パウダーファンデーションを正しく使う
ファンデーションには、“クリームタイプ”“リキッドタイプ”“パウダータイプ”があります。
名前だけなんとなく聞いた事が有るなんて人も多い事でしょう。
それぞれ季節や肌質によって向き不向きがあり使用方法も異なります。
今回はその中でも最も使用者数の多い、パウダーファンデーションについてご紹介していきます。
目次
パウダーファンデーションとは
リキッドタイプやクリームタイプと大きく異なる点は油分にあります。
油性成分が液体状やクリームになっているのがリキッドタイプと、クリームタイプです。
パウダータイプはといいますと、顔料の粒子の表面を油性成分や界面活性剤でコーティングし、圧縮することにより固形化したのがパウダータイプとなります。
比較的化粧直しも簡単で、肌への負担も軽いという点から、ホルモンバランスにより、新陳代謝が激しく顔がテカリやすい若年層の人や、オイリー肌の人におすすめです。
また、混合肌の人には部分的に使用するといった部分使いにも適しています。
まずは自分の肌質を知ることがファンデーションを使いこなすカギとなります。
パウダーファンデーションの特徴
リキッドファンデーションやクリームファンデーションは、毛穴の中や凸凹した部分にも入り込み肌を整った滑らかな肌に見せてくれる反面、カバー力と引き換えにお肌へかなりの負担をかけています。
その点パウダーファンデーションはお肌への負担が少なく薄付きで、手早く塗れるので時短に繋がり、厚塗り感が少なくサラッとした触り心地に仕上がります。
ファンデーションの中でも一番ポピュラーなタイプです。
その扱いやすさから、中高生をはじめとする10代~20代前半の人に特に愛されています。
リキッドタイプやクリームタイプと比べてしまえば化粧崩れはしやすいですが、コンパクトを片手にささっと塗れて場所を選ばずお直しがとても簡単にできるのが魅力です。
そんなところも根強い人気の一つといえます。
スキンケアの重要性
高い化粧水、乳液、美容液、ファンデーションを使用すればいいと勘違いしている人がたまにいますが、それは半分以上間違いです。
確かに100均のスキンケア用品と数千円、数万円するスキンケア用品を比べたら成分の違いから高い方がいいという結果になりますが、ベースが整っていなければ入っていくはずの美容成分もお肌に入っていかず結果的に無意味になってしまうのです。
お化粧を始める前に大切なのは正しいスキンケアでベースを作る事が大切です。
スキンケアの方法と注意点
まずは酸化した余分な皮脂を洗顔によって洗い流します。
特にTゾーンは擦らないようにたっぷりの泡で優しく洗ってあげて下さい。
皮脂というのは化粧のりの悪さを引き起こし、さらには化粧崩れまで引き起こしますので必ず洗顔料で洗いましょう。
次に化粧水と乳液を塗るのですが、洗顔後3分以内に素早く化粧水を塗ります。
ここからが一番の落とし穴で、肌に潤いを与えて蓋をしなきゃと乳液をすぐに塗ってしまいがちですがこれは間違いです。
化粧水も乳液もしっかりお肌に馴染んでから次の工程にうつらないと、成分がまじりあってしまい結果的に“ムラ”や“化粧崩れ”を招いてしまいます。
パウダーファンデーションの塗り方
基本はまずシミやクマといった気になる部分のカバーから始まります。
CCクリームや化粧下地でくすみをとるのもこの段階です。
コンシーラを使用する場合はファンデーションの直前に使用します。
気になる部分を隠したらその他の部分に塗り広げていきます。
目の下や小鼻周りはしわや皮脂が溜まりやすく口周りはよく動く部分なので、厚塗りにならないようパフに残ったパウダーで薄く塗っていきましょう。
これはパウダーファンデーションに限らず、リキッドタイプやクリームタイプにも言える事です。
最後にフェイスラインから首へぼかしつつ薄く塗ることにより、首と顔の境目がぼやけて顔が浮いてしまうのを防ぎます。
パフで塗るとどうしてもムラが出来てしまう人にはブラシがおすすめです。
パフという概念を捨てて一度お試しください。
むら無くとても軽い仕上がりになり、マットに仕上がるパフとはまた別の仕上がりが楽しめます。
パウダーファンデーションの注意
パウダーファンデーション愛用者の人は付属のスポンジで塗っている方が大多数です。
その際擦って塗りつけている人はご注意ください!
