和製ヘアオイルでリラックス気分。ウテナの「無添加ゆず油」のおすすめ
アルガンオイルやホホバオイルなど、オイルで行うヘアケアはもはや常識となっています。
あまりにたくさんの種類のヘアオイルがあって、どれを選んだらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのがゆず油です。
ゆずと言えば日本に古くからある、爽やかな果実。
このゆずから抽出されたオイルが、髪の毛にとてもいいと評判なのです。
どんなものなのでしょうか。
ゆず油は希少?
ゆず油はゆずの種子から抽出されます。
主に果実が使用された後に残ったものを使うので、抽出量はごくわずか。
種子1kgに対し、わずか100mlしかとることが出来ません。
そのため、ゆず油と謳っていても、純度の高いものは少ないそうです。
ゆず油の効能を十分に得るためにも、商品の成分表示はきちんと確認するのがおすすめです。
ゆず油の成分とその効果は…
ゆず油にはオレイン酸とリノール酸が多く含まれています。
また、リモノイドと呼ばれる成分も豊富。
これによって期待できる効果はどんなものがあるのでしょうか。
保湿効果がある!
ゆず油に含まれているリノール酸は、体内で造ることができないものです。
身体の成長に欠かすことが出来ないので「必須脂肪酸」と呼ばれています。
このリノール酸には保湿や抗炎症作用の効果が認められています。
ですから、角質から水分が蒸発するのを防ぐだけではなく、肌や髪をなめらかにする効果があり、バリア機能を高めてくれるのです。
また、髪のターンオーバーの周期を整えてくれるという効果もあります。
美髪を作る!
人間の皮脂を作っている脂肪酸の中で、もっとも多く含まれているのがオレイン酸です。
ですからオレイン酸はとても肌馴染みがよく、浸透力が高いです。
髪や頭皮につけると素早く浸透し、潤いをあたえてくれるのです。
頭皮トラブルを回避し、健康な髪へ!
ゆず油に含まれている「リモノイド」。
柑橘系の植物によくみられるのですが、ゆず油には特に多く含まれています。
これはフィトケミカルと呼ばれる成分で、抗細菌、抗ウイルスなどの効果があります。
そのため、頭皮につけてマッサージすれば地肌の健康状態を良くし、フケやかゆみ、気になる匂いを抑えてくれる効果が期待できるのです。
ゆず油の使い方とは…
艶髪が欲しい人にはとてもおすすめのゆず油。
濡れた髪にも乾いた髪にも使えますが、いずれも適量を守ることが大切です。
アウトバストリートメントとして
アウトバスにタオルドライした髪に使用すると、傷んだ髪を補修して、枝毛や切れ毛を防いでくれます。
使い方はとても簡単。
まず髪をタオルドライします。
その後ゆず油を数滴両手に広げ、温めます。
毛先を中心にムラなく伸ばしドライヤーで乾かします。
夜のトリートメントとして使えば、朝の髪はしっとりスタイリングしやすくなりますよ。
頭皮マッサージに
抜け毛やフケなど、頭皮に関するお悩みのある方におすすめです。
シャンプー前の乾いた頭皮に使用します。
両手にゆず油を適量とり、頭皮全体に馴染ませます。
指の腹を使って、指圧するようにマッサージ。
この時、深呼吸しながら行うとゆず油の香りでリラックス効果も得られますよ。
ボリュームが欲しい人は頭皮に向けて、くるくると回すように指を動かしましょう。
さらに、頭皮を押し上げるように動かすのも有効です。
頭皮の血流が良くなり、頭頂部まで栄養を行きわたらせてくれます。
十分にマッサージしたら、5分以上置くのがおすすめ。
髪に馴染んだら、シャンプーをして綺麗に洗い流しましょう。
ヘアオイルを使用して頭皮マッサージを行うと、毛穴クレンジングの効果も期待できます。
頭皮の毛穴に詰まった汚れや皮脂、スタイリング剤の残りは頭皮のターンオーバーを乱し、発毛や髪の伸びにも影響します。
定期的にオイルでマッサージすると、美髪がキープできますよ。
朝のスタイリング剤として
パサついて広がる髪は、スタイリングがうまくいかないのが悩みですよね。
ゆず油をヘアオイルとして使えば、まとまりのあるツヤ髪がすばやく実現します。
まず数滴を掌になじませて、毛先を中心に揉みこみます。
そのあと櫛でとかし、毛先全体に行きわたらせれば完成です。
ショートなら1、2滴、ミディアムなら2、3滴、ロングなら3、4滴がおすすめ。
つけすぎは髪がべたついて見えるので注意が必要です。
無添加ゆず油ゆず油
口コミサイトでも大人気のゆず油を使ったヘアオイルが「無添加ゆず油」です。
人気コスメブランド「ウテナ」から発売されています。
無着色・無香料・無添加で、パラベンフリーというとことん優しい造りも人気の秘密です。
ヘアオイルの人気ランキングには必ず登場するこのヘアオイルの魅力を見てみたいと思います。
使用されるゆずは高知県産!
