ヘアオイルとしても使える万能オイル!マカダミアナッツオイルの特徴と効果について
髪のケアにピッタリなヘアオイル。
ヘアオイルは髪に潤いを与え、まとまりやすくします。
また、頭皮環境を整える効果もあるため、美しい髪が育つことに繋がります。
そのような美髪効果に優れたヘアオイルには、たくさんの種類がありますが、ここではマカダミアナッツオイルを紹介していきます。
マカダミアナッツはお菓子にも使用されていることから有名ですが、マカダミアナッツオイルとはどのような効果や特徴があるオイルなのでしょうか?
では、さっそく見ていきたいと思います。
目次
マカダミアナッツオイルってどのようなオイル?
マカダミアナッツオイルは、ヤマモガシ科の植物であるマカダミアの殻果を抽出したオイルになります。
ちなみに殻果とは、マカダミアになる果実のことを言い、簡単に説明するとナッツになります。
そのように、殻果という意味は、殻と実が密着していない果実のことを言います。
そのような実をつけるマカダミアの原産地はオーストラリアであり、直径2cmくらいの殻果は主にお菓子などの食用として使用されています。
そして、お菓子以外にオイルとしても使用されており、マカダミアナッツに圧力を加えて搾り出したマカダミアナッツオイルは、ヘアケアやスキンケアとしても利用されています。
マカダミアナッツは脂質の含有率が高いため、生産量の多いハワイではマカダミアナッツを砕き、緊急事態の際に灯りとして使用することも希にあります。
マカダミアナッツオイルに含まれている成分
マカダミアナッツオイルにはオレイン酸とパルミトレイン酸が豊富に含まれています。
そのオレイン酸は酸化しにくい性質があり、マカダミアナッツオイルの約5割を占めている成分になります。
そして、パルミトレイン酸は約2割を占めている成分になり、肌を柔らかくする作用があります。
オレイン酸とパルミトレイン酸は皮脂にも含まれている成分になり、パルミトレイン酸は年齢を重ね老化が進むにつれて減っていくため、食べ物から摂ることも大切になります。
このように、皮脂にも含まれている成分がマカダミアナッツオイルにも含まれているので、人間と相性の良いオイルと言うことができます。
マカダミアナッツオイルにはその他にも、パルミチン酸・リノール酸・ステアリン酸・リノレン酸・ミリスチン酸などの脂肪酸が含まれています。
マカダミアナッツオイルの効果
マカダミアナッツオイルには、肌の修復をサポートし、肌にハリや弾力が出て、シワやたるみを改善する働きが期待できます。
また、マカダミアナッツオイルに含まれているパルミトレイン酸にはLDL(悪玉)コレステロールを減らす働きがあるため、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果が期待できます。
パルミトレイン酸はその他にも、血管の栄養源になる役割もあります。
血管が細く脆くなると、脳卒中や心臓病の原因となりますが、血管の栄養源にもなっているパルミトレイン酸を摂ると、血管は太く丈夫になるため、それらの病気を予防する効果も期待することができます。
また、マカダミアナッツオイルに多く含まれているオレイン酸には、胃腸の機能を良くする働きもあります。
こんなにたくさんの体に嬉しい効果のあるマカダミアナッツオイルは、ヘアオイルとしても効果を発揮します。
マカダミアナッツオイルの髪への効果
マカダミアナッツオイルは、皮脂にも含まれているオレイン酸が豊富に含まれていることから、肌に馴染みやすいオイルです。
肌に馴染みやすいということは、頭皮にも馴染みやすいということになります。
美容効果のある成分が豊富に含まれているため、頭皮マッサージでオイルを浸透させることにより、頭皮環境を良くすることができます。
健康的で美しい髪にするには、頭皮環境を良くすることは大切であり、髪の毛が生えてくる基礎となる部分を、マカダミアナッツオイルによって良くする効果が期待できます。
また、頭皮だけでなく、髪を保湿する力にも優れており、乾燥や刺激により傷んだ髪を潤いのあるまとまりやすい髪にする働きもありあす。
精製されたもの未精製のもの
多くのヘアオイルには精製されたものと未精製のものがあり、マカダミアナッツオイルにも精製されたものと未精製のものがあります。
精製されたものは、製法により不純物などを除去したオイルになります。
そのオイルは、精製する過程で香りや色が取り除かれ、粘度が低くなります。
そして、栄養成分も多少失われてしまいます。
それに対し未精製のものは精製されていないので、オイルそのままの香りや色などがあり、栄養成分もそのまま含まれています。
しかし、多くのマカダミアナッツオイルは、未精製のものでもろ過されて販売されています。
精製と未精製のオイルにはこのような違いがあり、精製されたもののほうが刺激が少ないため、肌の弱い敏感肌の方や、ヘアオイル初心者は精製されたオイルの方をおすすめします。
マカダミアナッツオイルの髪への効果的な使い方
シャンプー前の頭皮や髪のケアに
マカダミアナッツオイルは、シャンプー前のヘアケアに効果的です。
シャンプー前に髪に馴染ませたり、頭皮マッサージで使用することにより、美髪効果を期待することができます。
髪に使用する場合は、髪の内側や毛先などを馴染ませていき、最後に髪の表面に馴染ませます。
そして、頭皮に使用する場合は、頭皮を優しくマッサージしてオイルを馴染ませていきます。
これらの工程が終わったら、蒸しタオルで頭を覆い、20分くらい置きましょう。
そして、20分くらい経過したら、シャンプーでしっかりと洗い流しましょう。
このようにすることで、髪や頭皮にオイルの栄養成分が浸透し、頭皮の状態が良くなり、髪には潤いがでます。
頭皮の状態が良くなることは育毛にも繋がるため、美しく健康的な髪を育てることができます。
ドライヤーを使用する前に
髪を洗って、髪を乾かさないと雑菌が増え、フケや抜け毛の原因となります。
また、髪が濡れているとキューティクルが開いているため、髪が傷みやすくなります。
そのため、髪を洗ったらドライヤーで乾かすことが大切ですが、ドライヤーの熱は髪の毛にダメージを与えてしまいます。
「では、どうすれば良いのか?」ということになりますが、ドライヤーを使う前にマカダミアナッツオイルを付けると良いです。
ドライヤーを使う前にマカダミアナッツオイルを少量手に取り、髪に馴染ませます。
そのようにすることで、髪がオイルでコーティングされ、ドライヤーの熱から髪の毛を守ってくれます。
手の平でなく、左右の手の指でオイルを伸ばし手櫛をすることにより、隈なく髪に馴染ませることができます。
その際、指ではなく髪に馴染ませることが目的なため、時間をかけて指にオイルを伸ばし過ぎないようにしましょう。
ヘアスタイリングとして使う
マカダミアナッツオイルは、ヘアスタイリングとして使うのもおすすめです。
髪がボサボサしていたり、寝ぐせが付いていると、髪を整えるのに手間がかかります。
そのような場合に効果的で、マカダミアナッツオイルをヘアスタイリングに使用することにより、髪が潤いまとまりやすくなります。
そのため、髪が整えやすくなるので、効率的にヘアスタイリングを行うことができます。
ですが、付け過ぎるとベタッとしてしまうので、使用量には注意しましょう。
まとめ
マカダミアナッツオイルは、健康や美容に良いパルミトレイン酸が豊富に含まれていることが魅力となっており、その成分を食用で補給するだけでなく、ヘアオイルとして頭皮に浸透させても美容効果を期待することができます。
そのような万能オイルであるマカダミアナッツオイルは、酸化しにくいオイルといわれていますが、高温多湿の場所を避けて保存するようにしましょう。