。

もちろんビッグベイト以外の大きなサイズのルアーも同様です。

しかし大きな魚を釣りあげたいと思えば、必然的に大きいルアーを遠くまで投げる機会も多くなります。

そうなると、スピニングリールではなく“重たいルアーをロングキャストできる”ベイトリールが必要です。

またベイトリールはそのパワーから大型の魚が掛かった際のやりとりもスピニングリールに比べて容易くできるのです。

ミスなくテンポ良く釣りをする

ベイトリールはスピニングリールと違い、キャストする前のベールを返す作業を片手でクラッチを切ることによって簡単に省略できるためテンポ良くキャストができます。

釣りにおいてキャストするテンポはとても大切で1つのポイントに対して短い時間でキャストをすることが、釣果を多くするための大切な要因です。

ベールを返すという細かい作業の積み重ねが、明確な釣果として差に出る場面もたくさんあるのです。

またテンポ良く釣りをするためにはミスなく確実にキャストをすることも必要不可欠です。

狙ったポイントに1回でキャストできるのと、5回でキャストするのではそこにかかる時間も魚にかかるプレッシャーも段違いです。

スピニングリールに比べてキャスト精度が良いベイトリールはそういう場面でより優位に立てます。

“無駄な時間を省略し、確実にキャスト”をするためにもベイトリールは必要なのです。

かっこいいベイトリールを使いたい

ベイトリールには釣り人にしかわからない、独特のかっこよさがあります。

スピニングリールに比べて使いこなす難易度が高いので、それを使いこなしている人だけにでる玄人感。

スピニングリールとは違うデザインもベイトリールならではの雰囲気を演出します。

釣果がすべての釣りにデザインやかっこよさなど求めてはいけないと言われてしまいそうですが趣味なのですから、自分を満たすことのできる道具で釣りをしたいという理由もベイトリールが欲しいと思う、明確な動機の一つです。

実際私もスピニングリールで釣り上げた魚とベイトリールで釣り上げた魚ではその達成感やモチベーションに違いが出てしまいます。

性能だけではなく“自分が満足できるためのかっこいい”ベイトリールも釣り人には必要なのです。

次の項では上記の使いたい理由別に分けたおすすめのベイトリールを紹介していきます。



私が絶対おすすめするベイトリールランキングはこちら





重たいルアーのロングキャストに適したベイトリール2選

シマノ カルカッタコンクエスト

重たいルアーのロングキャストにまずおすすめしたいのがシマノが誇るカルカッタシリーズです。

シマノは釣り業界をリードする2大ブランドの一つでその堅実なリール作りに定評があります。

シマノのベイトリールの中でも重たいルアーのキャストに長けたモデルが「カルカッタ コンクエスト」です。

カルカッタシリーズは丸型ベイトリールと言われシマノのベイトリールの歴史の中でも古くから存在する定番の人気リールで、数多くのバスプロにも愛用されています。

今回は上位モデルのカルカッタコンクエストを紹介しましたが、どのモデルも金属を使った耐久性の高いボディと剛性のある巻き心地は重たいルアーをロングキャストしアクションをつけながらスピーディーに、そして確実に巻き取ってくる動作を容易くできます。

下位モデルのカルカッタでも2万円半ば、カルカッタコンクエストであれば4万円ともちろん安い買い物ではありませんが、その黄金のボディが持つ確かな性能は価格からみても間違いない傑作ベイトリールです。

今回紹介したコンクエストにはさらにDCブレーキモデルも存在し、コンピューターを使ったブレーキ制御によってよりトラブルレスに使用できます。

どのモデルを選択しても必ず満足のいく性能が期待できるおすすめのベイトリールです。

ダイワ タトゥーラ

次に紹介するのがシマノのライバルメーカーダイワの「タトゥーラ」です。

ダイワはシマノに並ぶ日本の釣り具メーカーで、最先端の技術と斬新な商品開発が売りの日本の釣り業界においてシマノと人気を二分するメーカーです。

ダイワには現在世界各国のバスプロが所属しており、その製品開発にも携わっています。

ダイワのベイトリール、タトゥーラはバスフィッシングの本場アメリカでテスト、先行発売されたモデルでアメリカで培ったタフな耐久性とパワーを武器に、逆輸入的に日本デビューしました。

もちろんそれは重たいルアーのロングキャストにも最適です。

特に、独自の可変レベルワインドを利用したその飛距離は数多くのベイトリールの中でもトップレベルです。

価格も2万円も切り、重いルアーをロングキャストする使用用途を考えればコストパフォーマンスは間違いなくどのメーカーの中でもNo.1だと思います。

またタトゥーラにはさらに細かい用途をわけた様々なモデルが存在し価格こそ2万円を超えてしまいますがタトゥーラHLCと言われるモデルはハイパーロングキャストの名前が示す通り遠投性能に特化したもので、さらなる遠投性能を期待できます。

