ジギングロッドで楽しむ堤防からの太刀魚のワインド釣法

ベイトリール

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数ある太刀魚の釣法の中でも最も歴史が浅いものと言えば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

正確に測定したわけではありませんが、恐らく答えはワインド釣法だと思われます。

ワインド釣法は数年ほど前から爆発的な人気を見せて瞬く間に全国に広がりました。

今回はジギングロッドを使用したワインド釣法について紹介します。



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ジギングロッドで堤防から手軽に狙う太刀魚のワインド釣法

毎年、秋口に全国で釣れ盛り数多くのアングラー達を楽しませてくれる太刀魚ですが、皆さんは太刀魚を釣るとなった場合、どのような釣法で狙われるでしょうか。

引き釣りやウキ釣り、探り釣りやメタルジグを使用したルアー釣りなど人気魚種だけに非常に多岐に渡る釣法が存在しますが、今回紹介するのは数年程前から急激な広がりを見せつつあるワインド釣法です。

ワインドというのは曲がりくねったという意味の英語で、実際にこの釣りはルアーの動きが左右に大きくダートする事からその名に相応しいものとなっています。

今回はそんな流行とも言えるワインド釣法を、ジギングロッドを用いて狙う方法について書きたいと思います。



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ワインド釣法とは

簡単にこの釣り方を説明すると、先が尖った独特の形のジグヘッドにワームをセットして、エギングのようにロッドを大きくしゃくる事でルアーを動かして魚を誘う釣法です。

ワインドで使用するルアーは上記のように上下にロッドをしゃくることで他のルアーではあまり見られない左右の動きを演出します。

人間からはよく分かりませんが、この左右に大きく動く際に引き起こされる波動が周囲の魚に猛烈にアピールすると言われています。

太刀魚だけではなくて、シーバスやハマチといった青物などにも有効なので、フイッシュイーターはそのほとんど全てが対象魚になると言っても過言ではありません。

ポイントについて

エサ釣りも含めて他の釣法で太刀魚が釣れている場所であれば、十分に狙えます。

シーズンに入れば新聞や釣具店などで釣果情報が出回るので、それを参考にポイント選びをしてみて下さい。

毎年釣れるメジャーなポイントは人で埋まるのも早いですが、どのエリアにも必ず穴場ポイントというものは存在するので、そうした場所を狙って探ってみるのもおすすめです。

シーズンについて

7月頃からシーズンが始まり、エリアにもよりますが12月頃までは狙うことができます。

シーズン中は基本的にいつでも狙うことはできますが、雨の日や大潮で満月の日は極端に食いが悪くなります。

狙うのであれば小潮の日がおすすめです。

太刀魚は元々泳ぎが得意な魚では無いので、潮の流れが速いとどうしてもエサが捕食しづらくなるのでヒット率が下がります。

使用するロッドについて

この釣りはいかにして切れのある動きを演出するのかが釣果に直結してきます。

遠投して何十メートルも先のルアーを動かすには柔らかいロッドではいくら強くしゃくっても力が十分に伝わりません。

バットの部分がある程度硬くて張りのあるロッドが必要となります。

その意味ではジギングロッドが最適です。

硬めのショアジギングロッドを使用する事をおすすめしますが注意したいのが、一日中ずっとロッドをしゃくってアクションし続ける釣りになるので、できるだけ軽めのモデルを選んで下さい。

重たいロッドですと、疲労感がかなりのものになります。

メジャークラフトなどショアジギングの分野を得意とするメーカーから発売されているワインド専用ロッドを購入するのが間違いはありません。

選び方が今一つよく分からない場合は、どのジギングロッドであればワインド釣法に向いているのか釣具店のスタッフや精通している知人に一度尋ねるのが確実です。

長さとしては7フィートから8フィート程度のものが扱いやすいと思います。

普段からシーバスロッドやエギングロッドなど自分が使い慣れているロッドがある人はそちらを流用しても構いません。

使用するリールについて

ワインド釣法は常にハンドルを回して操作し続ける釣りなので、ある程度値段はしても有名メーカーのモデルを使用することをおすすめします。

安物のリールの場合は耐久性能に若干不安があるので長期的な使用には特にワインド釣法のような動きの激しい釣りの場合は向いていません。

確かに初期投資としてはある程度かさむかもしれませんが、安心して使用し続ける事ができるという点で十分に価値はあると思います。

使用するラインについて

PEラインの1号から1,5号程度を巻いておけば問題ありません。

ナイロンラインは伸びがあるので、ワインド釣法のようなキビキビとルアーにアクションを与える釣りには向いていません。

その点、PEラインは伸びが全く無いので力を効率的に伝えられるという点で最適と言えます。

ジグヘッドとルアーについて

ワインド釣法が広がるに釣れて、各メーカーから専用のジグヘッドやソフトルアーが販売されるようになりましたが、最もおすすめなのは「オンス」の商品です。

オンスはワインドゲームの先駆者としてこれまで数々の商品を世に送りだしており、ソフトルアーも「マナティシリーズ」などの有名商品を販売しているので、一通りの道具は揃えることができます。

ソフトルアーのカラーも様々なタイプが存在しますが、ヒットカラーはある程度種類を揃えておいて下さい。

食い渋る状況でもソフトルアーを変えてやるだけでアタリが出ることがあるので、しっかりと準備しておくことが大切です。

ソフトルアーのセッティングについて

このワインド釣法で釣果に直結するのはルアーを如何に切れ良く動かすことができるかという事を書きましたが、ロッドでの操作方法もさることながら、タイトルのようにソフトルアーをジグヘッドに真っ直ぐにセットできるのかどうかが最も関係してきます。

真っ直ぐにならずに少しでも曲がってしまうと水の抵抗で綺麗な左右のダートが生まれません。

必ず真っ直ぐになるように注意してセッティングして下さい。

また、キャストを繰り返す内にルアーが曲がってしまった場合は、面倒でも刺し直して真っ直ぐにして下さい。

釣り方について

太刀魚のポイントがどの辺りにあるのかによっても変わってきますが、沖合にある場合はできる限り遠投して着水後、できる限りテンポよくロッドを上下に動かして、ルアーを跳ね上げるイメージでアクションを与えると、自動的に左右に動いてくれます。

あとは足元まで同じ動作を繰り返して誘ってくるだけです。

基本的にアタリがあればロッドをしゃくった段階で既に針掛かりしているのであとは巻いてくるだけです。

足元付近でも釣れる場合は、チョイ投げをして後は足元付近で同じ動作を繰り返して下さい。

小物類について

夜釣りになるので、ヘッドライトや懐中電灯は忘れないように準備して下さい。

昼間は何ともないちょっとした段差が夜間にはつまずいてケガをする事もあるので、あらかじめ波止の構造などは明るい内にある程度把握しておくことをおすすめします。

また、太刀魚が釣れた際に針を外すプライヤーがあれば、安心です。

まとめ

今回はジギングロッドで楽しむワインド釣法を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この釣りは歴史が浅いだけにまだまだ明らかにされていないメソッドなどが隠されている筈です。

そうしたメソッドを自分で開拓していくのも釣りの楽しみ方の一つと言えるのではないでしょうか。

是非皆さんもこの釣りに挑戦して、自分だけの爆釣メソッドを見つけてみて下さい。







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