使い方間違えてるかも! 育毛剤はどこにつけるのが正解?
育毛剤を使う際に迷う事の一つに、育毛剤はどこにつけるのが正解なのかということがあるでしょう。
なんとなく気になるところだけにつけている人もいれば、頭皮全体につけているという方もいるでしょう。
でも正解はどこにつけることなのでしょうか?
ここではそんな、意外と迷う育毛剤をつける正しい位置について紹介していきます。
育毛剤は頭皮全体につけるのが正解
まず結論から見ていくと、育毛剤というのは、頭皮全体につけるのが正解になります。
ピンポイントでつけていっている方も、これからは、なるべく頭皮に幅広く育毛剤をつけていくようにした方が良いでしょう。
というのも、育毛剤の効果は、薄毛が気になるところピンポイントだけ効果が出るようなものではないのです。
女性用の育毛剤の目的は血行促進
女性用の育毛剤の目的は、多くの場合で血行促進になります。
血行を促進を目指す場合、当然ながらある1ポイントだけで血行が促進されるということはあまりありません。
血管というのはつながっているものですし、頭皮の血行を良くしようと思ったら、頭皮のワンポイントだけにそういう効果のある液体をつけたところであまり意味がないのです。
頭皮全体の血行が悪い状態で、たまたま毛が抜けてきたのがその個所だったと考えるとわかりやすいのではないでしょうか?
そういう状態であれば、いくらピンポイントで育毛剤をつけても、あまり効果は期待できませんよね。
だから、育毛剤は頭皮全体につけるべきだと言えるのです。
頭皮の血行が悪いとなぜ薄毛になるのか
女性用の育毛剤の多くは頭皮の血行を良くするためにあるということを説明してきましたが、そもそもなぜ頭皮の血行が悪いと良くないのかということが分からない方もいるでしょう。
それが分からないと、なぜ頭皮全体に育毛剤をつけないとならないのかという事も、理解できないということもあるかもしれません。
頭皮の血行が悪いと薄毛になるとか育毛に良くないとかいうのは、頭皮の血行が悪いと髪の毛を作ろうとする細胞などに栄養をとどけることができないからです。
栄養というのは、血液の流れにより届けられます。
ということは当然血液の流れが悪い状態では、なかなか届けるべきところに届かなくなります。
宅急便や郵便のように遅配ででも届けば良いですが、血流が悪いと、遅れてすらも届かなくなることがあるのです。
だから、結果的に髪の毛を作るところは、栄養がないままになります。
栄養が無いということは、当然活発に働くことができなくなります。
そうして、髪の毛を作ることができなくなっていくのです。
髪に栄養もいかないので抜け毛も増える
髪の毛を作ることができなくなるだけではなく髪の毛を育てることもできなくなります。
髪の毛を新しくつくるだけではなく、当然今ある髪の毛を育てるためにも、栄養は必要です。
しかし、血行が悪く頭皮まできちんと栄養が届けられていない場合、そこにももちろん栄養がいきません。
だから、今ある髪の毛もはなかなか成長しなくなるのです。
そして成長しなくなった髪の毛は次第に、枯れてやせ細り、いつしか抜けおちていってしまいます。
ということはつまり、抜け毛が増えて、薄毛が促進するということになります。
それはすごく問題です。
女性の薄毛はそういうことが原因で起こることが多いのです。
男性の薄毛とは理由が違う
男性の薄毛は、男性ホルモンの働きによって薄毛がおこっていることがかなり多いと言えるでしょう。
男性ホルモンによる薄毛の場合、当然塗り薬ではそこにアプローチすることは難しいでしょう。
だから、男性が薄毛を治療する時には飲み薬が多いのですが、女性の場合はほとんどが塗り薬です。
その裏にはこうした男性と女性の薄毛のなり方の違いがあったのですこういう違いをしっかりと理解して、正しい使い方で育毛剤を使って、血行を促進していってください。
頭皮全体への付け方
頭皮の血行が悪くなると栄養が行かなくて薄毛になるし、血管は繋がっているから、頭皮の血行をよくするためには、頭皮全体に育毛剤をつけないとならないということは分かったかと思いますが、まだ一つ分からないことがあるでしょう。
それが、頭皮全体への育毛剤の付け方です。
頭皮全体に育毛剤をつけるためには、どうやってつければ良いのでしょうか?
全体につけるからといって、全体に塗布していくのでしょうか?
そうするとアッという間に育毛剤がなくなってしまうでしょう。
育毛剤はそんなに安くはないものも多いですし、それはあまりおすすめしません。
だから、そうするのではなく、育毛剤を頭皮全体につける時には、頭皮をマッサージするように育毛剤を塗布していくと良いでしょう。
つまり、先に各指に育毛剤を出したりして、それで全体に揉みこんでいったり、あるいは育毛剤を頭皮の数か所のポイントにつけてきて、それを広げるように指で全体に伸ばしていくというような方法です。
そうすると、ダラダラと量を出さないでも、しっかりと頭皮全体に育毛剤をつけることができるようになるので、無駄な使用が減ります。
マッサージも血行促進につながる
この方法にはもう一つ利点があります。
それが、マッサージ自体も血行促進につながるという事です。
マッサージ自体が血行促進につながり、かつ育毛剤も血行促進につながるのですから、ダブルの方法で血行促進ができていくのです。
当然ながら、ただ育毛剤だけに頼るよりもそうしていろいろなところからアプローチしていけた方が効果は出やすくなるでしょう。
そういう事もあって、マッサージをするようにつけていくのがおすすめなのです。
つけすぎると逆効果になることもある
マッサージをしながらつけるようにして、つけすぎを防止するということには、無駄な使用を控えるということの他にもう一つ意味があります。
それが、育毛剤が逆効果になることを防ぐということになります。
育毛剤は、使い過ぎると逆効果になってしまうことがあるのです。
たとえばいつもピンポイントに育毛剤をつけていた時のような量を、頭皮全体につけていったとします。
すると多くの場合で育毛剤をつけすぎになり、あまった育毛剤が毛穴をふさいでいったりしてしまうのです。
毛穴がふさがれると、栄養が行き届きにくくなるので、髪の毛の栄養状態も悪くなります。
また、本来ならばそこから出るはずの多少の皮脂もそこから出づらくなります。
そしてもっと毛穴の奥深くまで詰まっていってしまうでしょう。
乾燥につながっていく
それは、多くの場合で乾燥に繋がっていきます。
毛穴が詰まっていて皮脂がでれないのですから、乾燥するのも仕方ありません。
さらに、その乾燥は、油ぎった乾燥となることが多いです。
皮脂がでれないで乾燥すると、肌の乾燥を守ろうと身体はもっと皮脂を出すようになります。
そして本当は乾燥しているのに触るとすごく油っぽいという、かなり残念な状態な頭皮になるのです。
それでは育毛も進んで行くはずもありません。
そうならないように出来るので、つけすぎを防ぐというのはすごく大切な事なのです。
まとめ
育毛剤をどこにつけるかという事の答えは、頭皮全体だということになります。
指につけて頭皮全体に揉みこんでいったり、あるいは頭皮にピンポイントに塗布してそれを広げるようにしていったり、つけすぎを防ぎながら、頭皮全体に上手く育毛剤をなじませて、頭皮全体の血行を良くしていってください。
そして、育毛剤の効果を十二分に引き出しましょう。