真夏の回遊するブラックバスをベイトリールで攻略してみよう!
真夏になるとブラックバスは2つの行動パターンに分かれます。
1つはシェードで過ごすタイプのバス、もう1つは涼しい場所やベイトフィッシュを追って回遊するバスです。
今回は後者に当たる回遊性の高くなったブラックバスを、ベイトリールを使って攻略する方法を解説していきたいと思いますので、最後まで読んでみてくださいね。
回遊性の高いブラックバスの行動パターン
真夏になるとブラックバスは暑さを避けるようになります。
暑さの避け方としては、シェードに潜んで直接太陽光が当たるのを避ける、もしくは深場で水温が安定している層を回遊するなどあります。
ただし、ここで問題となってくるのがシェードに入っているブラックバスはプレッシャーが高いことが多いということです。
それに対して、回遊性の高いブラックバスはプレッシャーが掛かりにくく、かつ行動をしっかり追わないといけないので、攻略法さえ分かってしまえば釣りやすいのが特徴です。
この回遊性の高いブラックバスを攻略するには効率が重視されます。
その効率よい釣りがしやすいのが、今回おすすめするベイトリールとなっています。
それでは次にもっと具体的に真夏のブラックバスがどういった場所を回遊するのか解説していきます。
真夏のブラックバスが回遊しやすいポイント
真夏のブラックバスが回遊しやすいポイントは、ウィードエリア、フラット、バックウォーターがあります。
いずれも真夏の過酷な環境をできるだけ避けて行動するのに適しています。
それぞれの解説を下記に行っていきます。
ウィードエリア
真夏の定番ポイントとなるのが、ウィードエリアです。
ウィードがまばらに生えているような場所よりも、固まって広がっている場所のほうがブラックバスのストック量は多いです。
ウィードには光合成によって酸素を供給しますし、水の浄化作用もあります。
人間にとって綺麗な空気の中で過ごすのと同じような感覚と思うと理解しやすいと思います。
さらにウィードにはかならず切れ目があります。
これをウィードエッジと呼び、最もブラックバスが回遊しやすい場所です。
こちらは道のようにされることが多く、さらに過酷な高水温になったりしたときにはすぐに深場に行くことができるので、好まれるのでしょう。
また、ウィードエリアではところどころ背の高いウィードが生えている場所があります。
こういったピンポイントもバスの通り道の目印となっていることがあるので、狙ってみるとよいでしょう。
フラット
平坦で変化に乏しい地形をフラットと言います。
フラットは目立った目印がないため、他のポイントよりさらにプレッシャーが掛かりにくいのが特徴です。
そんなフラットを攻略するに当たっては、流れを読んでいくことが重要なファクターとなります。
基本的にブラックバスは流れに向かって頭を向ける特性があります。
また流れに集まる傾向もあります。
フラットの何も一見ない状態でも、流れが当たる場所を見つけてみると、ブラックバスが流れに頭を向けた一方向となっていることが多いため、ルアーを通す方向も分かりやすく攻略しやすいです。
流れの見つけ方としては、その水域全体の地形を見たり、風によってできた流れを見つけたりするとよいでしょう。
それと、流れは岸から離れた方が抵抗が少ないので、より発生しやすい傾向があることも覚えておくとよいでしょう。
バックウォーター
真夏のビッグバスが集まりやすいポイントがバックウォーターです。
主にその水域の最上流部のことを言い、流れが強いため小型のブラックバスは入ってきにくいです。
バックウォーターでは、深い淵と浅い瀬が交互にあることが多いです。
このどちらにその時のブラックバスが好んで着いているかを早めに判断するのが攻略のコツとなるでしょう。
バックウォーターでは流れによってブラックバスの視界が遮られることが多いので、アピール力の強いルアーをつかっていくのが基本となってきます。
それでは次に回遊するバス攻略におすすめのルアーを紹介していきます。
回遊するブラックバス攻略におすすめのルアー
回遊するブラックバス攻略に使っていくのは、アピールが強いこと、ハイスピードでチェックしていけることが共通しています。
回遊性の高いバスはスクールと言って群れで居ることも多いので、連続ヒットすることも多く、そういったチャンスを逃さないためにもこれらのルアーを使うのが良いでしょう。
どれもがベイトリールで使ったほうが扱いやすいルアーとなっていますので、参考にして使ってみてください。
バイブレーション
遠投が効いてリトリーブ抵抗が軽く、かつラトルインやサイレントといったアピールの度合いを変えることができるのがバイブレーションです。
特にバイブレーションはウィードエリアの攻略に向いています。
ハードルアーに属するので、トリプルフックが付いており、フッキング率が高いのが特徴となっています。
また、ウィードに引っ掛けてロッドを煽って外すハングオフテクニックも使ってみると効果的です。
メタルジグ
深場のピンポイント攻略に向いているのがメタルジグです。
ウィードエッジやフラットな地形で他のルアーでは届きにくいディープを攻略するのに向いています。
特に太陽が出ている時の方がきらめきによるアピールがしやすく使う状況としておすすめです。
使い方としては、ジャーク&フォールがよいでしょう。
ずっと上に引き上げてくるよりも、一定の層でアピールし続けた方が効果的なことが多いルアーです。
キャロライナリグ
フラット攻略でぜひ使ってもらいたいのがキャロライナリグです。
キャロライナリグはシンカーとワームが離れているので、フラットの流れに勝手に乗って向きを良い方向に持って行ってくれます。
ナチュラルに漂うのが一般的なキャロライナリグの利点ですが、時としてシンカーにブラス、その後にガラスビーズを入れてロッドを煽って音でアピールする方法も効果的なことがあります。
バイトが合った時には、巻きアワセと言われる方法でフッキングしていくとしっかりとフックを掛けることが出来ます。
S字系ジョイントベイト
真夏のバックウォーター攻略の定番がS字系ジョイントベイトです。
大きなシルエットによって流れの中でもバスに視覚的アピールが出来ますし、見えている水深においてはジャークでのキレのあるアクションでリアクションバイトを誘っていくこともできるルアーです。
使っていくときにはルアーウエイトに負けない強度のあるベイトロッドとベイトリールを使うようにしてください。
スプール径が大きなベイトリールを選ぶのがおすすめ
最後になりましたが、真夏の回遊するブラックバスの攻略において、ベイトリールはスプール径が大きなベイトリールを使っていくとよいでしょう。
理由としては遠投ができるというのが大きな理由です。
遠投すればするほど、回遊しているブラックバスとルアーが出会う確率を高めることが出来ます。
具体的にはシマノのアンタレスDCやダイワのハイパーロングキャストと名前が付いているベイトリールを使っていくとよいと思います。
まとめ
今回は真夏の回遊するブラックバス攻略をベイトリールで攻略するときのルアーやポイントについて解説してきました。
効率よく遠投して探っていくことを心がけてみてください。
くれぐれも暑さに気を付けつつ、真夏の釣りは行うようにしてみてください。
それでは、今回の記事内容を参考に、連続ヒットもよくある真夏の回遊するブラックバスを攻略してみてくださいね。