ショアジギングロッドで狙う美味しいタチウオ!釣り方とタックルを紹介します!
タチウオといえば非常に美味しい他にない長さを持った魚です。
釣ってみて調理するとわかりますが、意外にさばきやすい魚だったりします。
このタチウオを実際に狙ってみたことがある人はどれだけいるでしょうか?
今回はこのタチウオを陸から狙っていくときにおすすめのショアジギングロッドでの釣り方とタックルについて紹介していきたいと思います。
まずは条件ありきのタチウオ釣り
ショアジギングロッドを使ってタチウオを狙うときには、当然キャストできる範囲にタチウオが寄ってきてくれていなければなりません。
ショアジギングロッドは遠投性能に優れてはいますが、どんなにキャストできる人がいたとしても70メートルくらいではないでしょうか。
この範囲にタチウオが寄ってきてくれていないと釣れないことは理解できると思います。
タチウオが岸に寄ってくる条件ですが、外海が荒れたときという感じです。
私が住んでいる地域では、外海が台風や西高東低の気圧配置で強い風が吹いたりしたときに数日たってからタチウオの釣果が聞かれます。
その地域におけるタチウオが釣れる条件を把握することが、ショアジギングで釣るための必須条件です。
釣りやすい季節は秋
上記に挙げた条件が出やすいのは、ずばり秋です。
秋は夏から冬に向けて日に日に天候が変わっていきます。
この中でも特記すべきは台風の影響です。
南からやってきた台風は海を荒れさせます。
他のシーバスやヒラメ釣りであれば悪影響となりますが、タチウオについては岸に寄ってくる好条件となってくるわけです。
初心者が最も狙いやすい季節としても秋はおすすめの時期となります。
群れで居ることが多いタチウオ
タチウオは大抵群れで岸近くに寄ってきます。
単独で行動するようなことは少ないでしょう。
時にはその群れの中で、仲間の尻尾を食べてしまうようなこともあるようです。
タチウオは釣れるときには釣れる、釣れない時には釣れないといった極端な釣れ方をします。
ですので、釣れるときにどれだけ効率よく釣り上げていくかが釣果を伸ばすために考えていく必要がある事柄です。
タチウオはかなり上下している
タチウオですが、よくその泳ぐ層を変えています。
ですので、その泳ぐ層にどれだけルアーを通していけるかが釣果アップのキーワードです。
そのためには、絶対といっていいほど、カウントダウンをしていくことが必要となります。
カウントダウンしておくことでどれだけ沈めたらよいかを常に把握しながら釣りをしていくとよいです。
また、キャストする距離を決めておき、ハンドルの巻き数を数えておくのもよい方法です。
これをカウントダウンと併せると、水中での座標を見つけることができます。
初心者の方であればまずカウントダウンからはじめてみて、その後ハンドルの巻き数などを気にしてみても良いと思います。
タチウオ狙いのタックル
タチウオを狙うためにはそのタチウオに合ったタックルが必要となります。
ショアジギングロッドを使うタックルとしてはライトな部類になってきます。
それでは下記にその目安を紹介していきます。
ショアジギングロッドは中間程度の硬さで
ショアジギングロッドというと、ヒラマサやブリを狙う青物用のものから、サワラやシーバスを狙うような比較的ライトなものまであります。
その中でもタチウオに合うものはその中間的な硬さです。
タチウオを誘ってくる時はアクションさせますが、実際に喰いついてくるのはフォールのときだったり、バイトしてきたとしても一瞬だったりします。
あまりにも硬いとフックが口で弾かれてしまいますし、柔らかすぎるとラインの弛みを張るくらいでフッキングにまで至りません。
ですので、タチウオ釣りでは中間的な硬さのショアジギングロッドを選ぶとよいでしょう。
リールもロッドに合わせて中間的な大きさを
ショアジギングロッドに合うのはスピニングリールであることをまず知っておきましょう。
大きさですが、ベストは3000番といわれる大きさだと思います。
この大きさがパワーとロッドとの重心バランスが取れているためです。
このくらいの番手であれば、休日しか釣りに行けないような型であっても疲れにくいと思います。
ラインはPEがベスト
ショアジギングロッドと組み合わせて使うラインはPEラインがベストです。
なかでも8本編といわれるものがよいです。
なぜなら8本編のPEラインは非常にしなやかなので、ロッドとの干渉をしての糸鳴りがしにくく、飛距離も伸ばしやすいからです。
ただ、気を付けることとしては、結束のときに滑りやすいということを知っておきましょう。
しっかりと締めこむことをしておけば、大抵の場合大丈夫です。
タチウオ釣りのルアー
タチウオ釣りでは基本メタルジグを使ったほうが釣りをしやすいです。
メタルジグはテールのほうにトリプルフックを付けておく方が、ラインを切られにくくなります。
もし頭の方に付けるのであれば、少しでも後方にフックが行くようにしておいたほうがよいです。
また、ショアジギングタックルでも使えるような重めのワインドもよいでしょう。
ワインドはその不規則なアクションでタチウオを誘います。
ショアジギングロッドでは、ゆっくりとしたアクションを使って、メタルジグとローテーションで使ってみてはどうでしょうか?
タチウオのフッキングの仕方
タチウオをフッキングさせるためにはまずその捕食方法について知っておく必要があります。
これを知っておくことでフッキングの身構えができ、鋭く速いフッキングができます。
タチウオはその歯の鋭さと、細い身から噛み付き型の捕食をします。
例えばこれがシーバスだと吸い込み型となってくるわけです。
また、一気に捕食対象に飛びかかるようにきますので、ルアーを追いこすようなことも多いわけです。
ですので、まずはフッキングをする前に誘い方から考えておかなくてはなりません。
タチウオは活性に合わせて行動が変わります。
基本的には、活性が高いときは行動範囲が広く、活性が低いときには逆で行動範囲が狭くなります。
ですが、ルアーに対する反応も合わせて考えると、活性が高いときにはルアーアクションは小さく、活性が低いときには大きくとしたほうが結果はでやすいです。
活性が高いときに過度にアピールすると、勢いよく飛びついてきますので、かえってミスバイトが多くなってきます。
誘い方としては、活性が高いときはジャーク中心、低いときはフォール中心としてみるとよいです。
そしていざタチウオがルアーに喰いついてきたときは、一瞬でフッキングをするようにしましょう。
少しでも遅れるとルアーを離されてしまいます。
一瞬でフッキングをするコツは、事前から身構えておくことです。
タチウオのバイトを何回か経験すると、だいたいこの辺でバイトしてくるというのがわかってきます。
それがわかってきたらそれに合わせて身構えられるので、フッキング率が上がります。
ヒットしたら
ヒットしてきたときは、そのままリールだけで巻き取るようにしてくるとよいです。
ロッドを煽ったりすると外れやすいので気を付けましょう。
水面まで浮いてきたら、基本的に抜き上げたほうが外れる確率は少ないと思います。
まとめ
タチウオを釣りに行くときは、クーラーを忘れないように持って行ってください。
釣れ出すとすぐに満杯になったりします。
このタチウオですが、刺身でもフライにしても美味しく食べることができます。
お土産として持っていくにもよい魚になると思います。
くれぐれも鋭い歯には気を付けるようにしてください。
今回の記事を参考にぜひショアジギングロッドでタチウオを狙ってみてくださいね。