バーボンウイスキーのおすすめの飲み方~バーボンウイスキーカクテルで楽しむ方法~
みなさんは、これからバーボンウイスキーを飲むとしたら、どのような飲み方で飲みますか。バーボンウイスキーそのものの味を味わうためのものから、カクテルにして飲みやすくしたものまで多くの種類があります。ですが、それだけたくさんの飲み方があると、初めてバーボンウイスキーを飲むという人はどの飲み方をすればよいのか迷ってしまいます。また、強いお酒ということもあるので、お酒がそれほど得意ではないという人は避けてしまう可能性もあります。そこで今回は、バーボンウイスキーの飲み方について、比較的飲みやすいカクテルを中心に紹介していきます。
カクテルの説明で知っておくべき用語
バーボンウイスキーのカクテルを紹介する前に、カクテルの作り方を紹介する際に良く使われる用語をいくつか紹介していきます。ネットなどで調べる場合、当たり前のように用語がつかわれているので、知っていないとうまく作れないということもあります。今回もカクテルの説明の際には用語を使っていくので、参考にしてみてください。
ステア
カクテルを混ぜ合わせるという意味を持つ言葉になります。ですが、この言葉を使った場合は、カクテルなどでよくイメージされる銀色のシェイカーに入れて振って混ぜるものとは異なります。カクテル用語でステアといった場合、同じ混ぜるという行為の中でも、グラスやミキシンググラスといった容器にお酒などの材料を入れたのちに、マドラーやバー・スプーンなどを使って混ぜる方法のことをいいます。
シェイク
こちらはカクテルでよくイメージされる振って混ぜる行為になります。シェイカーと呼ばれる専用の道具に材料を入れ、ふり混ぜます。この際、ただ単に振っているのではなく、それぞれの材料が均等に混ざるようにするのがポイントです。ステアの場合は軽く混ぜる、シェイクの場合にはしっかりと混ぜるといったイメージになります。
バー・スプーン
バー・スプーンはステアの際に利用される細長いスプーンになります。多くの場合、片側が混ぜるためのスプーンとなっており、その逆側はフォークのような形になっています。こちらはカクテルにオリーブやチェリーを飾り付ける際に、それらを取り出すのに使います。
シェイカー
シェイクを行う際に材料を混ぜ合わせるための道具です。材料に空気を含ませながら混ぜるようにすることで、カクテルに空気も含まれ、ステアに比べてまろやかな味わいにすることができます。
ミキシンググラス
ステアをする際に使用することのあるグラスです。口の一部がとがっていて、ステアして作ったカクテルが注ぎやすいような形状をしています。
バーボンウイスキーを使用した有名なカクテル
ここからは実際にバーボンウイスキーを使用したカクテルについて紹介していきます。全てバーボンウイスキーをベースとしていますが、混ぜ合わせるものを変えていくことで様々な姿を見せてくれます。
カウボーイ
まず最初に紹介するのは、バーボンウイスキーを使用したカクテルとして有名なカウボーイです。バーボン特有の辛さが生クリームのまろやかさにつつまれ、バーボンの甘さをより感じることができるカクテルになっています。想像しづらいという人は、カルアミルクのバーボンウイスキー版と想像してみてください。材料はバーボンウイスキーと生クリームもしくはミルク、氷です。まずグラスに氷を満たし、バーボン30mlを注いだのちにミルク100mlを加え、軽くステアします。この際、バーボンとミルクの比率は、バーボンが得意かどうか、甘いお酒を飲みたいかどうかなどによって変えてみるのがおすすめです。また、甘さを加えたいという人ははちみつやナツメグをくわえることで、さらに飲みやすいカクテルになります。
マンハッタン
続いてはマンハッタンと呼ばれるカクテルです。このカクテルは、「カクテルの女王」とまで呼ばれているカクテルで、19世紀ごろから世界中で愛されており、ファンも多いカクテルとなっています。カクテルの赤さがマンハッタンに沈む夕日を模していて、ほろ苦くも甘い味わいが女王の風格を表しています。材料はバーボンウイスキーとスイートベルモット、アンゴスチュラ・ビターズ、マラスキーノ・チェリーです。作り方は、バーボンウイスキー45mlとスイートベルモット20ml、アンゴスチュラ・ビターズを1ダッシュ(約1ml)をミキシンググラスに注ぎ、ステアします。そしてミキシンググラスの中身をグラスに注ぎ、そこにカクテルピンに刺したマラスキーノ・チェリーを添えることで完成します。このカクテルはアルコール度数が31度とかなり高いので、飲む際には注意が必要です。
オールドファッションド
最後に紹介するのは、オールドファッションドと呼ばれるカクテルです。このカクテルは非常に有名で、このカクテルを飲むために専用のグラスが作られたことがあるほどです。作り方も非常に簡単なカクテルとなっています。材料はバーボンウイスキーと角砂糖、氷、フルーツです。グラスに角砂糖を1つ入れ、そこにバーボンを45ml注ぎいれ、ステアします。そこにオレンジやマラスキーノ・チェリーなどのフルーツを添えて完成となります。使用するフルーツは季節のものを使うなどアレンジ可能で、かんきつ類のフルーツは特に相性が良いとされています。
まとめ
カクテルという飲み方は、バーボンウイスキーを味わう際に、別のものを混ぜてしまうので、本来の味わいから変わってしまうという意見を持つ人もいます。ですが一方で、カクテルにすることで別の素材と混ざり合い、新たなバーボンウイスキーの味わいの扉を開いてくれるという考え方を持つ人もいます。この考え方に正解というものはありません。ぜひ自分に合ったバーボンウイスキーの味わい方を見つけてみてください。