エギングロッドで挑むコウイカ釣りで何故かアタリが無い状況を打破する方法

エギングロッド

ダイワ ロッド リバティクラブ エギング 862M

エギングロッドで狙うことが出来るイカはアオリイカやケンサキイカ、スルメイカやコウイカなど多種多様ですが、その中でも釣りやすさという意味でトップなのがコウイカです。

しかし、初心者であっても比較的簡単に釣る事が出来る筈のコウイカも、日によっては難敵と化してしまいます。

そこで、今回はそうした釣果を伸ばせない原因としてどのようなことが考えられるのかをいくつか紹介して、その対策を簡単にではありますが紹介したいと思います。



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なぜヒット率が低いのか、その理由を考える

コウイカというのは基本的に春から冬にかけて1年中ショア・オフショアを問わず狙うことが出来ますが、産卵期の春先は非常に大規模な群れで接岸する為に、特に釣りやすい時期となります。

毎年安定的によく釣れるポイントでは、釣果が上がり始めると大変多くのアングラーが連日大挙して訪れます。

しかし、そのような確実にイカが接岸しているエリアでも思うようにコウイカからのアタリを捉えきれずに釣果をほとんど伸ばせない人もいます。

その日の潮の具合や天候なども全く関係が無いとは言いませんが、そのような状況になるということは多かれ少なかれやはり何かしらの理由というものがあります。

なぜヒットしないのかその原因を自分なりに考えて対策を行う事で、釣りの腕前というのは上達していきます。



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理由…連日押しかける多くの釣り人によるプレッシャーによる食い渋り

普段エギングをメインに楽しんでいてコウイカやモンゴウイカの類は外道扱いしているアングラーにとっては大変意外に思われるかもしれませんが、コウイカも数多く釣れるようになると連日多くの人が押し寄せます。

どちらかと言えばアオリイカというのは、ある程度エギングを本格的に親しんでいる人が狙うイカで、コウイカというのはエギングを始めたばかりの人でも十分狙う事が出来るイカというイメージがあると思いますが、実際に釣る難易度もそれに近い差があります。

なので、自分でも釣れると考えて訪れる人も多いと思います。

しかし、そのように毎日入れ替わり立ち代わり多くの釣り人がエギを振ると、コウイカも目に見えてエギに対する反応がスレてきます。

冷静に考えてみると分かるのですが、エギと言うのは本物のエサではなくあくまでもニセモノなわけであって、それが何十本と毎日投入されるとコウイカからしてもアピール力も弱くなり、次第に反応すらしなくなります。

全く釣れないということは無くても、時合いの時間がどんどん短くなって日が昇るとパッタリと釣れなくなってしまうことも少なくありません。

対策…しばらくやってアタリが無ければ、すぐに場所を移動する

こういうケースでは長時間粘れば粘るほど分が悪くなってしまいます。

ある程度の時間竿を振ってみて、アタリが出なければアングラーの少ない釣り場を探して場所を移動した方が得策と言えます。

海底が砂地あるいは砂泥地となっている場所であれば、よほどその釣り場から地理的に離れた場所でなければ春先は釣れる可能性は高いです。

ここで思い切って見切ることが出来るのかどうかによって最終的な釣果は大きく変わってきます。

コウイカは回遊性のイカでは無いので、アタリが出ない状態で粘っていても良いことはほとんどないと覚えておきましょう。

理由…エギのカラー、大きさが合っていない

コウイカエギングは、アオリイカを狙うときほどはエギのカラーや大きさに対して神経質になる必要はありませんが、それでもやはりその日のヒットカラーというものは確かに存在します。

となりの人とほとんど隣で釣っていて、アクションもほとんど変わらないにも関わらず自分だけアタリが無いというのは間違いなくカラーが問題となっています。

例えば、曇り模様で太陽がほとんど出ていないような薄暗い天気の日は、金色などの反射カラーが入ったエギを選ぶ必要があります。

そうした状況下で、地味目のブラウン系のエギを使用していてもアピール力に欠ける為にどうしてもアタリは遠のいてしまいます。

また、コウイカというのはイカ類の中でも非常に獰猛な性格をしているので、自分よりも少し小さいくらいの大きさのエギであれば躊躇なくアタックしてきます。

対策…アピール力が高いエギに変えて、大きさも見直す

こうした場合は、手持ちのエギでなるべく明るい色の派手なエギに替えてみて下さい。

具体的に言えば、ゴールド系やシルバー系のものがあれば試してみるとそれまでの状況が嘘のように急にヒットし始めることもあります。

こうした食い渋る場合に備えて普段からある程度の種類のエギを揃えておくべきだと言えます。

また、明らかに周りが使っているエギの大きさと自分のエギの大きさが異なるという場合は、エギの大きさを上げて下さい。

2.5号程度でも大きすぎるということはありませんので、アピール力を第一にしてください。

理由…アタリはあって針に乗せるが、途中で外れてしまう

実はコウイカ釣りにおいて意外と多いのがこのパターンです。

その理由は、コウイカの足の形状に隠されています。

アオリイカと比較してみると一目瞭然なのですが、アオリイカの足が細く長いのに対してコウイカの足は非常に短く、1本1本が硬く太いことが分かります。

つまり、硬めのエギングロッドを使用していてもゆっくりと煽った程度ではエギのカンナが十分に足に刺さっておらず、表面的に引っ掛かっているだけの状態ということが考えられます。

この状態では、途中ジェット噴射で抵抗した際にすぐに針が外れてしまいます。

対策…エギングロッドの硬さを利用して強めにアワセを入れる

対策としてはアタリがあった際に、エギングロッドの硬さを逆に利用して、大きく強くアワセを入れて下さい。

他のイカ類とは異なり、先述のようにコウイカの足は頑丈なのでアワセた瞬間に身切れするということはほとんどありません。

この時に重要なのが、強い力でアワセを入れてもその動作を小さくしてしまうと力が十分に相手に伝わらないという事です。

しっかりとフッキングさせる為にも、アワセの動作は大きくすることをおすすめします。

理由…エギのアクションが弱い

コウイカは特にエギにアクションを加えずに海底をズル引きするだけでも十分に釣れるというのを聞いたことがある人はいるでしょうか。

確かに単純なズル引きでも十分に釣れるのですが、食い渋る時は少し攻め方を変えなければなりません。

食い渋る時と言うのは、コウイカの活性が低いということなので横の動きしかしないズル引きでは思うようにアピール出来ません。

対策…一定のリズムでエギを縦に大きく跳ね上げるようにする

こういうケースでは時折エギを大きく跳ね上げてみて下さい。

パターンとしては、大抵は跳ね上がったエギが再び着底する瞬間にアタリが出ます。

イメージとしては海底の砂の中に潜んでいるエビが飛び上がって出てくる動きです。

コウイカは海底にベッタリと付いているイメージがあるので、どうしてもエギも海底から離さないようにしがちですが、アピールする分には1メートル以上跳ね上げるくらいの方が効果的だということを忘れないようにして下さい。

まとめ

今回は食い渋るコウイカを攻略する方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この釣りは簡単そうに見えて非常に奥が深いので、興味がある人は是非挑戦してみて下さい。

エギングロッドが1本あれば本当に誰にでも簡単に始められます。

エサ釣りではなかなか味わえない自分のアクションで釣った感をしっかりと味わってみて下さい。







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