お肌にはかなりの負担がかかっています。
トントンと押さえるようにして塗る、もしくは滑らかに滑らすように、決して擦らないようお肌を労わりながら塗ってあげて下さい。
摩擦というのは肌にとっては一番の敵で洗顔の際も化粧水や乳液を塗る際も決して擦らないであげて下さい。
秋や冬などの乾燥時期になると普通肌の人もお肌が乾燥しがちです。
そんな弱った肌にさらに負担をかけてしまっては肌トラブルを引き起こしてしまいます。
どうしても擦って塗ってしまうという方はブラシに変えてみるというのも、一つの手です。
ブラシならば擦りつける心配もなく、必要以上にファンデーションがつきにくいのでナチュラルメイクやすっぴん風メイクにも力を発揮してくれます。
パウダーファンデーションで陶器肌
パウダーファンデーションは乾燥した肌にはとても不向きです。
まずは張りのあるもっちり肌を作ることが大切です。
フェイスマスクを使用してもいいのですが、もっと手軽に家でパックしたい時には、ティッシュと化粧水さえあればOKです。
あらかじめ息ができるように穴をあける事をくれぐれも忘れないでください。
顔にティッシュを乗せたらたっぷりと化粧水をかけてパックしましょう。
長時間のパックは必要な水分まで蒸発してしまい乾燥肌になる恐れがあり逆効果ですので十分注意してください。
乳液は手に取り人肌で温めて浸透率を上げましょう。
このひと手間でお肌のもっちり感が目に見えて変わります。
時間が経過してもベタつくようなら、ティシュを軽く押し当てて余分な乳液や皮脂を吸わせてください。
下地はパール配合のもので透明感をプラスしましょう。
下地を塗ったらファンデーションと下地が混ざり合ってしまわないようにティシュオフしましょう。
次にファンデーションを塗っていきますが、ムラは陶器肌の敵!
小鼻や目元など細かいところにも気を遣いながら薄付きになるようにトントンと伸ばしていきましょう。
日本人は彫が浅いのでハイライトやシェーディングを駆使して、立体的な顔立ちを作ることによりシャープさが際立ち陶器肌を引き立たせてくれます。
近頃のパウダーファンデーション
これまで普通肌の人でもパウダーファンデーションを塗ると乾燥してしまいがちといった声が上がっていましたが、どんどん進化した商品が生み出されミネラル成分が入っていたり、カバー力を高め肌への密着感を売りにした物など付け心地にもこだわった物がぞくぞくと登場しています。
化粧崩れがどうしても起こるという方は必見!
知らない方も多いようですが化粧水や乳液とファンデーションが合わないといった事もあり得ます。
有名メーカーのパウダーファンデーションが合わないという方は実はファンデーションに合わないスキンケア用品を使っている可能性があるのです。
近頃のファンデーションはたくさんの成分が含まれている為、成分同士が合わない事も思いのほかよくある事なので気にとめておくといいでしょう。
まとめ
パウダーファンデーションを使用するうえで大切なのは、自分の肌質と向き合い正しいスキンケアをしてベースを整える日々の心がけが大切です。
普段から肌を労わり清潔なメイク道具を使用して、肌トラブルを回避できるよう努力をしましょう。
いくつになっても女は女。
“美は一日にしてならず”を心にとめ美しくある為に自分に合ったメイクを心掛けていきましょう。