ゆずの生産量日本一は高知県です。
「無添加ゆず油」のメーカー、ウテナが選んだのは高知県北川村のゆず。
北川村は高知県の中でも有数のゆずの生産地として知られるており、共にヘアオイルの原材料となるゆずの開発を行うことにしたのです。
驚くべきことに、北川村のゆずはヨーロッパで大人気。
日本で初めて欧州にゆずを輸出したのはこの北川村なのです。
そんなゆずを使用して、最高品質のヘアオイルを目指しています。
自然溢れる豊かな環境と、歴史
北川村は高知県の山間にあり、見渡す限り山しかありません。
そんな自然豊かな環境と気候、土壌などが高品質のゆずを育ててくれています。
北川村のゆず栽培の歴史は江戸末期のこと。
近江屋事件で横死した有名な幕末の志士、中岡慎太郎はこの北川村の出身でした。
彼が中心となって北川村ではゆずの栽培が始まったと言われています。
手間暇かかった生育方法です!
広く流通し、一般に使用されているゆずは、カラタチの台木に接ぎ木して4、5年で収穫されます。
早く多くの量を収穫できるのですが、ゆずの寿命は短く、せいぜい2~30年と言ったところです。
ところが北川村で作られているゆずは寿命が長く、100年~200年になるものもあるそうです。
これは、生育方法が他とは異なっているため。
北川村のゆずは「実生のゆず」と呼ばれ、実がなるのに18年もかかります。
人間が管理し、収穫しやすいように育てるのではなく、ゆず自身が育つ場所を選び、自然のままにのびのびと生育するからです。
「実生のゆず」は樹齢を重ねるごとに地中深くまっすぐに根を下ろし、地下の栄養分をタップリ吸い上げながら成長します。
時間をかけてじっくりと自然の力を蓄えるため、一般のゆずとは異なり強い生命力にあふれています。
おかげで病気に強く、寿命も長くなるというわけなのです。
このような「実生のゆず」はあまりありません。
日本にはおよそ5000本しかないと言われている、希少なものなのです。
「実生のゆず」だからこそ、高品質!
実生のゆずは収穫までに長い年月と手間がかかります。
しかし、収穫された実は通常のものを遥かにしのぐ高品質なものです。
厳しい自然の中で育ったゆずは酸味も甘みも強く、格別な味わいを持っています。
「無添加ゆず油」にはこんな高品質のゆずが原材料として使用されているのです。
まとめ
ゆずは日本の果実なので親近感がありますよね。
天然成分のものなら安心して使えますし、お肌が弱い人にもおすすめできます。
ウテナの「無添加ゆず油」はとても評価の高いヘアオイルで大人気。
そもそもゆずの名産地北川村にはゆずの種からオイルを抽出する技術がなかったため、捨てていたのだそうです。
それを再利用し優秀なヘアオイルとして活用できるようになったのですから、すごいですよね。
日本にわずかしかない「実生のゆず」を使ったヘアオイル、是非試してみて下さいね。