ベイトリールで使ってみたい基盤リップのルアーとは?

ベイトリール

Rapala(ラパラ) ルアー ストーム アラシサイレントスクエア05 ASQS05-682 (ベビーバス)

バスフィッシングをしている方は基盤リップのルアーを使ったことがあるでしょうか?

通常であればプラスチックの一体成型のハードルアーが多いと思いますし、これで十分機能していると思います。

そんな中でも基盤リップのルアーがあることはその意味がやはりあるからでしょう。

今回はこの基盤リップのルアーを紹介しつつ、それをベイトリールで使っていくことを前提にお話ししていきたいと思います。



私が絶対おすすめするベイトリールランキングはこちら





基盤リップとは?

基盤リップとは、ガラス繊維を樹脂で固めた薄い板を使ったリップのことです。

通常のハードルアーは、ボディーとリップが同じ素材でつながってできていますが、基盤リップは基本的に後付けで付けられるものとなります。

使われることが多いのは木材や発泡ウレタンでできたルアーであることが多いです。



私が絶対おすすめするベイトリールランキングはこちら





基盤リップのメリット

基盤リップを使うことのメリットは、まずアクションが機敏になりやすいことです。

基盤リップは非常に薄いので水切れがよく、ピッチが速くできます。

これが一体成型のプラスチックだとどうしても厚みが増すので、ピッチは遅くなりがちです。

もちろんその方がよい状況もあります。

次に基盤リップは非常に強度があります。

特にボトムノックをしているような状況ではその硬さがメリットとなり、傷が入りにくく割れにくい、かつボトムに触れたときに飛び上がりやすかったりします。

基盤リップルアーを使うときの注意点

アクションが非常によくなる基盤リップルアーですが、使うときに注意したい点があります。

それは、基盤リップが後付けであるということです。

具体的にはリップが抜けないようにしておく必要があるということです。

これは私の体験談になりますが、根がかりしたときに強く引っ張って回収してくると、リップの接着が半分取れた状態で帰ってきました。

基盤リップのルアーだけではありませんが、根がかりの多くはラインが岩などに挟まっていることが多いということです。

このような場合は根がかり回収機などを使って回収したほうがルアー自体の破損が少ないと思います。

さらにブラックバスが釣れたりしたときなどに、リップを持たないことです。

持ってしまうと、リップに負荷が集中してしまいますので、抜けやすくなってしまいますので気を付けてください。

もし仮に抜けてしまった場合はエポキシタイプの接着剤で取り付けするとよいでしょう。

基盤リップが採用されやすいルアー

基盤リップはそのメリットを活かして多くのルアーに採用されます。

ブラックバスフィッシングにおいて基盤リップは活躍の場が多いです。

その中でも今回は3つを紹介します。

クランクベイト

基盤リップが多く採用されるのがクランクベイトです。

タイプ的にはフラットサイドのものが多く採用されます。

フラットサイドクランクベイトに使われることでピッチを速くし、乱流の効果を上げる目的からだと思います。

ただし、キャスト時に回転しやすいのでその対策をしておく必要があります。

シャッドプラグ

小型のボディーとなってくるシャッドプラグも基盤リップが採用されやすいです。

基盤リップを使うことで立ち上がりがよく、短距離でのアクションが機敏になります。

使うときには細めのラインを使うとアクションを制限しにくいです。

ジャークベイト

ジャークベイトで基盤リップを採用しているモデルがありますが、これはアクションの幅が広がります。

ジャークベイトは名前の通りジャークでブラックバスを誘っていきますが、水を動かしたり水を切ったりするといったアクションの使い分けがしやすくなります。

これは一体成型のものではなかなか難しく、基盤リップをジャークベイトに採用するメリットといえるでしょう。

ベイトリールはどんなものを選ぶといいか

基盤リップを採用してあるルアーは基本的に軽いものが多くなります。

ベイトリールもそれに合わせて選んでいきましょう。

それでは下記にその条件を2つ紹介しておきます。

ギア比はハイギアがおすすめ

基盤リップのルアーは非常に引き抵抗が少ないです。

そしてアクションの振動を手元に伝えたほうが多くの情報が分かります。

そのためギア比はハイギアを使ったほうがよいです。

また、ハンドルに関しても回転範囲が狭いものを選んだ方がリトリーブが安定します。

ブレーキはマグネットかDCで

先にも挙げたように基盤リップのルアーは軽いものが多いです。

特にキャスト直後にバックラッシュすることがありますので、そこで制御を掛けれるベイトリールのブレーキシステムを選ぶようにしましょう。

そのため、ブレーキはマグネットかDCがよいです。

予算が許すのであればデジタルコントロールタイプのDCがよいと思います。

ベイトリール以外のタックル

基盤リップのルアーをよりよく使っていくにはタックルバランスが重要となってくるでしょう。

扱いやすいタックルは集中力を保つサポートをしてくれます。

ここではベイトロッドとラインについて解説していきます。

ベイトロッドは柔らかいもので

基盤リップのルアーはとてもピッチが速いものが多いです。

その動きを制限しないためにもベイトロッドは柔らかいライトやミディアムライトのものを基本的には選びましょう。

また、柔らかいロッドを使っている場合でもロッドとラインには角度を付けずに、できるだけ真っ直ぐになるようにリトリーブするとよいでしょう。

ラインは基本フロロカーボン

ラインは感度のよいフロロカーボンを基本としましょう。

フロロカーボンラインを使うことで根ズレを気にせず釣りをすることができます。

クランクベイトには12ポンドから16ポンド、シャッドプラグには6ポンドから8ポンド、ジャークベイトには12ポンド前後といった感じです。

基盤リップのルアーアクションを活かすには

基盤リップのルアーはそれが採用されているだけでも十分アクションは機敏ですが、それをさらに伸ばしていくにはラインアイとラインの接続部分に気を配る必要があります。

ラインとラインアイの間に動きを妨げるものがあるとアクションがマイナスに働いてしまうからです。

まず避けたほうがよいのは直結です。

あまりされる人は居ないと思いますが、せっかくルアーがアクションしようとしてるのを制限してしまいますのでやめた方がよいでしょう。

次に避けたほうがよいのは、スプリットリングです。

これには理由が2つあり、1つはスプリットリングが他のものに比べて重たいことです。

ルアーのノーズ部分に重さがあるとそれもアクションを制限するものとなってしまいます。

2つめはスプリットリングの割れ目にラインが入り込んでしまうことがあるからです。

入り込んだラインには傷が入ってしまいますのでブレイクの危険性が高まってしまいます。

以上の2つの理由からスプリットリングも避けたほうがよいでしょう。

それでは具体的にどうやって接続するかというと、ライトスナップかフリーループノットで接続したほうがよいです。

ライトスナップ程度の重さであればルアーの動きを制限しないですし、フリーループノットだと結びにさえ慣れてしまえばルアーのアクションを引き出しやすいです。

これらを使ってもらえるとより基盤リップルアーのアクションを活かしやすいと思います。

まとめ

基盤リップのルアーはその性能から最近では採用されているルアーが多くなってきました。

中にはプラスチックボディーで採用されているものもあり、技術力の向上とともにさらに多くのルアーで使われることと思います。

それでは今回の記事を参考にベイトリールを使って基盤リップのルアーで釣りを楽しんでもらえたらと思います。







ベイトリール