ミスなくテンポの良い釣りに適したベイトリール2選

ダイワ スティーズ SV TW

ここではミスなくテンポ良く釣ることに適したベイトリールを紹介します。

今回紹介する2台は共に軽いボディと巻き心地、そしてキャスト精度を両立しており手返しの良く釣りがしたい方にぜひおすすめのベイトリールです。

まずはダイワのベイトリールにおけるフラッグシップモデルの「スティーズ SV TW」です。

2000年代前半に世界に通用する本気の物作りをコンセプトに立ちあがったこのスティーズは2016年に待望のニューモデルを発売しました。

このニューモデルの制作にはバスプロとして有名な並木敏成が携わっていました。

並木はダイワに所属するバスプロの中でも抜群の実力と実績がありマシンガンキャストとも言われる、テンポと精度を両立した独自の釣りスタイルを確立していますその要とも言えるベイトリールに長い間スティーズを使用し、常にトーナメントなどで結果を出していました。

その並木とダイワの長きに渡る経験のすべてが詰まったこのリールはまさにバスプロによる明確な実績で証明されたミスなくテンポの良い釣りに適した最強のベイトリールだと言えます。

価格はフラッグシップモデルなので5万円前後となっておりとても高価ですが他の用途にもオールラウンドに対応した価格に違わぬ最高峰のベイトリールです

シマノ カシータス MGL

もちろんシマノにも抜群のコストパフォーマンスを誇るおすすめリールが存在します。

こちらも2016年に発売された「カシータス MGL」です。

ベイトリールのフラッグシップモデルは誰にでも気軽に購入できる価格ではないです。

特にベイトリールを初めて購入する方などには、まずはある程度安価なモデルをおすすめします。

ベイトリールの価格はある程度の性能を期待すると3万円前後の価格帯が多いのですが今回おすすめするカシータスは1万円台半ばでありながら、手返し良くキャストするための軽量化と優れたキャスト精度をサポートするブレーキシステムがしっかりと搭載されています。

またMGLスプールと呼ばれる、昨年発売した上位モデルにも搭載された新しいスプールが使われており上位モデルに引けを取らない快適な使用感をなんとこの価格で実現しています。

もちろん自分がベイトリールに求める性能が高まっていけば満足できなくなってしまうかもしれませんがこれからベイトリールでミスなくテンポ良く釣りを楽しんでみたいという方にはまずおすすめの一台です。

所有感を満たしてくれるベイトリール2選

シマノ メタニウム MGL

性能はもちろんだが、それ以上にとにかくかっこよく、キャストを繰り返しているだけで満足を得られるそんな数多くの釣り人の無茶な願いを叶えてくれるシマノのベイトリールを最後に2台を紹介します。

まず一つ目は「メタニウム MGL」です。

メタニウムと言えばシマノの人気シリーズでメタニウム、メタニウムDCなどベイトリールの定番として昔から多くの方に親しまれています。

ベイトリールとして必要な標準性能をすべて網羅し、そのデザインはどんなロッドにも合わせられます。

その定番で人気のメタニウムが昨年満を持してアップデートされました。

メタニウムMGLはカシータスを同じく新型のMGLスプールを搭載したモデルで何よりもその名に恥じないメタリックでシンプルなデザインも魅力の一つです。

もちろんその性能も折り紙付きで、キャスト精度、遠投、ブレーキ性能、どれをとってもハイレベルです。

所有欲をしっかりと満たしながらオールラウンドに様々な釣りに対応してくれます。

価格は3万5000円前後ですが、そのデザインと質感はフラッグシップモデルにも見劣りしません。

シマノ アンタレス DC

最後は村田基が監修する、シマノの最高峰リール「アンタレス DC」です。

村田基は日本のバスフィッシングブームの火付け役で多くのバスプロが師と仰ぐ存在です。

特にそのキャスティング技術には定評があり、様々なメディアや媒体で特集が組まれるほどです。

そんな村田基が究極なまでの遠投性能を追い求めた末に誕生したのが、アンタレスです。

シマノベイトリールのフラッグシップモデルに位置するアンタレスはベイトリールの遠投性能の限界に常に挑戦しシマノが長年培った技術をベイトリールの遠投性能に集約させたと言える一台です。

さらにそのアンタレスが昨年DCブレーキを搭載しニューモデルを発売しました。

それが今回おすすめするアンタレスDCです。

その銀色のボディはもはやベイトリールを超えたアクセサリーのような輝きで遠投性能はもちろんDCブレーキによる安定感までも手に入れたのです。

価格は6万円前後と大変高価ですが、その所有感を満たすという意味ではこれ以上のものは現在存在しません。

まとめ

今回は釣り人の使用用途や需要に合わせたおすすめベイトリールを何種類か見てきました。

シマノ、ダイワ共に素晴らしいベイトリールを数多く発売しており今年発売のニューモデルを含めて、今回紹介しきれなかった中でも、価格帯やデザイン、性能を変え様々なモデルが発売されています。

紹介したベイトリールはもちろんですが、しっかりと使用用途を見据えて自分の釣りに必要なベイトリールを購入する際の参考にしていただければと思います。







ベイトリール